- 昆虫成長制御剤(IGR:Insect Growth Regulator)
昆虫特有の生理、生態をターゲットとした昆虫成長制御剤(IGR)です。他のIGRとは異なり脱皮ホルモンの代謝系に作用することにより昆虫の外部骨格の主成分となるキチン生合成を強く阻害し、新しい表皮クチクラの形成を抑え、幼虫の脱皮時に致死させます。
- 優れた残効性
幼虫に対する脱皮阻害作用だけでなく、成虫への産卵抑制作用および卵のふ化抑制作用を有することから、散布の当世代はもちろん、次世代の生息密度を抑制しますので長期の防除効果が期待できます。
- 効果安定性
リサージェンスを引き起こさず、既存の殺虫剤に抵抗性の発達した害虫にも有効で安定した防除効果が得られます。
- 低薬量
殺幼虫活性が極めて高く、LC50値は主な有機リン系、カーバメート系殺虫剤の1/50〜1/100という低薬量で効果を発揮します。
- 選択性・天敵保護
哺乳動物には極めて毒性が低く(普通物)、限られた昆虫にのみ活性が強く、高度な選択性をもつ安全な薬剤です。そのためほとんどの天敵類・有用昆虫に悪影響を与えません。生態系のバランスを維持し、害虫のみを防除することからIPM(総合的有害生物管理)に適した薬剤と言えます。
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