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特長
■有効成分:クロルフタリム・・・50.0%
■性状:類白色粉末
■魚毒性:A類相当
  • 残効が長く、薬害の心配も少なく、土壌・温度による変動が殆どなく、くせの無い使いやすい薬剤です。
  • 有効期間の極めて長い土壌処理型除草剤です。
    抑草効果が長いので、1回の土壌処理で、収穫期近くまで除草効果が見られます。
  • 各種林業樹に極めて高い安全性を有するのでとても使い易い薬剤です。
  • 広範囲の一年生雑草に卓効を示すので、特定の雑草などのとりこぼしがありません。
  • 土壌の種類を選ばず温度反応も小さいのでどの地域でも安心して使用できます。
  • 従来の除草剤に較べ有効期間が長くかつ安定しているので散布回数が節減でき省力となるので経済的です。
  • 本剤は人畜毒性、魚毒性が極めて低い環境などへの影響の少ない安心して使用できる除草剤です。
オヒシバ メヒシバ カヤツリグサ
スベリヒユ イヌビユ イヌタデ
適用雑草及び使用方法
作物名 適用雑草名 使用時期 使用量 本剤の使用回数 使用方法 クロルフタリムを含む農薬の総使用回数
薬量 希釈水量
日本芝(こうらいしば) 一年生雑草 春季雑草発生前 400〜600g/10a 300L/10a 2回以内 全面土壌散布 2回以内
秋季雑草発生前 600g/10a
西洋芝(ベントグラス) コケ類 秋冬期芝生育期(コケ類生育期) 200〜600g/10a 200〜300L/10a 雑草茎葉散布
すぎ(床替床)、ひのき(床替床)、あかまつ(床替床)、くろまつ(床替床)、からまつ(床替床) 一年生雑草 雑草発生前 400〜600g/10a 150L/10a 全面土壌散布
つつじ類 400〜600g/10a 100L/10a 1回 畦間土壌散布 1回
たばこ(折衷マルチ栽培) 畦立直後但し植付10日前まで 200g/10a 100〜200L/10a 畦面土壌散布
前年秋期施肥畦立時 200g/10a
きく 定植前(雑草発生前) 400〜800g/10a 100L/10a 全面土壌散布
作用性
ダイヤメートは化学構造的に見ると、ジフェニルエーテル系除草剤と全く異なる分野に入りますが、その作用性はジフェニルエーテル系除草剤と多くの点で類似しております。
  1. 除草活性は、光のある条件下のみで発現します。光のない条件では活性を発現しません。(光要求型除草剤)
  2. 雑草は発芽発生時幼芽部が土壌表層に形成された薬剤処理層を通過する際、薬剤に接触し褐変枯死に至ります。(接触型除草剤)
  3. 根部からの薬剤吸収量は小さく、植物は殆どダメージを受けません。従って樹木の根から吸収されて薬害を起こすこともないので極めて安全です。
  4. ダイヤメートは土壌処理型除草剤ですが、幼植物に対しては茎葉処理効果も発揮し、2〜3葉期の雑草まで枯殺できます。従って、ダイヤメートの散布は雑草の発生前から発生始めまで可能です。しかし、雑草が大きくなるにつれて、ダイヤメートの枯殺力は急激に減少しますので遅くとも雑草の発生始めまでに散布を行って下さい。
  5. ダイヤメートは土壌中の移動性が非常に小さい。除草剤の中では移動性『極小』に分類されます。従ってダイヤメートは、土壌表層に堅固な薬剤処理層を作りやすく、発生する雑草は、この薬剤処理層を通過する際ダイヤメートに触れ、その強力な接触毒性により枯死に至ります。除草効果が安定するのはこのためです。
  6. ダイヤメートは今までの除草剤に比べ、有効期間(残効)が長いのが特長です。春夏処理とも約2ヶ月間雑草の発生を抑えます。
上手な使い方
  1. 散布適期
    ダイヤメート水和剤は土壌(雑草発生前)処理型除草剤なので、一年生雑草の発芽前〜発生始の散布が最適です。
    @ 春期処理の場合
    各地域の一年生雑草の発生時期
    一年生雑草 地域
    (平均)
    九州 中国・四国・近畿 東海
    関東
    東北
    北陸
    北海道
    発芽〜発生始 3月中
    〜4中
    3下〜4下 3下
    〜5上
    4中
    〜5中
    5上
    〜6上
    この時期が本剤の散布適期ですが、標高が高く雑草の発生の遅い地域などは、その分遅らせて雑草の発生時期に合わせて散布して下さい。
    A 夏季処理の場合
