農薬情報/農業と環境>臭化メチル削減計画

普及段階にある代替防除技術のうち特に効果が認められる例

〜各都道府県のアンケート調査から〜
すいか(関東:神奈川県)
施設きゅうり(関東:群馬県)
施設トマト(関東:群馬県)
露地しょうが(中国四国:岡山)
施設きく(関東:群馬県)
施設いちご(中国四国:山口県)
施設いちご(関東:群馬県)
す い か (関東:神奈川県)
栽培体系
1月 4月 7月
現行
代替後
◎臭化メチルくん蒸(床土)
□蒸気消毒
△定植
▲収穫
病害虫名 代替技術名 概要
苗立枯病 蒸気消毒育苗培土利用の育苗 短時間で処理が可能であり、臭化メチル同等の防除効果が期待できる。その際、受け入れ側にも限度があるので、事前に調整しておくことが必要である。(現在普及率25%、コストは200%)
赤土と微生物資材入り倍土による育苗 赤土と微生物資材を1:1で混合して鉢上げ床土に使用し、臭化メチル同等の防除効果が期待できる。
(現在普及率2%、コストは200%)
施 設 き ゅ う り (関東:群馬県)
栽培体系
促成栽培
10月 11月 12月 1月
現行
代替後
抑制栽培
6月 7月 8月 9月
現行
代替後
◎臭化メチルくん蒸(床土)
□ダゾメット消毒
△定植
▲収穫
病害虫名 代替技術名 概要
苗立枯病 ダゾメット剤 安定した効果を得るためには、十分に土壌水分が保持された状態が必要なため、被覆資材を利用すると良い。また、臭化メチルよりも処理に時間がかかるので前作の打ち切りを早くするなどの工夫が必要である。
ネコブセンチュウ
雑草
施 設 ト マ ト (関東:群馬県)
栽培体系
8月 9〜10月 10〜11月 2月
現行
代替後
◎臭化メチルくん蒸
□代替薬剤処理
△定植
▲収穫
病害虫名 代替技術など 課題など
根腐萎凋病 ダゾメット剤・抵抗性台木 ダゾメット剤で安定した効果を得るためには、十分に土壌水分が保持された状態が必要なため、被覆資材を利用すると良い。また、土壌水分の少ない状態で処理すると、ガス化が不十分で土壌中の薬剤残留期間が長くなり、定植後に薬害が生じることがあるので、この点について普及啓蒙が必要である。
青枯病
露 地 し ょ う が (中国四国:岡山)
栽培体系
3月 4月 10月
現行
代替後
◎臭化メチルくん蒸
□代替薬剤処理
△定植
▲収穫
病害虫名 代替技術名 概要
根茎腐敗病 ダゾメット剤処理 臭化メチルと比較し、処理時の作業性や処理後の被覆期間が長くかかるなどの課題はあるが、土壌病害虫に対する防除効果は、臭化メチルと同程度であり、普及が期待できる。
施 設 き く (関東:群馬県)
栽培体系
8月 9月 10月 11月
現行
代替後
◎臭化メチルくん蒸
□代替薬剤処理
△定植
▲収穫
病害虫名 代替技術名 課題など
半身萎ちょう病
ネグサレセンチュウ
雑草
ダゾメット ダゾメット剤で安定した効果を得るためには、十分に土壌水分が保持された状態が必要なため、被覆資材を利用すると良い。
DD・MITC 20リットル缶で供給されるため、臭化メチルに比べ取扱いがやや不便であるが、センチュウにも効果があるので連作年数が長い等センチュウ密度の高い圃場では有用性が高い。
施 設 い ち ご (中国四国:山口県)
栽培体系
現行 親株床
10月 11月 6月
採苗
◎臭化メチルくん蒸
□太陽熱消毒
■代替剤
△定植
▲収穫
本圃
7〜8月 9月 11〜6月
代替後 親株床
10月 11月 採苗
採苗
本圃
7〜8月 9月 11〜6月
病害虫名 代替技術など 課題など
センチュウ類 太陽熱消毒処理 ほとんどの病害虫に効果が認められるため、現地ではかなり実施されている。その際、安定した効果を得るためには、夏季の気象条件に応じて処理期間を変更することや、労力がかかるので効率的に行えるよう処理方法を工夫する。
萎黄病
施 設 い ち ご (関東:群馬県)
栽培体系
9月 10月 11月 12月
現行
代替後
◎臭化メチルくん蒸
□代替薬剤処理
△定植
▲収穫
病害虫名 代替技術など 課題など
萎黄病
根腐病
雑草
ダゾメット剤 安定した効果を得るためには、十分に土壌水分が保持された状態が必要なため、被覆資材を利用するとよい。
DD・MITC剤 20リットル缶で供給されるため、臭化メチルに比べ取扱いがやや不便であるが、センチュウにも効果があるので連作年数が長い等センチュウ密度の高い圃場では有用性が高い。