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病気に強い苗を接ぎ木で育てる |
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すいかの接ぎ木作業をしています。苗の90%以上が接ぎ木をしたものです。病気に強いゆうがお(かんぴょう)を台木に使うことで丈夫な苗が育っていきます。 |
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接ぎ木された苗。下の双葉がゆうがお、上の双葉がすいか。 |
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玉直し(玉回し) |
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果実の大きさが6〜7センチくらいになったら、敷きものの上に正座をさせて、変形のない丸いすいかに育てます。収穫が近づいてくると、地面に接した黄色い部分にも光が当たるように玉を回して、全体がむらなく緑色になるようにします。 |
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ミツバチによる授粉 |
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すいかの花は、雌花と雄花に分かれています。着果し肥大させるには、雌花への花粉の交配が必要です。雄花をとって花びらを取り除き、雌花の柱頭に花粉をつける作業をすることになります。かつては手作業だったものが、いまではミツバチを放して授粉をしているところが増えています。蜜のほかに花粉を集めるミツバチの習性を利用して、雄花の花粉を雌花の柱頭に運んでもらいます。 |
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吊るして栽培 |
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果実を吊るして栽培する方法もあります。株を立ち上げることで、果実が葉の陰になる部分が少なくなり、全体によく太陽光が当たるようになります。腰をかがめて玉直し(玉回し)をする作業もなくなります。 |
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甘みが強い小玉すいか |
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小玉すいかは、甘みが強く、重さは1.5〜2キロと小型なので、切らずにそのまま冷蔵庫に入れることもできます。また、家族の人数が少なくなったことや買い物で重い荷物にならないことなどで人気が出ています。
おもな産地は茨城県や群馬県、千葉県です。出荷が多いのは、5月から7月。出荷のピークは6月で、真夏の大玉すいかが盛んに出回る時期より少し前になります。 |
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光センサーで糖度を測る |
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すいかはポンとたたいた音で甘さが判断できるといわれますが、そう簡単なことではありません。いま、産地では光センサーを利用して、すいかを割らずに糖度を測る装置の導入が進んでいます。糖分が近赤外線を吸収することを利用したものです。甘くておいしいすいかを当たりはずれなく消費者のもとに届けるシステムが作られつつあります。 |