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特長
種類名 ホセチル水和剤
有効成分 ホセチル・・・80.0%
性状 類白色水和性粉末45μm以下
毒性 普通物
安全性 製品安全データシートバイエルクロップサイエンス(株)へのリンク)
有効年限 3年
包装 500g×20袋
作用機構分類 FRAC P07(P7)[ホセチル]
  • べと病菌、疫病菌やアルタナリア属菌などに高い効果を示します。
  • 浸透移行性に優れ、植物体内を上方へも下方へも移行します。
  • 病原菌に対する直接作用とともに植物自体が持つ自己防衛機能を高め、病原菌の侵入を防ぎます。
  • 植物の生育の盛んな時期に使用すると、高い効果を発揮します。
  • 予防効果に優れ、散布後に伸長した新梢での発病を抑制します。
  • ほうれんそう、わけぎに登録されている数少ない殺菌剤です。
  • 耐性菌出現の可能性はほとんどありません。

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(製造・販売元 バイエルクロップサイエンス(株)へのリンク)

適用病害及び使用方法
作物名 適用病害虫 希釈倍数 使用方法 使用時期 本剤の使用回数 散布液量 ホセチルを含む農薬の総使用回数
畑わさび(根茎) べと病  600倍 散布 収穫21日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
わさび(根茎) べと病  600倍 散布 畑育苗期 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
なばな 白さび病  2000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
かぼちゃ 疫病  400〜800倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
べと病  400〜800倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
きゅうり べと病  400〜800倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
メロン べと病  800倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
にんじん 黒葉枯病  800倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
ほうれんそう 白斑病  1500倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
べと病  1500倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
ねぎ 疫病  800倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
べと病  800倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
わけぎ 疫病  800倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
べと病  800倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
エンサイ 白さび病  1000倍 散布 収穫7日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
みつば べと病  1000倍 散布 収穫14日前まで(但し、伏せ込み栽培は伏せ込み前まで) 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
サラダ菜 褐斑病  1500倍 散布 収穫3日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
かんきつ 褐色腐敗病  400〜800倍 散布 収穫前日まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
苗疫病  400〜800倍 散布 収穫前日まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
キウイフルーツ 果実軟腐病  600倍 散布 幼果期まで(但し、収穫120日前まで) 2回以内 200〜700L/10a 2回以内
なし 疫病  800〜1000倍 散布 収穫14日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
黒斑病  800倍 散布 収穫14日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
輪紋病  800倍 散布 収穫14日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
ぶどう べと病  800倍 散布 収穫30日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
りんご 褐斑病  1000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
すす点病  800〜1000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
すす斑病  800〜1000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
斑点落葉病  800〜1000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
パイナップル 心腐病  200倍 苗浸漬 植付時 1回 - 2回以内(但し、苗浸漬は1回以内)
心腐病  400〜800倍 土壌灌注 開花期まで 2回以内 100ml/株 2回以内(但し、苗浸漬は1回以内)
根腐萎凋病  400〜800倍 土壌灌注 開花期まで 2回以内 100ml/株 2回以内(但し、苗浸漬は1回以内)
パッションフルーツ 疫病  800倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
さるなし 果実軟腐症  600倍 散布 収穫60日前まで 1回 200〜700L/10a 1回
ホップ べと病  800倍 散布 収穫14日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
たばこ 疫病  400〜800倍 株元灌注 大土寄時 2回以内 200ml/株 2回以内
舞病  400〜800倍 株元灌注 移植時 2回以内 100ml/株 2回以内

アリエッティ水和剤の製品ちらし (バイエルクロップサイエンス(株)へのリンク)
アリエッティ水和剤の技術資料 (バイエルクロップサイエンス(株)へのリンク)

使用上の注意事項
効果・薬害などの注意
  • 散布液調製後できるだけ速やかに散布して下さい。
  • 石灰硫黄合剤およびボルドー液との混用は避けて下さい。
  • 無機銅を含む剤との混用および近接散布は薬害を生ずる恐れがありますので避けて下さい。 また、葉面散布肥料との混用は薬害を生じるおそれがありますのでさけて下さい。
  • ほうれんそう、わけぎに使用する場合、誤って高濃度で散布すると薬害を生ずることがありますので、所定濃度を厳守し、重複散布を避けて下さい。
  • なし(ただし、幸水、豊水を除く)に使用する場合、6月中旬までの散布は、葉に薬害を生ずる恐れがありますので避けて下さい。なお、幸水および豊水に使用する場合、6月中旬までの散布は、葉にクロロシス等を生ずる場合がありますが、通常は実用上問題ない程度です。
  • かんきつに使用する場合、未硬化葉がコルク化する薬害が生ずる恐れがありますので留意して下さい。
  • みかんに使用する場合、高温時は日焼け果発生を助長する恐れがありますので注意して下さい。
  • ぶどうに使用する場合、幼果期から果粒肥大期の散布は、果粉の溶脱を引き起こしますので使用は避け、新梢伸長期から落花期までおよび袋掛け以降に使用して下さい。
  • 本剤を使用したわさびの苗を畑地からわさび田に移植する場合には、使用した農薬がわさび田の水系に持ち込まれないよう、わさびの苗に付着した土を十分に洗い落として下さい。
  • ☆フロアブル剤と混用する場合、必ずフロアブル剤を最初に所定濃度に希釈してから本剤を加えて下さい。
安全使用・保管上の注意
  • 誤飲、誤食などのないよう注意して下さい。
  • 粉末は眼に対して刺激性がありますので、散布液調製時には保護眼鏡を着用して薬剤が眼に入らないよう注意して下さい。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けて下さい。
  • 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用して下さい。また散布液を吸い込んだり浴びたりしないよう注意し、作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに衣服を交換して下さい。
  • 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯して下さい。
  • かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意して下さい。
  • 高温あるいは吸湿しやすい条件下では、物理的性状が劣化する恐れがありますので、直射日光を避け、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管して下さい。
製造:バイエルクロップサイエンス(株)