農薬情報/農業と環境>臭化メチル削減計画

オゾン層保護対策の経緯

1974/06 米国カリフォルニア大学ローランド教授及びモリーナ博士がCFCによるオゾン層の破壊及びその結果として人や生態系への影響が生じる可能性を指摘した論文を発表。
1985/03 「オゾン層の保護のためのウィーン条約」を採択。
1985/12 英国のファーマンらが南極上空のオゾンホールについて報告。
1987/09 「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書」を採択。
1988/05 「特定物質の規制などによるオゾン層の保護に関する法律」(オゾン層保護法)制定。
1988/09 ウィーン条約発効。
日本、ウィーン条約及びモントリオール議定書に加入。
1988/12 ウィーン条約、日本について発効。
1989/01 モントリオール議定書発効。
モントリオール議定書、日本について発効。
1990/06 モントリオール議定書第2回締約国会合開催(ロンドン)。
特定フロンの2000年全廃、1.1.1−トリクロロエタンの規制物質への追加などを内容とする議定書の改正を合意。
1991/09 日本、改正モントリオール議定書(1990年改正)を受諾。
1992/08 改正モントリオール議定書(1990年改正)発効。
改正モントリオール議定書(1990年改正)、日本について発効。
1992/11 モントリオール議定書第4回締約国会合開催(コペンハーゲン)。
CFCの1996年全廃、HCFC、臭化メチル(1991年レベルに凍結)の規制物質への追加などを内容とする議定書の改正を合意。
1994/12 日本、改正モントリオール議定書(1992年改正)を受諾。
1995/03 改正モントリオール議定書(1992年改正)、日本について発効。
1995/12 モントリオール議定書第7回締約国会合開催(ウィーン)。
HCFCの2020年全廃、臭化メチルの2010年全廃などについて合意。
1997/09 モントリオール議定書第9回締約国会合開催(モントリオール)。
臭化メチルの削減計画の前倒し(2005年全廃)など臭化メチルの非締約国との貿易の禁止などについて合意。
参考
ウィーン条約
オゾン層保護のための対策の国際的な枠組みとなるものであり、オゾン層に悪影響をもたらす活動を規制するための手段、研究、組織的観測などを定めたもの。
フロン、ハロン
フロンは、炭素、塩素およびフッ素で構成された物質で、冷蔵庫の冷媒や電子部品の洗浄剤として使用されているが、生産などは1995年末で全廃された。
ハロンは、炭素、フッ素および臭素で構成された物質で、消化剤として使用されているが、生産などは1993年末で全廃された。