農薬情報>殺菌剤


特長
■種類名:プロピネブ水和剤
■有効成分:プロピネブ…70.0%
■性状:淡褐色水和性微粒及び細粒
■毒性:普通物
■有効年限:3年
■包装:500g×20袋、1kg×10袋
■作用機構分類:FRAC M3(多)[プロピネブ]
いちごの炭そ病
  • 顆粒水和剤なので、薬剤調製時の計量が容易なだけでなく、粉立ちによる薬剤吸入の心配がないので使用者にとって使い易い薬剤です。
  • りんごの斑点落葉病、褐斑病をはじめ各種の薬害に的確な効果を発揮します。
  • なしの黒斑病、いちごの炭疽病に対して優れた予防効果を示します。
  • 耐雨性が良く、光線や温度による分解がゆるやかですので雨の多い日本では好適な薬剤です。
適用病害及び使用方法
作物名 適用病害名 希釈倍数
(倍)
散布量
(g/10a)
使用時期 総使用回数* 使用
方法
いちご
(仮植床)
炭そ病 500 150〜300 仮植栽培期 6回以内 散布
すいか 炭疽病 400〜600 150〜200 収穫前日まで 4回以内
つる枯病
なし 赤星病 500 200〜700 収穫45日前まで 4回以内
(休眠期は1回)
黒星病
黒斑病 250 300〜400 休眠期
500 200〜700 収穫45日前まで
ニセナシサビダニ 500
りんご 褐斑病 4回以内
黒星病
黒点病
すす点病
すす斑病
炭疽病
斑点落葉病
輪紋病
* 収穫物への残留回避のため本剤およびその有効成分を含む農薬の総使用回数の制限。
試験成績
いちごの炭疽病に対する防除効果
  • 品種:とよのか
  • 発生状況:少発生
  • 接種:10/3、胞子噴霧接種
  • 区制:1区10株、3反復
  • 散布:10/2、11、20日
    3回散布
  • 調査:10/27上位3復葉の小葉の発病を調査
(H9年 福岡県農業総合試験場)

りんごの斑点落葉病に対する防除効果
  • 品種:スターキングデリシャス(25年生)
  • 発生状況:多発生
  • 区制:1区1樹、3反復
  • 散布:6月27日、7月7日・16日・28日、8月8日・18日・28日
    7回、1樹当り10L散布
  • 調査:9月18日、1樹当り20新梢の全葉の発病を調査
(H9年 青森県りんご試験場)

りんごの褐斑病に対する防除効果
  • 品種:スターキングデリシャス(17年生)
  • 発生状況:中発生
  • 区制:1区3樹、2反復
  • 散布:6月18日、7月2日・17日・31日、8月14日
    5回、1樹当り12L散布
  • 調査:8月26日、各区任意30新梢の全葉の発病を調査
(H9年 秋田県果樹試験場)

りんごの炭疽病に対する防除効果
  • 品種:ふじ(10年生)
  • 発生状況:甚発生(接種)
  • 区制:1区1樹、3反復
  • 散布:6月30日、7月12日・26日、8月10日
    4回、1樹当り10L散布
  • 調査:8月17日、1樹当り30果実の発病状態を調査し、発病果率を算出
(H11年 青森県りんご試験場)

なしの黒斑病に対する防除効果
  • 品種:二十世紀(25年生)
  • 発生状況:甚発生
  • 区制:1区1主枝、3反復
  • 散布:5月28日、6月5日・13日、23日、7月3日・14日
    6回、1主枝当り25L散布
  • 調査:7月25日、1主枝当り10新梢の葉の発病を調査
(H9年 鳥取県園芸試験場)

すいかのつる枯病に対する防除効果
  • 品種:縞王(25年生)
  • 発生状況:中発生
  • 区制:1区9.6m²、3株/区、3連制
  • 散布:7月21日・29日、8月4日
    3回散布
  • 調査:8月14日、各区小葉100葉の発病を調査
(H10年 長野県野菜花き試験場)
使用上の注意事項
効果・薬害などの注意
  • 散布液調製後はそのまま放置せず、できるだけ速やかに散布して下さい。
  • 石灰硫黄合剤などアルカリ性薬剤との混用は避けて下さい。またボルドー液、銅水和剤等銅 を含む薬剤との混用および近接散布は薬害を生ずる恐れがありますので避けて下さい。
  • りんごに使用する場合、落花10日後〜 20日後頃の幼果期に、各種乳剤と混用するとサビ果を 生ずることがありますので、できるだけ避けて下さい。
  • なしに散布する場合、新葉展開期(5月中旬頃まで)の散布では、葉の色つきが遅れることが ありますが、その後の生育に対する影響は認められていません。
  • 蚕に対して影響がありますので、周辺の桑葉にはかからないようにして下さい。
安全使用・保管上の注意
  • 粉末は眼に対して弱い刺激性があるので眼に入らないよう注意して下さい。眼に入った場合には直ちに水洗して下さい。
  • 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用して下さい。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに衣服を交換して下さい。
  • 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯して下さい。
  • かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意して下さい。
  • 水産動植物(藻類)に影響を及ぼす恐れがありますので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用して下さい。
  • 使用残りの薬剤が生じないように調製を行い、使いきって下さい。散布器具および容器の洗浄水は、河川等に流さないで下さい。また、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理して下さい。
  • 直射日光を避け、食品と区別して、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管して下さい。
  • 漏出時は、保護具を着用し掃き取り回収して下さい。
  • 火災時は、適切な保護具を着用し消化剤等で消化に努めて下さい。
  • 移送取扱いは、ていねいに行って下さい。
製造:バイエル クロップサイエンス(株)