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カルホス微粒剤F試験事例

キャベツのネキリムシに対する効果

薬剤名 被害株率(%)
カルホス微粒剤F(6kg/10a)
6%
A粉剤(6kg/10a)
10%
  • 供試品種:YR綿秋
  • 播種:4月14日
  • 定植:5月18日
  • 調査:5月24日
(昭和52年、熊本県阿蘇農業改良普及所)

使用濃度 6月6日
希釈倍数 成分量 調査株数 発芽率 健全株率 被害株率 不発芽率
カルホス微粒剤F 6 180 60 85.6 36.7 46.7 14.4
D粒剤 6 300 60 69.4 18.3 49.4 30.6
無処理 - - 60 78.3 13.9 61.7 21.7
(注)
  1. 健全株率、被害株率は発芽数に対する比率を示す。発芽後鳥害を受けたものは除外した。
  2. 不発芽粒は大部分タネバエの被害によるものと観察された。
  • 発生状況:4月上旬より発生を認め、特に当地では4月中下旬に多発する傾向にあるが、今年は集中的な発生は見られず、平年と比較しても少ないようであった。
  • 品種:YR綿秋
  • 播種:4月14日
  • 定植:5月18日
  • 栽植密度:70cmx35cm
  • 収穫:8月7〜9日
  • 散布時期・量・方法:
    展示区;カルホス微粒剤F、6、9kg/10e
    対照区;D粒剤、6kg/10e
    どちらも5月17日、小肥と混合して散布。散布前後の気象は、晴れ。
  • 調査月日・方法: 5月24日に調査
(昭和52年、熊本県阿蘇農業改良普及所)
【考察】
試験結果から対象農薬と比較して防除効果が認められた。なお、6kgと9kgとの差は確認できなかった。薬害は認められなかった。