    夏季処理は春期処理の有効期間が60日以上と安定していますので、各地域とも春期処理2ヵ月後を目処に計画を立てて下さい。
  2. 散布薬量および水量
    @ 散布薬量の一般的な基準
    春期処理 0.5〜0.6g/m2
    夏季処理 0.4〜0.5g/m2
    既発生雑草がやや見られる場合 0.6g/m2
    A 散布水量
    通常の場合、水量は150cc/m2(10a当り15g)で十分ですが、次の場合は水量を多めにして均一に散布します。
    轢が多い場合 200〜250cc/m2で均一に散布する。
    砕土不十分な場合
    土壌が乾燥している場合
    既発生雑草がやや見られる場合
  3. 散布方法
    ダイヤメート水和剤の場合、他の土壌処理剤と同様お手持ちの動噴、背負、肩掛け加圧式噴露機等いずれでも使用できます。本剤は散布の際、樹木の頭にかかっても薬害の恐れはありませんが、土壌処理剤なので出来るだけ噴口を土壌面に向け均一に散布して下さい。(樹木にかかった薬剤は、除草剤としては働かず無駄となります。)なお散布終了後は、速やかに石けん水や十分な水で器具およびホース内部を洗浄して下さい。
  4. 体系使用例
    一般的な使用例(年2〜4回散布地域)
    例1 春(4月)0.5g/m2 夏(7月)0.5g/m2
    例2 春(4月)0.6g/m2 夏(7月)0.4g/m2
    雑草の発生が早くしかも発生期間の長い場合の使用例(年3〜5回散布地域)
    例1 早春(3月)0.6g/m2 初夏(5月)0.4g/m2 夏(8月)0.4g/m2
    例2 早春(3月)0.6g/m2 初夏(5月)CAT0.2g/m2 夏(8月)0.4g/m2
  5. ヒノキ苗に対して
    「スギ」や「マツ類」の苗床では通常の使用にて全て問題ありませんが、「ヒノキ」苗床では春期の頂芽が伸長開始時に薬剤に接触してその伸長を停止させ、側芽が伸長し二段樹を作ることがあります。また、梅雨開け後のような、新梢が軟弱徒長した時、その先端部の軟らかい部分に接触害(赤褐色となる)が発現することがありますので、使用薬量(散布水量)を厳守して下さい。特にこのような時期に使用する場合は、散布水量を200〜300g/10a用いて下さい。
  6. まとめ
    ダイヤメート水和剤は、雑草発生前処理により高い除草効果を示すと共に長い有効期間(残効)を示します。また、樹木に対しても薬害の懸念がなく、土壌の種類や温度による変動といった他剤に見られる問題も殆どありません。ダイヤメート水和剤は全く『クセ』のない使い易い薬剤と言えます。
試験成績
スギ、アカマツ
スギ、ヒノキ、クロマツ
たばこ
適用雑草
メヒシバ、オヒシバ、イヌビエ、カヤツリグサ科、ハキダメギク、イヌホオズキ、ハルタデ、サナエタデ、エノキグサ、トウダイグサ、アカザ、ナズナ、スベリヒユ、イヌビユ、イヌノフグリ、ホトケノザ等
使用上の注意事項
効果・薬害などの注意
  • アルカリ性薬剤との混用は避ける。
  • 散布液調製後は、そのまま放置せず、速やかに散布する。
  • 本剤は、既発生の雑草への効果よりも、雑草発生前の処理による効果がより高いので、発生前、全面ムラのない散布を心かける。
  • キク科など広葉雑草の優占する所では、所定より多めの薬量で使用する。
  • 散布液量が少ないと効果が不均一になる場合もあるので、所定の散布液量に希釈して使用する。
  • ヒノキ苗に対する注意
    条件によっては春季伸長開始時、頂芽に薬剤が接触して伸長が止まり、側芽が伸びて、二又樹になることがあります。又梅雨明け後など、新梢が軟弱徒長した時、先端のやわらかい部分に赤褐色の接触害を発現することがあります。このような条件下の散布の場合には、必ず使用薬量を厳守すると共に、散布水量を200〜300g/10aと多めにして下さい。
  • ヒノキに使用する場合、軟弱徒長等生育不良苗畑での使用はなるべく避ける。また、所定の水量が確保できない場合は薬量を落す。
  • たばこに使用する場合、植付時、処理土壌がたばこの葉茎に接触しないように注意します。
  • たばこのトンネル栽培、改良畦面栽培では使用しないで下さい。
  • 周辺の植物にはかからないように注意する。
安全使用・保管上の注意
  • 水源地、飲料用水などに本剤が飛散・流入しないように十分注意する。
  • 眼に入らないように注意。
販売: 全国農薬協同組合