農薬情報>土壌病害虫薬剤


特長
■有効成分:クロルピクリン・・・99.5%
■毒性:劇物
■魚毒性:C類相当
  1. 処理時の刺激が少ない
    クロルピクリンテープは、土壌殺菌剤クロルピクリンをガス密閉効果のすぐれた水溶性フィルムに封入したテープ状の新しいクロルピクリン製剤です。このため、処理時のクロルピクリン特有の強い刺激臭が抑えられ、施設内においても使用することが出来ます。
  2. 処理器具不要で作業が簡単
    クロルピクリンテープの処理作業は、テープを土壌表面に置き、ポリエチレンなどの被覆材で被覆するだけです。処理器具不要で作業が簡単、省力的な薬剤です。
  3. 効き目の確かな有効成分クロルピクリン
    クロルピクリンテープの有効成分は、各種の野菜、特用作物、花卉などの土壌病害虫・線虫類に幅広く使用され、除草効果も期待できます。
  4. クロルピクリンテープの特性
    土壌表面に置かれたクロルピクリンテープは、ポリエチレン等の被覆剤で被覆した後に、土壌表面の水分や被覆材の内側に付着した結露により、テープの水溶性フィルムが破れ、有効成分のクロルピクリンが土壌中に拡散します。拡散したクロルピクリンは、直ちにガス化してくん蒸効果を発揮します。
使用方法
臭化メチル代替技術としての使い方(例)
作物名 適用病害虫名 使用量 総使用
回数*
使用方法
きゅうり 苗立枯病(リソクトニア菌)
苗立枯病(ピシウム菌)
つる割病
3g(110m)
/100m²
1回 (床土・堆肥)
床土、堆肥を30cmの高さに積み、
100cmx90cmごとに長さ1mの
本剤を設置する。
その上からポリエチレンなどで
被覆し、7日以上おくこと。

(圃場)
耕起整地後、本剤を90cm間隔に
土壌表面に設置し、その上から
ポリエチレン等で被覆すること。
処理後10日以上経過してから
播種または移植すること。
トマト
ミニトマト
苗立枯病(リソクトニア菌)
苗立枯病(ピシウム菌)
(床土・堆肥)
床土、堆肥を30cmの高さに積み、
100cmx90cmごとに長さ1mの
本剤を設置する。
その上からポリエチレンなどで
被覆し、7日以上おくこと。
萎ちょう病
青枯病
ネコブセンチュウ
(圃場)
耕起整地後、本剤を90cm間隔に
土壌表面に設置し、その上から
ポリエチレン等で被覆すること。
処理後10日以上経過してから
播種または移植すること。
なす 半身萎ちょう病
苗立枯病(リソクトニア菌) (床土・堆肥)
床土、堆肥を30cmの高さに積み、
100cmx90cmごとに長さ1mの
本剤を設置する。
その上からポリエチレンなどで
被覆し、7日以上おくこと。
ピーマン
とうがらし類
苗立枯病
青枯病 (圃場)
耕起整地後、本剤を90cm間隔に
土壌表面に設置し、その上から
ポリエチレン等で被覆すること。
処理後10日以上経過してから
播種または移植すること。
メロン つる割病
すいか つる割病
苗立枯病(リソクトニア菌)
苗立枯病(ピシウム菌)
(床土・堆肥)
床土、堆肥を30cmの高さに積み、
100cmx90cmごとに長さ1mの
本剤を設置する。
その上からポリエチレンなどで
被覆し、7日以上おくこと。
はくさい 苗立枯病(リソクトニア菌)
苗立枯病(ピシウム菌)
いちご 萎黄病 (圃場)
耕起整地後、本剤を90cm間隔に
土壌表面に設置し、その上から
ポリエチレン等で被覆すること。
処理後10日以上経過してから
播種または移植すること。
カーネーション 萎凋細菌病
* 総使用回数は、本剤およびクロルピクリンを含む農薬の総使用回数。
上手な使い方
畑の準備 薬剤処理 被覆 ガス抜き

土壌表面に
クロルピクリン
テープを
設置

(10〜20日位)

(5〜7日間)
規格
有効成分 クロルピクリン:99.5%
形状 水溶性袋1個当たり3mlのクロルピクリンが包装されており、テープ上を呈しています。
性状 封入時は無臭・無刺激ですがフィルム水壊時にはクロルピクリンの刺激臭と催涙性があります。
水溶性フィルム ポリビニルアルコール(PVA)を成分とし、クロルピクリンに対してバリア性の高いフィルムで水等によりバリア性は失われます。このPVAは炭素、水素、酸素からできている水溶性の高分子化合物です。また、PVAは身近なところに幅広く使用されています。土壌や水を汚染する心配はありません。
クロルピクリンテープの土壌中での挙動
  1. 有効成分クロルピクリンの土壌中への拡散
    クロルピクリンテープ処理後、被覆材の結露や土壌水分により水溶性フィルムが破れると、有効成分のクロルピクリンが直ちに土壌中に拡散しはじめます。うね内の有効範囲(くん蒸幅:左右それぞれ45cm、深度30cm)にクロルピクリンが十分に拡散するには、処理後4〜6日程度を要します。
  2. くん蒸効果の発見
    クロルピクリンテープは、現製品のクロルピクリン液剤に比べ2日間程度遅効的で、有効範囲(くn蒸幅45cm、深度30cm)を十分に消毒するには、処理後8日程度のくん蒸機関が必要です。
製造:日本化薬(株)