農薬情報>殺菌剤


特長
■有効成分:テトラクロロインソフタロニトリル(TPN)・・・40.0%
■性状:類白色水和性粘 懸濁液体
■毒性:普通物
■魚毒性:C類相当
■有効年限:5年
■包装:250mlx40、500mlx20
  • 広範囲の病害に有効です。
  • 発売以来耐性菌の出現事例はありません。
  • 薬液調製が容易です。
    水中分散性・懸濁性に優れていますので、所定量を水中に入れ撹拌すれば速やかに安定した散布液ができます。
  • 有効成分が微粒子なので植物に均一に付着し、高い防除効果を発揮します。
  • 薬剤による汚れが少ないです。
適用病害名と使用方法
作物名 適用病害虫名 希釈倍数 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 総使用回数*
りんご 斑点落葉病、モニリア病、黒星病 1000倍 収穫45日前まで 3回以内 散布 3回以内
なし 黒斑病、黒星病 1000倍 3回以内(休眠期は1回以内)
もも 灰星病、黒星病 1000倍 収穫前日まで 6回以内 6回以内
ネクタリン 1000倍 2回以内 2回以内
いちじく 疫病 2000倍
キウイフルーツ 果実軟腐病 500〜1000倍 収穫60日前まで 7回以内 7回以内
マルメロ ごま色斑点病 1000倍 収穫30日前まで 4回以内 4回以内
かりん 黒点病、ごま色斑点病、白かび斑点病 1000倍 収穫45日前まで 3回以内 3回以内
パッションフルーツ 円斑病、疫病 1000倍 収穫14日前まで
パパイヤ 炭疽病 1000倍 収穫前日まで 5回以内 5回以内
ばれいしょ 疫病 500〜1000倍 収穫7日前まで
夏疫病 1000倍
やまのいも 炭疽病、葉渋病、つる枯病 1000倍 収穫30日前まで 6回以内 6回以内
やまのいも(むかご) 1000倍 収穫45日前まで
もりあざみ ステムフィリウム葉枯症 1000倍 収穫30日前まで 3回以内 3回以内
らっかせい 褐斑病 500倍 収穫14日前まで 4回以内 4回以内
きゅうり べと病、炭疽病、うどんこ病、灰色かび病、黒星病、褐斑病 1000倍 収穫前日まで 8回以内 10回以内(土壌灌注は2回以内、散布及びくん煙及びエアゾル剤の噴射は合計8回以内)
にがうり 炭疽病、うどんこ病、べと病、斑点病、つる枯病 1000倍 4回以内 4回以内
ズッキーニ うどんこ病 1000倍 3回以内 3回以内
すいか 炭疽病 700倍 収穫3日前まで 5回以内 5回以内
つる枯病 700〜1000倍
メロン うどんこ病 700倍
べと病 700〜1000倍
つる枯病 1000倍
かぼちゃ べと病、白斑病、うどんこ病 1000倍 収穫7日前まで 3回以内 3回以内
トマト 疫病、輪紋病、葉かび病、炭疽病、灰色かび病、すすかび病、うどんこ病 1000倍 収穫前日まで 4回以内 4回以内(土壌灌注は2回以内)
ミニトマト 1000倍 収穫7日前まで 2回以内 2回以内
なす 黒枯病、灰色かび病、すすかび病、うどんこ病 1000倍 収穫前日まで 4回以内 4回以内
キャベツ べと病 1000倍 収穫14日前まで 2回以内 2回以内(は種又は定植前の土壌混和は1回以内)
はくさい 白斑病、べと病、黒斑病、白さび病 1000倍 収穫7日前まで 3回以内(は種又は定植前の土壌混和は1回以内、散布は2回以内)
ひろしまな 白斑病 1000倍 収穫28日前まで 2回以内
だいこん 白さび病、ワッカ症、白斑病、炭疽病 1000倍 収穫45日前まで 3回以内 3回以内
なばな類(なばなを除く) 白さび病、べと病、白斑病、黒斑病 1000倍 収穫60日前まで
なばな 1000倍 出蕾前 但し、収穫21日前まで
たまねぎ べと病、灰色かび病 1000倍 収穫7日前まで 6回以内 6回以内
ねぎ 黒斑病、べと病、小菌核腐敗病、葉枯病 1000倍 収穫14日前まで 3回以内 4回以内(土壌灌注は1回以内、散布は3回以内)」に変更
わけぎ 2回以内 3回以内(土壌灌注は1回以内、散布は2回以内)
らっきょう 灰色かび病 1000倍 3回以内 3回以内
にんじん 黒葉枯病 1000倍 収穫7日前まで 5回以内 5回以内(種子への吹き付け処理は1回以内)
セルリー 斑点病 1000倍 収穫21日前まで 2回以内 2回以内
レタス すそ枯病、べと病 1000倍 収穫14日前まで 3回以内 5回以内(土壌灌注は2回以内、散布は3回以内)
