農薬情報>殺虫剤


特長
■種類名:ピリフルキナゾン水和剤
■有効成分:ピリフルキナゾン・・・20.0%
■毒性:普通物
*ラット急性毒性
経口毒性 LD50値:300-2000mg/kg
経皮毒性 LD50値:>2000mg/kg
*ウサギ皮膚刺激性:刺激性なし
*ウサギ眼刺激性:軽度刺激性
*モルモット皮膚感作性:感作性なし
*魚類(コイ)急性毒性 LC50値:33.9mg/L
*オオミジンコ急性遊泳阻害 EC50値:0.0058mg/L
■天敵・有用昆虫に対する安全性
*天敵・有用昆虫に対する影響
*セイヨウオオマルハナバチ
100ppm処理でも影響ありません。(訪花昆虫への影響もありません。)
*セイヨウミツバチ
100ppm処理でも直接的な殺虫効果はありません。ただし、短期的に影響が見られます。
*天敵類
天敵類への影響は全体的に小さいと考えられます。一部ハチ類への影響が室内試験で見られる例があり、今後圃場レベルでの影響確認が必要と思われます。
訪花昆虫としてミツバチを使用する場合には注意が必要です。
(コルト顆粒水和剤処理後、3日間は放飼を控えてください。)
*室内評価
天敵への影響は小さく、ハチ類の成虫に対して短期的やや影響が見られます。
昆虫類 処理ステージ 試験方法 天敵有用昆虫昆虫等に対する影響
コルト50ppm
ナミテントウ 成虫 虫体散布法
ナミヒメハナカメムシ 成虫
タイリクヒメハナカメムシ 幼虫
ショクガタマバエ 幼虫
オンシツツヤクバチ *
ククメリスカブリダニ 成虫
チリカブリダニ 成虫
ミヤコカブリダニ 成虫
キクヅキコモリグモ 成体
セイヨウオオマルハナバチ 成虫
セイヨウミツバチ 成虫
表は室内試験、○:影響なし、△:影響有り(行動)
* 羽化後の成虫に対して影響(行動)が認められる。
  • 新しいタイプの殺虫剤
    昆虫の行動を制御する(IBR*)これまでにない殺虫剤です。
  • 抵抗性を持つ害虫に有効
    既存薬剤に対して感受性の低下した害虫に対しても有効です。
  • カメムシ目昆虫・チャノキイロアザミウマ防除に効果的
    アブラムシ類、コナジラミ類、カイガラムシ類、チャノキイロアザミウマなどの害虫に対して特に有効です。
  • 速効的な摂食阻害作用
    速やかに吸汁行動に影響を及ぼし、高い摂食阻害作用を示します。
  • 天敵や有用昆虫に優しい。
    天敵類への影響が少ないため、IPMでの活用に適しています。
*IBR剤 昆虫行動制御剤(Insect Behavior Regulator)
速効的に吸汁活動を停止させ、歩行・飛翔行動を阻害して作物から離脱させます。また、定着行動を阻害することにより、作物に寄生できないまま死亡させます。
適用害虫及び使用方法
作物名 適用病害虫 希釈倍数 使用方法 使用時期 本剤の使用回数 散布液量 ピリフルキナゾンを含む農薬の総使用回数
キャベツ アブラムシ類 3000〜4000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
きゅうり アブラムシ類 4000倍
コナジラミ類
トマト アブラムシ類 4000倍
コナジラミ類
ミニトマト アブラムシ類 4000倍
コナジラミ類
ピーマン アブラムシ類 4000倍 2回以内 2回以内
コナジラミ類
なす アブラムシ類 4000倍 3回以内 3回以内
コナジラミ類
いちご アブラムシ類 3000〜4000倍 3回以内 3回以内
コナジラミ類 3000〜4000倍
レタス アブラムシ類 3000〜4000倍 収穫前日まで 3回以内 3回以内
非結球レタス アブラムシ類 収穫7日前まで
かんきつ アブラムシ類 4000倍 収穫前日まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
アカマルカイガラムシ 2000倍
ヤノネカイガラムシ 2000〜3000倍
コナジラミ類 3000倍
チャノキイロアザミウマ
コナカイガラムシ類
かき チャノキイロアザミウマ 2000〜3000倍
フジコナカイガラムシ
なし アブラムシ類 4000倍
クワコナカイガラムシ 3000〜4000倍
ぶどう チャノキイロアザミウマ 3000倍
コナカイガラムシ類
りんご アブラムシ類 3000〜6000倍
クワコナカイガラムシ 3000〜4000倍
もも アブラムシ類 4000倍
ウメシロカイガラムシ 2000〜3000倍
ネクタリン アブラムシ類 4000倍
ウメシロカイガラムシ 2000〜3000倍
ばれいしょ アブラムシ類 4000〜8000倍 100〜300L/10a
クワシロカイガラムシ 2000〜3000倍 摘採7日前まで 2回以内 1000L/10a 2回以内
ミカントゲコナジラミ 3000倍 200〜400L/10a
チャノキイロアザミウマ 2000〜3000倍
チャノミト゛リヒメヨコバイ
殺虫スペクトルと効果発現速度
活性を示す科
活性を示す種名
効果発現速度(モモアカアブラムシ、タバココナジラミ)

作用特性
生育ステージと効果
試験成績
なし/アブラムシ類(ユキヤナギアブラムシ)
ぶどう/チャノキイロアザミウマ
ピーマン/コナジラミ類(タバココナジラミ バイオタイプQ)
かんきつ/ヤノネカイガラムシ
使用上の注意事項
  • 植物体への浸透移行による効果は弱いので、かけ残しのないように葉の表裏に十分散布してください。
  • ミツバチに対して影響があるので、以下のことに注意してください。
    1. ミツバチやその巣箱及びその周辺にかからないようにしてください。
    2. 受粉促進を目的としてミツバチ等を放飼中の施設や果樹園などでは使用をさけてください。
    3. 養蜂が行われている地区では、周辺への飛散に注意するなど、ミツバチの危害防止に努めてください。
  • 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
  • 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。
  • 使用中に身体に異常を感じた場合に医師の手当を受け、また、誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせてください。
  • 眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗いし、眼科医の手当を受けてください。
  • 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに洗眼してください。
  • かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
  • 水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼす恐れがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。
  • 散布用具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。
製造・販売 日本農薬(株)
グリーンジャパンホームへ