農薬情報>殺菌剤


特長
■種類:マンゼブ水和剤
■有効成分
:マンゼブ・・・75.0%
:分散剤など・・・25.0%
■性状:類白色水和性粉末・・・45µm以下
■毒性:普通物
■魚毒性:B類相当(製剤)
■有効年限:5年
■包装:
250gx60袋 ダンボール箱、500gx40袋 ダンボール箱、
1kgx20袋 ダンボール箱、1.67kgx10袋 ダンボール箱、
10kg袋、20kg袋
  • ジチオカーバメート系の保護殺菌剤で、世界で多くの作物の病害対策にもっとも広く利用されている殺菌剤のひとつです。
  • 多作用点を阻害するために耐性菌の発達からまぬがれ、基幹防除剤に位置付けられてきました。
  • 安定した予防効果を発揮
    ジマンダイセンの極微粒子構造により、作物への付着性がよく、雨にも流されにくい性質をもつ他、その特異な化学構造から残効性にも優れた保護殺菌剤です。
  • 果樹病害の総合防除に威力
    りんご、ぶどう、なし、かき、かんきつなどの防除暦による計画散布では、ほとんどの重要病害に有効なので総合防除ができます。
  • 同時に、害虫に強い抑制効果
    サビダニ、ハダニ類、オンシツコナジラミ、スリップスなどに対し強い抑制効果があるので病害防除の基幹防除剤として使用しますと、これらの害虫の密度低下がはかれ、殺虫剤を一層効果的に使用できます。
  • 野菜類の細菌病にも・・・
    メロン、すいか、きゅうりなどの細菌病にも有効なので銅水和剤の連用をさけた散布体系が組めます。
  • 広範な薬剤との混用事例
    ジマンダイセンはほとんどの殺虫剤、殺菌剤との混用事例があります。ただし、石灰ボルドー液、石灰硫黄合剤などアルカリ性製剤との混用は、薬害を起こすことがありますので十分注意して下さい。
  • みかん・かんきつ・ばれいしょ・てんさいへは、無人ヘリコプターによる少量散布ができます。
優れた効き目の物理的・化学的構造
適用害虫及び使用方法
作物名 適用病害虫名 希釈倍数 使用液量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 総使用回数*
小粒種ぶどう(露地栽培) 晩腐病、褐斑病、さび病、べと病、黒とう病 1000倍 - 収穫60日前まで 2回以内 散布 2回以内
大粒種ぶどう(露地栽培) 1000倍 2回以内(開花後は1回以内) 2回以内(開花後は1回以内)
ぶどう(施設栽培) 褐斑病、さび病、べと病、黒とう病 1000倍 開花前まで 2回以内 2回以内
りんご 斑点落葉病、赤星病、黒星病、黒点病、モニリア病、すす点病、すす斑病 500〜600倍 収穫60日前まで 3回以内 3回以内
輪紋病 500倍
褐斑病、炭疽病 600倍
なし 赤星病、黒星病、黒斑病、輪紋病 400〜600倍 収穫45日前まで 5回以内 5回以内
もも 黒星病 600倍 収穫21日前まで 3回以内 3回以内
かき 炭疽病、落葉病、黒星病 400〜800倍 収穫45日前まで 2回以内 2回以内
黒点病 400倍
みかん 400〜800倍 収穫30日前まで 4回以内 4回以内
黄斑病、小黒点病 600〜800倍
ミカンサビダニ 1000倍
そうか病 400倍
褐色腐敗病、そばかす病、赤衣病、チャノキイロアザミウマ、炭疽病(さび果) 400〜600倍
黒点病 5倍 4L/10a 無人ヘリコプターによる散布
かんきつ(みかんを除く) 黒点病、黄斑病、小黒点病 600〜800倍 - 収穫90日前まで 散布
ミカンサビダニ 1000倍
褐色腐敗病、そばかす病、赤衣病、チャノキイロアザミウマ、炭疽病(さび果)、汚れ果症、幹腐病 600倍
黒点病 5倍 4L/10a 無人ヘリコプターによる散布
びわ たてぼや病 600倍 - 落弁期まで 2回以内 散布 2回以内
マンゴー 炭疽病 800倍 収穫45日前まで
あけび(果実) そうか病 500倍 収穫60日前まで
まくわうり 炭疽病、べと病、つる枯病、疫病 400〜600倍 収穫7日前まで 7回以内 7回以内
すいか 炭疽病、べと病、つる枯病、疫病、褐斑細菌病 400〜600倍
メロン 炭疽病、べと病、つる枯病、疫病、斑点細菌病 400〜600倍 5回以内 5回以内
かぼちゃ 炭疽病、べと病、つる枯病、疫病 600倍 収穫30日前まで 2回以内 2回以内
はくさい べと病、白斑病、黒斑病 600倍 1回 1回
キャベツ べと病 400〜600倍 3回以内 3回以内
たまねぎ べと病、さび病、黒斑病、灰色腐敗病、灰色かび病 400〜600倍 収穫3日前まで 5回以内 5回以内
白色疫病 400〜500倍
ねぎ べと病、さび病、黒斑病 600倍 収穫30日前まで 3回以内 3回以内
トマト 疫病、葉かび病、輪紋病 800倍 収穫前日まで 2回以内 2回以内
きゅうり 炭疽病、褐斑病、疫病、黒星病、つる枯病 600倍 3回以内 3回以内
べと病 600〜800倍
アスパラガス(露地栽培) 斑点病 500倍 収穫終了後 但し、秋期まで 6回以内 6回以内
茎枯病、褐斑病 400〜600倍
ばれいしょ 夏疫病 400〜600倍 収穫7日前まで 10回以内 10回以内(無人ヘリ散布は3回以内)
疫病 400〜600倍
100倍 25L/10a
8倍 3.2L/10a 3回以内 無人ヘリコプターによる散布