リーフレタス 1000倍 収穫21日前まで 2回以内 2回以内
みつば べと病 1000倍 根株養成期但し、収穫75日前まで 3回以内 3回以内
アスパラガス 茎枯病、斑点病、褐斑病、疫病 1000倍 収穫前日まで
しょうが 紋枯病、白星病 1000倍 収穫14日前まで 5回以内 5回以内
みょうが(花穂) 葉枯病、紋枯病 1000倍 4回以内 4回以内
みょうが(茎葉) 1000倍 みょうが(花穂)の収穫14日前まで但し花穂を収穫しない場合にあっては開花期終了まで
にんにく 葉枯病、黄斑病 1000倍 収穫7日前まで 6回以内 6回以内
ゆうがお 炭疽病、うどんこ病、べと病 1000倍 収穫前日まで 5回以内 5回以内
うり類(漬物用、ただし、ゆうがおを除く) 炭疽病、うどんこ病、べと病、つる枯病 1000倍 4回以内 4回以内
てんさい 褐斑病 1000倍 収穫45日前まで 3回以内 3回以内
うど 黒斑病 1000倍 根株養成期但し、収穫200日前まで
ふき 灰色かび病 1000倍 収穫45日前まで 2回以内 2回以内
食用ぎく 褐斑病 1000倍 収穫30日前まで 4回以内 4回以内
食用ゆり 葉枯病 1000倍 収穫14日前まで 6回以内 6回以内
ピーマン 斑点病、うどんこ病、黒枯病、炭疽病 1000倍 収穫前日まで 3回以内 3回以内
しそ 斑点病(株枯症) 1000倍 4回以内 株元散布(150L/10a) 4回以内
炭疽病、もち病、輪斑病 700〜1000倍 摘採10日前まで 1回 散布 1回
網もち病、褐色円星病 1000倍
新梢枯死症(輪斑病菌による)、黒葉腐病 700倍
みしまさいこ 炭疽病 800倍 収穫30日前まで 3回以内 3回以内
しゃくやく(薬用) うどんこ病 1000倍 収穫45日前まで
ブロッコリー べと病 1000倍 出蕾前但し、収穫21日前まで 2回以内 3回以内(土壌灌注は1回以内、散布は2回以内)
たばこ うどんこ病 700〜1000倍 - 2回以内
ばら 黒星病、うどんこ病 1000倍 6回以内 6回以内
きく 黒斑病、褐斑病 1000倍
カーネーション 斑点病 1000倍
チューリップ 褐色斑点病 1000倍
ゆり 葉枯病 1000倍
りんどう 葉枯病、褐斑病 1000倍
宿根アスター 斑点病 1000倍
しきみ 炭疽病 1000倍
芝(ベントグラス)、芝(バーミューダグラス) ヘルミントスポリウム葉枯病、葉腐病(ブラウンパッチ) 500〜750倍 発病初期 8回以内 1m²当り1L散布 8回以内
稲(箱育苗) 苗立枯病(リゾープス菌) 500〜1000倍 は種時から緑化期 但し、は種14日後まで 2回以内 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り希釈液500mlを土壌灌注する。 2回以内
1000〜2000倍 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り希釈液1Lを土壌灌注する。
きゅうり 苗立枯病(リゾクトニア菌) 1000倍 は種時又は活着後 但し、定植14日後まで 1m²当り希釈液3L土壌灌注 10回以内(土壌灌注は2回以内、散布及びくん煙及びエアゾル剤の噴射は合計8回以内)
トマト 1000倍 4回以内(土壌灌注は2回以内)
みずな 立枯病 1000倍 は種時 1回 1回
ねぎ 苗立枯病(リゾクトニア菌) 500倍 出芽揃い後(出芽3日後から10日後まで) 1m²当り希釈液0.5L土壌灌注 4回以内(土壌灌注は1回以内、散布は3回以内)」に変更
わけぎ 3回以内(土壌灌注は1回以内、散布は2回以内)
レタス ビッグベイン病 1000倍 収穫42日前まで 2回以内 1m²当り希釈液15〜3L土壌灌注 5回以内(土壌灌注は2回以内、散布は3回以内)
ブロッコリー 根こぶ病 1000倍 定植時 1回 1m²当り希釈液3L土壌灌注 3回以内(土壌灌注は1回以内、散布は2回以内)
にんじん 黒葉枯病 12倍 は種前 乾燥種子1kg当り希釈液60mlを吹き付け処理(種子消毒機使用) 5回以内(種子への吹き付け処理は1回以内)
* 収穫物への残留回避のため本剤およびその有効成分を含む農薬の総使用回数の制限
試験成績
(1999年 宮崎県総合農業試験場)
薬剤名 希釈倍数 発病葉率
(%)
発病度 防除価(%) 薬害
ダコニール1000 1000 0 0 100
A水和剤 4000 0 0 100
