農薬情報>殺菌剤


特長
■種類名:フェンブコナゾール水和剤
■有効成分:フェンブコナゾール・・・22%
■性状:類白色水和性粘稠懸濁液体
■人畜毒性:普通物
経口LD50 (ラット): > 5000 mg/kg
経皮LD50 (ラット): > 5000 mg/kg
■魚毒性:B類相当
TLm・48hr(コイ): 4.8ppm
TLm・3hr(ミジンコ): >50ppm
■有効年限:5年
■包装:100ml×10本×6 ダンボール箱
  • フェンブコナゾールは、菌類の細胞膜を構成するエルゴステロール生合成を阻害し、殺菌効果を発揮します。(EBI剤、またはその作用機作からDMI剤に分類されます)
  • フェンブコナゾールは、植物体に進達後散布部位にとどまるため、優れた耐雨性と残効性を発揮します。
  • 予防効果に加え治療効果が高く、感染初期の散布でも菌糸の伸長を阻害して、病斑の進展を防ぎます。
  • 幅広い病害に有効で、茶・落葉果樹の重要病害に安定した効果を示し、残効性にも優れています。
  • 低濃度で使用でき、薬液による作物への汚れがほとんどありません。
  • 人畜に対する毒性が低く、ミツバチ・蚕などの有用昆虫、また花粉の発芽に対する影響はほとんどありません。
適用作物名及び使用方法
作物名 適用病害虫 希釈倍数 使用方法 使用時期 本剤の使用回数 散布液量 フェンブコナゾールを含む農薬の総使用回数
おうとう 灰星病 5000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 200〜700L/10a 2回以内
幼果菌核病 5000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 200〜700L/10a 2回以内
かき うどんこ病 5000倍 散布 収穫7日前まで 2回以内 200〜700L/10a 2回以内
炭疽病 5000倍 散布 収穫7日前まで 2回以内 200〜700L/10a 2回以内
落葉病 5000倍 散布 収穫7日前まで 2回以内 200〜700L/10a 2回以内
なし 赤星病 8000〜12000倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
うどんこ病 5000〜10000倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
黒星病 5000〜12000倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
輪紋病 5000倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
ぶどう うどんこ病 8000倍 散布 収穫30日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
褐斑病 8000倍 散布 収穫30日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
黒とう病 8000倍 散布 収穫30日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
灰色かび病 8000倍 散布 収穫30日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
りんご 赤星病 8000〜12000倍 散布 収穫14日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
うどんこ病 5000〜12000倍 散布 収穫14日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
褐斑病 10000倍 散布 収穫14日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
黒星病 5000〜12000倍 散布 収穫14日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
黒点病 10000倍 散布 収穫14日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
すす点病 10000倍 散布 収穫14日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
すす斑病 10000倍 散布 収穫14日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
モニリア病 5000倍 散布 収穫14日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
もも 黒星病 5000倍 散布 収穫前日まで 4回以内 200〜700L/10a 4回以内
灰星病 5000倍 散布 収穫前日まで 4回以内 200〜700L/10a 4回以内
ネクタリン 黒星病 5000倍 散布 収穫前日まで 4回以内 200〜700L/10a 4回以内
灰星病 5000倍 散布 収穫前日まで 4回以内 200〜700L/10a 4回以内
あんず 灰星病 5000倍 散布 収穫21日前まで 2回以内 200〜700L/10a 2回以内
うめ 黒星病 5000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 200〜700L/10a 2回以内
すす斑病 5000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 200〜700L/10a 2回以内
すもも 灰星病 5000倍 散布 収穫前日まで 4回以内 200〜700L/10a 4回以内
りんどう 葉枯病 5000倍 散布 発病初期 5回以内 200〜300L/10a 5回以内
花腐菌核病 5000倍 散布 発病初期 5回以内 200〜300L/10a 5回以内
網もち病 5000倍 散布 摘採7日前まで 2回以内 200〜400L/10a 2回以内
褐色円星病 5000〜8000倍 散布 摘採7日前まで 2回以内 200〜400L/10a 2回以内
炭疽病 5000〜8000倍 散布 摘採7日前まで 2回以内 200〜400L/10a 2回以内
もち病 5000倍 散布 摘採7日前まで 2回以内 200〜400L/10a 2回以内
上手な使い方
リンゴ
モニリア病に対し、潜伏感染期での治療効果と予防効果を有します。芽出し以降の慣行殺菌剤との体系使用で開花直前に散布する事により、モニリア病による花腐れや実腐れを抑制します。
開花期前後処理で黒星病、赤星病、すす点病、すす斑病の同時防除ができます。
【りんごの発病消長と防除適期】
なし
黒星病の果実感染防止効果に優れています。開花前後、果実肥大期が防除適期です。
もも・すもも・ネクタリン・おうとう・あんず
灰星病の果実感染防止効果に優れています。果実の汚れも少なく、収穫前日まで使うことができます。(あんずは収穫21日まで)
うめ
収穫前日まで使用でき、汚れも残らないので、発病状況に合わせて黒星病、すす斑病の防除ができます。
炭疸病に高い治療効果を示します。三番茶を摘採しない園では三番茶生育期、三番茶を摘採する園では秋芽生育期の2〜3葉期が防除適期です。
【茶の発病消長と防除適期(三番茶を摘採しない園での例)
  • 他の農薬と混用できますか。
  • 殺虫剤と殺菌剤で事例がある組み合わせは混用事例集(ダウ・ケミカル日本(株)へのリンク)をご覧ください。
  • なしの黒星病と輪紋病の希釈倍数に幅がありますが、同時防除をしたい場合にはどちらの希釈倍数で散布すべきですか。
  • 両方の病害に効果を期待するには5000倍で散布してください。
  • カブリダニにはどんな影響がありますか。
  • EBIに分類される殺菌剤なので影響は極めて少ないと考えられます。ご心配な時は薬剤散布の次の日に導入してください。
使用上の注意事項
効果・薬害などの注意
  • 本剤は貯蔵中に分離することがあるので、使用に際してはよく振ってください。
  • 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
  • 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には病害虫防除所など関係機関の指導を受けてください。
  • 使用量に合わせ薬液を調製し、使い切ってください。散布器具及び容器の洗浄水などは、河川等に流さないでください。また、空容器は環境に影響を与えないよう適切に処理してください。
安全使用・保管上の注意
  • 万一誤って飲み込んだ場合は、吐き出させ、安静にして直ちに医師の手当を受けさせてください。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には、安静にして直ちに医師の手当を受けてください。
  • 散布の際は、保護眼鏡、農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをしてください。
  • 保管
    直射日光を避け、食品と区別して、なるべく低温な場所に密栓して保管してください。
製造・販売:ダウ・ケミカル日本(株)
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