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特長
種類名 イマザピル剤
有効成分 イマザピル・・・本剤10本当り100mg
性状 長さ約5cmの先端が尖った木針
毒性 普通物
安全性 製品安全データシート石原バイオサイエンス(株)へのリンク)
有効年限 5年
包装 (50本×10)×6函
作用機構分類 HRAC 2[イマザピル]

「ケイピンエース」は通常の除草剤とは全く異なったユニークな「除草材」で、強力な殺草力をもつイマザピルを木針(楊枝状)に浸み込ませ、特殊な製剤に加工しており、最も難防除とされる「クズ」枯殺の専用剤として開発されました。イマザピルは水に溶け易く、溶け出して杉・檜が吸収すると薬害がありますので、薬剤部分がつき出たり、刺し込み不足で雨露に当たらないように赤い部分が少し埋まるまで刺してください。
  1. ごく微量の有効成分をクズの局所に施用することにより、クズ全体を防除することができます。
  2. 特殊製剤(木針剤)ですから、持ち運びに便利でかつ能率的に作業ができます。
  3. 一年中使用でき、効果の差はありませんが、根株の見つけやすい秋〜春(冬期)に処理するのが能率的です。

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(製造・販売元 保土谷アグロテック(株)へのリンク)

適用雑草及び使用方法
作物名 適用雑草名 使用量 使用方法 使用時期 本剤の使用回数 適用場所 イマザピルを含む農薬の総使用回数
林木 クズ 1株あたり1〜3本 クズの根株、又はなるべく根元に近い茎にあらかじめ本剤を差し込むために適当な穴をあけ、本剤を薬の露出部全部がかくれるように差し込むこと。 萌芽期〜生育期 - 造林地 -
木本性つる類 (つる径:本数)〜3.0cm:1〜2本、3.1〜5.0cm:3〜4本、5.1〜6.0cm:5〜6本、6.1cm以上:7本〜 つる類の地際に近い位置にあらかじめ本剤を差し込むために適当な穴をあけ、本剤を薬の露出部全部がかくれるように差し込むこと。 萌芽期〜生育期 - 造林地 -
すぎ(下刈り代用) クズ 1株あたり1〜3本 クズの根株、又はなるべく根元に近い茎にあらかじめ本剤を差し込むために適当な穴をあけ、本剤を薬の露出部全部がかくれるように差し込むこと。 萌芽期〜生育期 - - -
ひのき(下刈り代用) クズ 1株あたり1〜3本 クズの根株、又はなるべく根元に近い茎にあらかじめ本剤を差し込むために適当な穴をあけ、本剤を薬の露出部全部がかくれるように差し込むこと。 萌芽期〜生育期 - - -
樹木等 クズ 1株あたり1〜3本 植栽地を除く樹木等の周辺地のクズの根株、又はなるべく根元に近い茎にあらかじめ本剤を差し込むために適当な穴をあけ、本剤を薬の露出部全部がかくれるように差し込むこと。 萌芽期〜生育期 1回 公園、庭園、堤とう、駐車場、道路、運動場、宅地、のり面、鉄道等 1回
ギンネム 切り口直径〜5.0cm:3〜5本、5.1〜10.0cm:5〜10本、10.1cm〜:15本〜 植栽地を除く樹木等の周辺地のギンネムの地上部を伐採後、なるべく根元に近い部分にあらかじめ本剤を差し込むために適当な穴をあけ、本剤を薬の露出部全部がかくれるように差し込むこと 伐採直後 1回 公園、庭園、堤とう、駐車場、道路、運動場、宅地、のり面、鉄道等 1回

ケイピンエースの製品ちらし@ (石原バイオサイエンス(株)へのリンク)
ケイピンエースの製品ちらしA (石原バイオサイエンス(株)へのリンク)

使用方法
根株処理1
つるが立上がって出ているときは、下段のつるの下部に根株の中心部に向かってケイピンエースの赤色部までさしこんでください。
根株処理2
つるが1本または2本以上地表に並行に出ているときは、根株の中央部に真上からケイピンエースの赤色部までさしこんでください。
根株処理3
くずの根株径が地上露出部で5〜6cm以下のものはケイピンエース1本、それ以上のものには2本両側よりケイピンエースの赤色部までさしこんでください。



つる(茎)処理
つる径1cm以上のもので(ある程度木質化したもの)なるべく根株に近いところに茎を突きぬけないよう斜めにケイピンエースの赤色部までさしこんでください。ただし1cm程度の茎に処理する場合は、ケイピンエースを折り2本のつるに分けて使用してください。

使用上の注意事項
効果・薬害などの注意
  • 本剤は非農耕地および造林地(すぎ、ひのき)の下刈り代用として使用してください。
  • 本剤は根株に差込むのが最も効果的です。
  • つる(茎)に差込む場合は、直径が1cm以上のものに限って差込んでください。但し下刈り代用の場合は直径3p以上の株のみ処理し、つるには処理しないでください。茎葉散布剤処理後残った大株に処理するようにしてください。
  • ギンネムに使用する場合、切り口直径が大きなものに使用する時は、所定の範囲内で多めの本数を処理してください。
  • 処理後、抜けて落ちると造林木に薬害を生ずるおそれがあるので、簡単に抜けないよう適当な太さの錐などで穴を空けて差込んでください。
  • 使用時期は通年でよいが、根株の見つけ易い秋〜春がより効果的です。
  • 薬剤が雨、雪などで流れ落ちると造林木に薬害発生のおそれがあるので、薬の露出部が全部隠れるよう差込んでください。
  • 降雨、降雪中での使用はさけてください。
  • 使用にあたっては、使用量、使用方法、使用条件(土壌条件など)を誤らないように注意し、とくに初めて使用する場合は林業関係機関等の指導を受けることをお勧めします。
  • 処理の前後に処理株のつる切りを行うと、切口の溢泌水によって植栽木に薬害を生ずることがあるので注意してください。
安全使用・保管上の注意
  • 使用の際は不浸透性手袋などを着用してください。
  • かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
  • 公園、堤とうなどで使用する場合、処理区域に縄囲いや立て札をたて、処理中および処理後(最小限その当日)に関係者以外は立ち入らせないでください。小児、人畜等に留意してください。
  • 使用残りの薬剤は必ず安全な場所に保管してください。
  • 木質部は可燃性なので火気に近づけないでください。
  • 保管
    食品と区別し、密封して直射日光を避け、子供の手のとどかない冷涼・乾燥した所に保管してください。
製造・販売: 保土谷アグロテック(株)
石原バイオサイエンス(株)