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作物別使用法と試験成績

なしでの使用法と試験成績


ナシヒメシンクイ
バリアード顆粒水和剤はシンクイムシ類に対し高い食入防止効果があり、また、有機リン剤や合成ピレスロイド剤などに抵抗性のアブラムシ類や葉を巻くタイプのアブラムシ類にも高い効果があります。これらの発生期に合わせ、他の害虫の同時防除を狙って次のような使用時期が考えられます。

  • 使用適期
    1. シンクイムシ類の食入防止効果とアブラムシ類の増殖期を狙った5月上・中旬。
    2. アブラムシ類の増殖期とシンクイムシ類、コナカイガラムシ類の同時防除を狙った6月中・下旬。
  • なしの害虫発生時期と防除時期
    この図は害虫発生の傾向と防除の目安を示したもので、地域により発生時期など異なります。実際の防除に当たっては病害虫防除所等関係機関の指導に従って使用して下さい。
  • 試験成績
    なしのモモシンクイガに対する防除効果
    • 発生状況:多発生
    • 品種:幸水、15年生
    • 散布月日:6/27、7/11、25、8/7 計4回
    • 調査月日:9月上旬(3〜10日)、全果実について被害調査
    • 平成8年 長野県南信試験場
    なしのアブラムシ類に対する防除効果
    • 発生状況:中発生
    • 品種:豊水、10年生
    • 散布月日:6/28
    • 調査月日:6/28(散布前)、7/12(散布後14日後)
    • 平成8年鳥取県園芸試験場