B水和剤 600 0.2 0.1 90.0
無処理
4.1 1.0
品種 土佐ひかり
定植 9/30
発生 極小
処理 3/9、16、23日の3回、10a当り300g散布
調査 4/6 1区5株のマークした4分岐の各4〜11葉を
発病程度別(0〜4)に調査し、発病度を算出
他剤との混用可否事例
殺虫剤 殺菌剤
アグロスリン水和剤、アタブロン乳剤、アーデント水和剤、アドマイヤー水和剤、コテツフロアブル、スプラサイド水和剤、デス、デルフィン顆粒水和剤、バッサ乳剤、ベストガード水溶剤、ホスビット乳剤、ボルスタール乳剤、マラバッサ乳剤、モスピラン水溶剤、ランネート45水和剤、ロディー乳剤 カスミンボルドー、サンヨール、スミレクス水和剤、トップジンM水和剤、トリフミン水和剤、ポリオキシンAL乳剤、モレスタン水和剤、ユーパレン水和剤、ラリー水和剤、ルビゲン水和剤、ロブラール水和剤
※表記の薬剤との混用では、問題がなかった事例があります。しかし気象条件、栽培条件、生育ステージ、品種などにより異なる結果が得られることもあるので、参考事例としてお取り扱いください。
使用上の注意
効果・薬害などの注意
  • 使用前に容器をよく振ってください。
  • 石灰硫黄合剤とは混用しないでください。
  • 稲(箱育苗)の苗立枯病防除に使用する場合、リゾ−プス菌による苗立枯病には有効ですが、フザリウム菌その他による苗立枯病には効果が劣りますので注意してください。フザリウム菌等による苗立枯病防除のため、ヒドロキシイソキサゾール剤(但し、ヒドロキシイソキサゾール・メタラキシル剤は除く)を併用する場合は、同時施用および近接処理はさけてください。
  • りんごに使用する場合、ゴールデンの後代品種(つがる、世界一、ジョナゴルドなど)には使用しないでください(薬害)。落花後20日間は散布しないでください(サビ果助長)。
  • なしに使用する場合、二十世紀以外の品種には使用しないでください(薬害)。また二十世紀でも7月以降に使用してください(薬害)。
  • 有機栽培の桃の場合、除袋直後の散布はさけてください(薬害)。
  • ストレプトマイシン剤及びホセチル剤と混用する場合、必ずダコニール1000を先に所定の濃度に希釈してからそれぞれの剤を加えてください(凝集沈殿)。
  • 花卉類に使用する場合、花弁の着色期以降の散布はさけてください(薬害)。また、薬液による汚れが生じる恐れがあるので、収穫間際の散布はさけてください。
  • 本剤を初めて使用する場合、病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。
  • 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。 なお、農業改良普及センター、病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。
安全使用上の注意
  • 誤飲のないように注意してください。
  • 眼に入らないように注意してください。眼に入った場合は直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください(刺激性)。
  • 皮ふに付着しないように注意してください。皮ふに付いた場合は直ちに石けんでよく洗い落としてください(刺激性)。
  • 夏期高温時は使用しないでください。
  • 散布時は保護クリームをつけ、農薬用マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用してください。散布液を吸い込んだり浴びたりしないように注意してください。作業後は直ちに身体を洗い流し、洗眼・うがいをし、衣服を交換してください。作業時の衣服などは他のものと分けて洗濯してください。
  • かぶれやすい体質の人は散布作業はしないでください。施用した作物などに触れないでください。
  • 魚毒性
    水産動物に強い影響があります。河川、湖沼、海域、養殖池などに飛散・流入する恐れのある場所では使用しないでください。使用残りの薬液が生じないように調製し、使い切ってください。散布器具・容器の洗浄水は河川などに流さないでください。また空容器は水産動物に影響を与えないよう適切に処理してください。
  • 保管
    密栓し、直射日光をさけ、食品と区別して冷涼な所に保管してください。
製造 住友化学(株)
エス・ディー・エス