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自然の生態系を利用した天敵農薬による簡単防除、天敵殺虫剤

ツヤコバチEF

特長
■有効成分:オンシツツヤコバチ(エンカルシア・フォルモーサ)羽化雌成虫60頭/カード
■性状:黒色寄生蛹
■毒性:普通物
■包装:寄生蛹60頭x40枚
【オンシツツヤコバチの成虫】
体長約0.6mmの内部寄生蜂です。
20℃の温度条件下での成虫の寿命は約25日です。
25℃の好適条件下では約350卵産卵します。
  • 天敵生物であり、環境に対する影響、各種残留問題、人畜に対する毒性の心配がありません。
  • オンシツコナジラミの発生初期に使用することで、経済的に長期間密度を抑制します。
  • 天敵なので、薬剤抵抗性発達の心配がありません。
  • 処理が容易で、労力の軽減がはかれます。
オンシツコナジラミ成虫 オンシツコナジラミの
排泄物によるすす病被害
適用害虫と使用方法
作物名 適用害虫名 使用量 使用時期 使用回数 使用方法
トマト(施設栽培) オンシツコナジラミ 20〜30株当り1カード 発生初期 放飼
ミニトマト(施設栽培)
防除成功のポイント
  1. 温度管理
    適温を保つための工夫と、それに合わせた放飼量、放飼回数の調整。
  2. 低密度での導入
    害虫が増加してからの導入では効果が発揮されない場合があります。常に害虫の発生動向に気を配って下さい。
  3. 害虫の侵入防止
    ハウス周辺の除草など、害虫の発生源を極力除去して外部からの害虫んぼ侵入を防いで下さい。
  4. 天敵を増やす
    温室ツヤコバチの最適環境を作るのはもちろんのこと、マミーのついている下葉はなるべくハウス内に残すなど、天敵を保護する工夫をして下さい。
ツヤコバチEF導入例
オンシツツヤコバチの使い方と効果の仕組み
カードを1枚ずつ切り離し、畝間を歩きながら目通しの高さの枝に均一に吊り下げて行きます。
カードの上部に開いている穴を枝等にかけるようにして吊り下げます。
オンシツツヤコバチのライフサイクル
最適条件下では1頭当り約500頭のオンシツコナジラミ防除が可能です。
オンシツツヤコバチの寄生により10日〜数週間後にできたマミー(黒化蛹)
オンシツツヤコバチの羽化
オンシツツヤコバチによる産卵寄生
トマトの葉裏についたオンシツコナジラミの成虫
ホストフィーディングによる効果
栄養摂取のため、コナジラミ幼虫の体に穴を開け、体液を吸収します。
幼虫死亡
ハウス内の環境設定(温度の管理)
オンシツツヤコバチの導入適温は20〜30℃です。この温度範囲での成虫の分散能力は10〜30mほどです。温度が17℃以下では成虫の飛翔能力が低下し、ほとんど歩行による移動だけのため、カードの設置場所付近に分布がかたよることになります。このような場合は、カードの設置枚数を基準より多くするなどの工夫が必要です。
導入のタイミング
  1. 黄色粘着トラップ利用法
    トマトの生長点くらいの高さにトラップを設置します。設置数は10a当り10ヶ所程度として、コナジラミ成虫が1頭でも付着したら天敵を発注し、到着次第直ちにカードを設置して下さい。
  2. たたき落とし法
    トマト上位葉を無作為に10ヶ所程度たたいて歩きます。1頭でもコナジラミ成虫が確認できたら天敵を発注し、到着次第ただちにカードを取り付けます。
  3. スケジュール導入法
    コナジラミが常発するようなハウスでは、定植前に所定の粒剤を土壌処理することをお勧めします。この残効がきれる頃からスケジュール的にオンシツツヤコバチを放飼する方法もあります。
上記のいずれの場合においてもコナジラミが多発している条件下ではカード取り付け前に影響の少ない殺虫剤で防除して下さい。
使用上の注意
  • 本剤はオンシツコナジラミに寄生する天敵オンシツツヤコバチの寄生蛹(マミー)をカードに貼り付けた製剤です。
  • オンシツツヤコバチの生存日数は短いので、入手後直ちに使用し、使い切ってください。
  • カードは20〜30株当り1カードの割合で枝等に吊り下げて放飼してください。
  • オンシツコナジラミの生息密度が高くなってからの放飼では十分な効果が得られないことがあるのでオンシツコナジラミがまだ低密度で発見され始めたときに最初に放飼してください。
  • 天敵としてオンシツツヤコバチが有効な密度(1株当り約2頭)を保つためオンシツコナジラミの発生初期より1週間おきに4回連続して圃場全面に放飼してください。
  • オンシツツヤコバチの活動に影響を及ぼすおそれがあるので、本剤の放飼前後の薬剤散布はさけてください。
  • 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。
販売:シンジェンタ ジャパン(株)
製造:(株)トモノアグリカ