らっかせい そうか病、褐斑病 400〜600倍 - 収穫14日前まで 散布 3回以内
いんげんまめ 炭疽病 600倍 収穫30日前まで 4回以内 4回以内
そらまめ、未成熟そらまめ さび病、輪紋病 400〜600倍 3回以内 3回以内
あずき 茎疫病 400〜600倍
さび病 400倍
だいず べと病 400倍 収穫45日前まで
紫斑病 400〜600倍
てんさい 褐斑病 400〜600倍 収穫30日前まで 5回以内 5回以内
やまのいも 葉渋病、炭疽病 400〜600倍 収穫21日前まで 4回以内 4回以内
にんにく 葉枯病 400〜500倍 収穫7日前まで 5回以内 5回以内
いちご じゃのめ病、炭疽病 600倍 仮植栽培期但し収穫76日前まで 6回以内 6回以内
てんさい 褐斑病 8倍 1.6L/10a 収穫45日前まで 5回以内 無人ヘリコプターによる散布 5回以内
125倍 25L/10a 収穫30日前まで 散布
トルコギキョウ 炭疽病 400倍 - 発病初期 8回以内 8回以内
ばら、きく、カーネーション 黒星病、さび病、べと病、炭疽病、灰色かび病 400〜600倍 -
斑入りアマドコロ 褐色斑点病、斑点病 400倍
ベンジャミン 斑点細菌病 400倍
シクラメン 炭疽病 500倍 1回 1回
すぎ 赤枯病 400〜600倍 2回以内 2回以内
* 総使用回数は、本剤及びマンゼブを含む農薬の総使用回数。
上手な使い方
所定の濃度に水でうすめ、よくかきまぜて散布してください。展着剤は必要に応じて加えてください。付着性優れていますので、特にかんきつに使用する場合は展着剤を加用しない方が一層効果的です。
希釈例
濃度 400倍 500倍 600倍 800倍 1000倍
水量
1g 2.5g 2g 1.67g 1.25g 1g
10g 25g 20g 16.7g 12.5g 10g
100g 250g 200g 167g 125g 100g
200g 500g 400g 333g 250g 200g
500g 1250g 1000g 835g 625g 500g
1000g 2500g 2000g 1670g 1250g 1000g
使用上の注意
効果・薬害などの注意
  • 水溶性内袋入りの製剤を使用する場合には、次の事項に注意してください。
    • 内袋はぬれた手で触れないでください。
    • 内袋はそのまま所定量の水に投入してください。
    • 外袋は開封後は使い切ってください。やむを得ず保管する場合には、出来るだけ速やかに使い切ってください。
  • 石灰硫黄合剤、ボルドー液、ラービン剤との混用は避けてください。
  • ボルドー液との7日以内の近接散布は、薬害を生ずるおそれがあるので、避けてください。
  • 極端な高温多湿の条件下では、軟弱幼苗に薬害を生ずるおそれがあるので注意してください。
  • トルコギキョウに使用する際は、薬斑による汚れが生じるので採花前の散布は避けてください。
  • 本剤を無人ヘリコプターによる散布に使用する場合は次の注意事項を守ってください。
    • 散布は各散布機種の散布基準に従って実施してください。
    • 散布機種に適合した散布装置を使用してください。
    • 散布中、薬液の漏れないように機体の散布配管その他散布装置の十分な点検を行ってください。
    • 散布薬液の飛散による他の分野への影響に注意して、散布地域の選定に注意をし、散布区域内の諸物件に十分留意してください。
    • 散布終了後は、機体の散布装置は十分洗浄してください。
  • ばれいしょに対して希釈倍数100倍、てんさいに対して希釈倍数125倍で散布する場合は、少量散布に適合したノズルを装着した垂用型の地上液剤散布装置を使用してください。
安全使用・保管上の注意
  • 本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
  • 薬液調製時及び散布の際は保護眼鏡、農薬用マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用するとともに保護クリームを使用してください。作業後は直ちに身体を洗い流し、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換してください。
  • 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯してください。
  • かぶれやすい体質の人は作業に従事しないようにし、施用した作物等との接触を避けてください。
  • 夏期高温時の使用を避けてください。
  • 街路、公園等で使用する場合は、散布中及び散布後(少なくとも散布当日)に、小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう、縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜などに被害を及ぼさないよう注意してください。
  • 本剤は水産動物に影響を及ぼすので、無人ヘリコプターによる散布の場合は十分注意してください。
  • 直射日光をさけ、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管してください。
製造・販売:ダウ・ケミカル日本(株)