農薬情報>殺虫剤


特長
■有効成分:ジアフェンチウロン・・・50.0%
■性状:白〜灰白色結晶(純品)
■毒性:医薬用外劇物
:経口(LD50)−ラット♂556mg/kg、♀728mg/kg
:経皮(LD50)−ラット♂♀>2000mg/kg
■魚毒性:B類相当
:コイ・・・TLm(48時間) 3.80ppm
:ミジンコ・・・TLm(3時間)>1000ppm
■蚕毒:安全日数・・・60日以上
■有効年限:3年
■包装:333.5gx20袋、(WSB)500gx20袋
  • 新しい系統の殺虫剤
    従来の殺虫剤とは異なる新しい系統のチオウレア系の化合物で、新規の構造とこれまでになり作用機作を有します。
  • 難防除害虫にも有効
    既存の殺虫剤に感受性の低下したコナガ、スリップスなどの難防除害虫にも高い効果を示します。
  • 幅広い殺虫スペクトラム
    りん翅目、アザミウマ目、半翅目と活性範囲が広く、各種害虫の同時防除が可能です。
  • 天敵類に対し比較的安全
    天敵類(捕食性ダニ、ハナカメムシ、テントウムシ等)に対し、比較的影響が少なく、ハダニのリサージェンスを起こす心配がない
  • WSB包装で安全
    散布液の調製が簡単で安全
WSBの溶解例
投入すると、W・S・Bの内袋は水に浮く。
内袋は、しばらくすると溶け始め、薬剤も溶解し始める。
数分間完全に拡散する。
※溶解時間は、水温によって多少異なる。
WSBの特長
  • 計量が簡単で、所定の水溶性内袋をタンクに投入するだけです。
  • 薬剤に直接手を触れずに、薬液調製ができます。
  • 内袋をそのまま投入するので、飛散する粉末を浴びることがなく安全です。外袋に薬剤が付着しないので、安全に外袋を処理できます。
コナガ
アオムシ
ハスモンヨトウ
モモアカアブラムシ
適用害虫と使用方法
作物名 適用病害虫 希釈倍数
(倍)
使用方法 使用時期 本剤の
使用回数
散布液量
(g/10a)
総使用回数*
キャベツ アブラムシ類 1500 散布 収穫21日
前まで
2回以内 70〜200 2回以内
コナガ
ヨトウムシ
ハスモンヨトウ
アオムシ
チャノナガサビダニ 1500 摘採14日
前まで
1回 200〜400 1回
チャノキイロアザミウマ 1000〜1500
チャノミドリヒメヨコバイ
チャノホコリダニ 1500
ツマグロアオカスミカメ 1000
* 収穫物への残留回避のため本剤およびその有効成分を含む農薬の総使用回数の制限。
作物名「みかん/ワタアブラムシ、チャノキイロアザミウマ」を削除
作用性
作用機作
カンバの作用機作は害虫体内のミトコンドリアでの呼吸系の阻害です。ガンバが生体内で脱硫され、ミトコンドリアの内膜と特異的に結合し、細胞レベルでの呼吸阻害を引き起こすことにより害虫を死に至らしめます。
---■ミトコンドリア模式図■---
ミトコンドリアは害虫内の細胞での呼吸を司っています。
ガンバがATPaseに結合して、ATPの合成(ADPからATPへの変換)を阻害。
効果の発現
呼吸阻害のため、ガンバの殺虫効果の発現はやや遅効的で、害虫の死まで1〜2日必要です。しかし、害虫の摂食行動は散布後速やかに抑制され、被害度は、低く抑えられます。
殺虫活性範囲
現在までの試験結果から、次のような活性範囲が確認されています。
害虫名 評価
りん翅目 コナガ
アオムシ
ヨトウムシ
ハスモンヨトウ
シロイチモジヨトウ
チャノホソガ
チャノコカクモンハマキ
チャノハマキ
ヨモギエダシャク





△〜○


半翅目 ワタアブラムシ
モモアカアブラムシ
ダイコンアブラムシ
ニセダイコンアブラムシ
コミカンアブラムシ
チャノミドリヒメヨコバイ
オンシツコナジラミ
タバココナジラミ
ミカントゲコナジラミ
ウスミドリメクラガメ
クワシロカイガラムシ
ミカンヒメコナカイガラムシ











アザミウマ目 チャノキイロアザミウマ
ミナミキイロアザミウマ
ミカンキイロアザミウマ
ネギアザミウマ



ダニ目 カンザワハダニ
ミカンハダニ
ミカンサビダニ
チャノナガサビダニ

△〜○

◎:非常に効果が高い
○:効果が高い
△:効果がやや劣る
試験成績
茶でのガンバ
キャベツでのガンバ
みかんでのガンバ
他剤との混用事例
使用上の注意事項
効果・薬害などの注意
  • 散布液調製後はそのまま放置せず、できるだけ速やかに散布してください。
  • 水溶性内袋入りの製剤を使用する場合には、次の事項に注意してください。
    1. 内袋は濡れた手で触れないでください。
    2. 外袋の開封後は一度に使い切ってください。
    3. 薬液の調製は容器内に所定量の水の3分の1程度をいれた後、内袋を開封せずにそのまま容器内に投入してください。その後、よく攪拌しながら容器内に水を定量まで加えてください。
  • 石灰硫黄合剤、ボルド−液等アルカリ性の強い農薬との混用は避けてください。
  • 散布量は、対象作物の生育段階、栽培形態及び散布方法に合わせ調節してください。
  • 高温・多湿条件では薬害を生じるおそれがあるので、ハウス、施設、トンネル栽培での使用は避けてください。
  • キャベツに使用する場合、夏期等高温時および結球期以降には薬害を生じる場合があるので、使用を避けてください。
  • 抵抗性回避のため、なるべく作用性の異なる他の薬剤と組み合わせて輪番で使用してください。
  • いよかんに対して果実にリング状の薬斑を生じるおそれがあるので、付近にある場合はかからないよう注意して散布してください。
  • かぼちゃ、きゅうり、メロン、すいか、なす、トマト、ももには薬害を生じるおそれがあるので、付近にある場合はかからないように注意して散布してください。
  • 蚕に対して影響があるので、付近に桑園がある場合にはかからないように注意して散布してください。
  • 蜜蜂に対して影響があるので、注意して散布してください。
  • 本剤の使用にあたっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。
安全使用・保管上の注意
  • 医薬用外劇物。取り扱いには十分注意してください。
    誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けてください。本剤の使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けさせてください。
  • 散布の際は、防護マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用してください。
    作業後は手足、顔などを石けんでよく洗いうがいしてください。
  • 本剤は水溶性フィルムで小包装化されているため、濡れた手で触らないでください。
  • 水溶性フィルム包装が破袋した場合には以下の点に注意してください。
    粉末は眼に対して刺激性があるので眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
  • 散布液の調製容器、散布器具などは水でよく洗浄し、その洗浄液は灌漑水路、排水路、河川、湖沼、井戸などの水系へ流さず、当該薬液を処理した圃場内で作物の安全を確認の上、始末してください。
  • 本剤は水産動物に強い影響を及ぼすので、河川、湖沼、海域及び養殖池に本剤が飛散・流入する恐れのある場所では使用しないでください。
  • 散布器具・容器の洗浄水及び残りの薬液は、河川等に流さず、周囲に影響のない地点を選定して、土壌表面に散布する等の処理を行い、容器、空袋等は、水産動物に影響を与えないよう適切に処理してください。
  • 直射日光をさけ、なるべく低温で乾燥した鍵のかかる場所に食品と区別し、密封して保管してください。
製造:シンジェンタ ジャパン(株)