農薬情報>殺菌剤


特長
■種類名:フェンヘキサミド・フルジオキソニル水和剤
■有効成分
:フェンヘキサミド・・・50.0%
:フルジオキソニル・・・20.0%
■性状:暗褐色水和性細粒
■毒性:普通物
■魚毒性:B類相当
■有効年限:4年
■包装:100g×25袋×2
  • 灰色かび病に対して高い予防効果を示します。
    なす、トマト、きゅうり、いちご、たまねぎの灰色かび病に対して、発生前から発病初期に散布することで高い効果を示します。
  • 作用性の異なる2成分を混合した新しい薬剤です。
    ヒドロキシアニリド系のフェンヘキサミドとフェニルピロール系のフルジオキソニルという全く作用性の異なる薬剤を組み合わせた新規薬剤です。
  • 既存の薬剤耐性菌に対しても高い効果を示します。
    ベンズイミダゾール系薬剤耐性菌、ジカルポキシイミド系薬剤耐性菌。N−フェニルカーバメート剤耐性菌に対しても高い効果を示します。
  • 残効性や耐雨性を有しています。
    両性分ともに浸透移行性は有していませんが、残効性や耐雨性を有するため安定した防除効果を示します。
  • 使いやすい顆粒製剤です。
    顆粒水和剤なので、薬剤調製時の計量が容易なだけでなく、粉立ちによる薬剤吸入の心配が少ない薬剤です。
  • 有用昆虫に対して影響の少ない薬剤です。
    ミツバチ、マルハナバチなどの訪花活動に対して影響はありません。また、蚕に対する影響もありません。
なすの灰色カビ病 トマトの灰色カビ病 きゅうりの灰色カビ病 いちごの灰色カビ病 たまねぎの灰色カビ病
有効成分の作用性
フェンヘキサミド フルジオキソニル
フェンヘキサミドは、
灰色かび病の感染過程の中において、胞子発芽への影響は示しませんが、その後の発芽管伸長および菌糸伸長に対して強い抑制効果を示します。その作用機構が既存の薬剤と異なることは確認されておりますが、詳細については現在まだ研究が継続されております。
フルジオキソニルは、
糸状菌の原形質膜に作用し、植物細胞から栄養分であるグルコースの吸収を阻害することにあると考えられています。灰色かび病の感染過程の中で、胞子形成、胞子発芽、葉上菌糸生育、病斑形成を強く阻止します。
適用病害および使用方法
作物名 適用病害 希釈倍数
(倍)
使用
方法
使用
時期
本剤の
使用回数
散布液量
(g/10a)
フェンヘキサミドを含む農薬の総使用回数 フルジオキソニルを含む農薬の総使用回数
きゅうり 菌核病 2000 散布 収穫
前日
まで
3回
以内
150〜300 3回以内 3回以内
灰色かび病 2000〜3000
トマト 灰色かび病 2000〜3000 4回以内
なす 3回以内
いちご 100〜300
たまねぎ 4回以内(定植前は1回以内、定植後は3回以内)
試験成績
なすの灰色かび病に対する効果
H10年 (社)日本植物防疫協会研究所高知試験場
発生状況 少発生
(RS菌を2/17施設内に吊る下げ接種した)
品種 竜馬
定植 H9年10月6日
区制・面積 1区6.75m²9株3連制
処理月日 2/17、24、3/3、10 計4回 296g/10a散布
調査月日・方法 2/24、3/3、10、17日に収穫果数と発病果数を調査し、防除価を算出
薬害 なし
調査 6/7
トマトの灰色かび病に対する効果
H10年 石川県農業総合研究センター
発生状況 中発生
品種 ハウス桃太郎
定植 3月12日
区制・面積 1区4.9m²14株2連制
処理月日 5/20、27、6/3 計3回 展着剤特製リノー10000倍を加用し、200g/10a散布
調査月日・方法 5/22〜6/16まで、7段果房までの収穫果実及び未収穫果実の発病果数を調査
し、防除価を算出
薬害 なし
きゅうりの灰色かび病に対する効果
H10年 宮城県植物防疫協会
発生状況 中発生
品種 アンコール
定植 8月10日
区制・面積 1区14m²10株3連制
処理月日 9/14、21、28 計3回 150g/10a散布
調査月日・方法 10月12日に各区10株、計30株の総果数と発病果数を調査し、防除価を算出
薬害 なし
いちごの灰色かび病に対する効果
H10年 宮城県植物防疫協会
発生状況 中発生
品種 女峰
定植 H9年9月10日
区制・面積 1区5m²株3連制
処理月日 5/20、29、6/8 計3回 180g/10a散布
調査月日・方法 6月17日に各区10株、計30株の総果数と発病果数を調査し、防除価を算出
薬害 なし
たまねぎの白斑葉枯病(灰色かび病)に対する効果
H10年 北海道立北見農業試験場
発生状況 中発生
品種 スーパー北もみじ
定植 5月19日
区制・面積 1区12m²3連制
処理月日 6/8、22、7/3、13、21、29、8/5 計7回 150g/10a散布(グラミンS加用)
調査月日・方法 8月10日に1区25株(1株当り上位展開葉4枚)の発病度から防除価を算出
薬害 なし
使用上の注意事項
  1. レタスに対して薬害を生じる恐れがあるので、付近にある場合はかからないように注意して下さい。
  2. 散布量は、対象作物の生育段階、栽培形態および散布方法合わせて調節して下さい。
  3. 本剤の使用に当たっては、使用量・使用時期・使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除など関係機関の指導を受けるようにして下さい。
製造:バイエルクロップサイエンス(株)