 |
保護具の準備 |
|
処理に際しては、吸収缶(活性炭入り)付き防護マスク、保護眼鏡、不浸透性手袋、長袖・長ズボンの作業着などを必ず着用してください。ガス抜き作業時も同様の保護具を着用してください。 |
|
|
 |
圃場の準備 |
|
- 前作の茎葉や根などを取り除きます。
- 土をよく耕起します。なるべく深く耕し、土塊は細かく砕きます。
- 整地を十分に行い、表面の凸凹がないようにします。
- 消石灰などのアルカリ性肥料を施用した場合は、10日以上おいてからクロピクフローを処理してください。(薬害)
|
 |
散布に必要な装置と器具の準備 |
|
 |
液肥混合器(液肥混入器) |
|
|
液漏れや目詰まりがないか点検します。 |
|
|
液肥混合器:スミチャージ、またはグリンゼッター |
|
|
※電気式注入機は使用を避けてください。 |
|
 |
分岐装置と灌水チューブ等 |
|
|
- 分岐装置
T字管、留め具、つなぎ手、送水ホース
- 灌水チューブ
スーパーエバーフローA-100、スミサンスイUマルチ60、ストリームライン8020、セフティ灌水チューブ
- その他
ポリタンク、ホースポンプ、ポリバケツ等
|
 |
分岐装置の組み立てと設置 |
|
 |
分岐装置の組み立て |
|
|
- T字管と送水ホースを用い、灌水チューブに接続する分岐装置を作成します。灌水チューブの間隔が90〜120cmとなるようにします。
- 液肥混合器と分岐装置をホースで接続します。
|
|
 |
設置 |
|
|
- 圃場の適当な位置に、液肥混合器と分岐装置を設置します。
- 灌水チューブの穴が上向きになるようにまっすぐに設置し、分岐装置に接続します。分岐装置と先端部分を留め具で固定します。
- 送水ポンプと液肥混合器をホースで接続します。
|
 |
漏れのチェックと水量調節 |
|
 |
水漏れチェック |
|
|
潅水装置に水を流し、液肥混合器や分岐装置、灌水チューブの接続部分等から水漏れがないことを確認します。 |
|
 |
水量の調整 |
|
|
- 灌水チューブから水が均一に出るように調整します。水の入口側と先端部分で、ほぼ一定な水の出方になっているか確認します。噴出する水の高さは30〜50cmが目安です(極端な傾斜地の場合は使用をさけてください)。
- 灌水しながら、液肥混合器の吸引コックを開け、吸引口から水が吸われることを確認します。
|
 |
クロピクフローの処理時間の調整 |
|
|
均一に散布するポイント |
|
|
- クロピクフローを処理する場合には、1Lの水が1分30秒で吸い終わるように液肥混合器のバルブを調整します。
-
| スミチャージの設定 |
| クロピクフロー処理量 |
フローメーター目盛り |
| 20〜30L/10a |
0.50〜0.80L/分 |
|
スミチャージの場合、フローメーターの目盛りを0.50〜0.80L/分を目安にセットします。
- グリンゼッターの場合は取扱説明書を参照し、クロピクフローを30L/10a処理する場合には目盛りを100倍、20L/10a処理する場合には150倍希釈となるように液肥調整コックを設定します。
|
 |
圃場の被覆 |
|
圃場表面を、厚さ0.05mm以上のポリエチレン等で被覆し、ガスが抜けないように、被覆材の端を土、水枕、パイプ等でしっかり押さえます。
液肥混合器と分岐装置のつなぎめは、被覆材をかぶせます(飛散防止)。 |
 |
クロピクフローの処理 |
|
- 処理は午前中か夕方の気温が低い時間に行ってください。
- 保護具の着用を確実に行ってください。
- クロピクフローを処理する場合、他剤と混用しないでください。特にカーバム剤およびカーバムナトリウム剤と混用すると、化学反応により発熱し危険です。
|
|
 |
液肥混合器の液肥吸入ホースを製品缶の口にしっかりと差し込み、口をアルミホイル等で覆って、中の薬剤の発揮を防ぎます。
一度に全量を使い切らない場合には、必要量のクロピクフローを、ホースポンプ等でポリタンクに計り取ります。ポリタンクは横転しないように注意してください。
(処理量は作物によって異なります。ラベルで処理する薬量を確認してください。重量で計る場合は容量の1.5倍となります。) |
|
 |
送水ポンプのバルブを開くか、ポンプのスイッチを入れると処理が開始されます。同時にクロピクフローの吸引と、漏れのないことを確認します。 |
|
 |
ポリタンクのクロピクフローが吸引後、薬剤と同量の水をポリタンクに入れ、ポリタンク、液肥混合器および灌水チューブの洗浄を行います。 |
|
 |
灌水チューブの先端から出る水の色が、乳白色から透明に変わったのを確認し、処理に要した時間と同じ程度の水を流し続けた後に注入を終了します。 |
 |
手入れの方法 |
|
ポンプ、液肥混合器、ホースを外し、液肥混合器を環境に影響のないところで洗浄します。 |
 |
施設・ハウスの管理 |
|
作業後はガスが施設・ハウスの外に漏れないようにすべてを閉鎖し、「くん蒸中立入り禁止」の表示をしてください。 |
 |
被覆期間 |
|
| 標準的なくん蒸期間 |
| 平均地温(℃) |
被覆期間(日) |
| 25〜30 |
約10 |
| 15〜25 |
10〜15 |
| 10〜15 |
15〜20 |
| 7〜10 |
20〜30 |
|
クロピクフローの被覆期間は地温によって異なります。従来のクロルピクリン剤同様、右記の表が被覆期間の目安となります。
 |
被覆期間が終了したらガスは抜けますが、まだ臭気が残っている時は土壌をよく切り返し、完全にガス抜きを行ってください。クロピクフローの処理に用いた灌水チューブを灌水に用いる場合には、薬剤の臭いがしないことを確認し、使用してください。 |
|
 |
灌水設備の洗浄 |
|
処理に使用した灌水装置(灌水チューブ、分岐管、塩ビ配管)を、作物の植付け後の灌水にも使用する場合には、被覆期間中に潅水装置に水を10分程度流して、洗浄を行います。 |
 |
播種・定植 |
|
播種または定植前に圃場の数ヶ所を掘り、薬剤臭がなく、完全にガスが抜けていることを確認してください。(クロルピクリンは地温、土質、土性、土壌水分などにより、ガスの拡散速度が異なります。)
心配な場合は、発芽テストを行ってください。また、灌水装置に薬剤臭が残っていないことを確認してください。薬剤臭がする場合には、臭いがなくなるまで灌水装置に水を流し、洗浄を行ってください。 |