農薬情報>殺虫剤


特長
種類名 メソミル水和剤
有効成分 メソミル・・・45.0%
性状 青色水和性微粒及び細粒
毒性 劇物
安全性 製品安全データシート三井化学クロップ&ライフソリューション(株)へのリンク)
有効年限 4年
包装 100g×120、500g×24
作用機構分類 IRAC 1A[メソミル]
  • 目に見える速効性
    ランネート45DFは、極めて速効的な効果を示します。害虫が発生した場合にも、食害が進む前に速やかに防除することが可能です。防除効果は接触作用により速やかに現れ、更に食毒効果と併せて処理後1〜2日後で最大となります。
  • 幅広い適用害虫
    チョウ目(ハスモンヨトウ、ヨトウムシ、オオタバコガ、タマナギンワバなど)、アブラムシ類、アザミウマ類、ニジュウヤホシテントウ、ナメクジ、ネダニなど、多くの種類の害虫に高い活性を示します。複数種の害虫をランネート45DFで防除が可能です。
  • 卵から成虫まで
    適用害虫の多くで、卵から成虫までの幅広い生育ステージに対して殺虫効果を示します。ハスモンヨトウやヨトウムシの老齢幼虫にも優れた効果を発揮します。害虫の生育ステージが混在している期間でも、ランネート45DFなら頼りになります。
  • 優れた浸透性・浸透移行性
    優れた浸透性により、葉の裏面にも有効成分が速やかに広がります。キャベツの葉裏に潜む害虫に対しても、高い効果を発揮します。また、土壌灌注によるネギアザミウマ(アスパラガス/ニラ)や、線虫(イチゴ)の防除も可能です。

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(販売元 三井化学クロップ&ライフソリューション(株)へのリンク)

適用病害虫名及び使用方法
作物名 適用病害虫 希釈倍数 使用方法 使用時期 本剤の使用回数 散布液量 メソミルを含む農薬の総使用回数
かぶ アブラムシ類 1000倍 散布 収穫7日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
アオムシ 1000倍 散布 収穫7日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
キャベツ アブラムシ類 1000〜2000倍 散布 収穫14日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
タマナギンウワバ 1000〜2000倍 散布 収穫14日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
コナガ 1000〜2000倍 散布 収穫14日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
ヨトウムシ 1000〜2000倍 散布 収穫14日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
ハスモンヨトウ 1000〜2000倍 散布 収穫14日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
アオムシ 1000〜2000倍 散布 収穫14日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
だいこん アブラムシ類 1000〜2000倍 散布 収穫21日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内(但し、は種時の土壌混和は1回以内)
コナガ 1000〜2000倍 散布 収穫21日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内(但し、は種時の土壌混和は1回以内)
ハイマダラノメイガ 1000〜2000倍 散布 収穫21日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内(但し、は種時の土壌混和は1回以内)
アオムシ 1000〜2000倍 散布 収穫21日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内(但し、は種時の土壌混和は1回以内)
はくさい アブラムシ類 1000〜2000倍 散布 収穫14日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内(但し、は種時の土壌混和は1回以内)
コナガ 1000〜2000倍 散布 収穫14日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内(但し、は種時の土壌混和は1回以内)
ヨトウムシ 1000〜2000倍 散布 収穫14日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内(但し、は種時の土壌混和は1回以内)
アオムシ 1000〜2000倍 散布 収穫14日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内(但し、は種時の土壌混和は1回以内)
カリフラワー アブラムシ類 1000倍 散布 収穫7日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
ヨトウムシ 1000倍 散布 収穫7日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
ブロッコリー アブラムシ類 1000〜2000倍 散布 収穫7日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
ヨトウムシ 1000倍 散布 収穫7日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
こまつな アブラムシ類 1000倍 散布 収穫14日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
チンゲンサイ アブラムシ類 1000倍 散布 収穫14日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
かぼちゃ ワタアブラムシ 1000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
ピーマン(露地栽培) タバコガ 1000〜2000倍 散布 収穫開始14日前まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
ハスモンヨトウ 1000〜2000倍 散布 収穫開始14日前まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
えだまめ ツメクサガ 1000〜2000倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
カメムシ類 1000〜2000倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
シロイチモジマダラメイガ 1000〜2000倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
マメシンクイガ 1000〜2000倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
ハスモンヨトウ 1000〜2000倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
アスパラガス ネギアザミウマ 1000倍 散布 収穫前日まで 1回 100〜300L/10a 2回以内(但し、散布は1回以内、灌注は1回以内)
ネギアザミウマ 1000倍 灌注 収穫3日前まで 1回 1〜3L/m² 2回以内(但し、散布は1回以内、灌注は1回以内)
ナメクジ類 1000倍 灌注 収穫3日前まで 1回 1〜3L/m² 2回以内(但し、散布は1回以内、灌注は1回以内)
いちご コガネムシ類幼虫 1000〜2000倍 灌注 移植活着後(育苗期) 4回以内 2〜3L/m² 4回以内
イチゴメセンチュウ 1000倍 散布 育苗期 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
イチゴメセンチュウ 1000倍 散布 定植後生育初期 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
イチゴセンチュウ 1000倍 散布 定植後生育初期 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
イチゴセンチュウ 1000倍 散布 育苗期 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
イチゴネグサレセンチュウ 1000〜2000倍 灌注 移植活着後(育苗期) 4回以内 1〜2L/m² 4回以内
ごぼう アブラムシ類 1000倍 散布 収穫7日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
しょうが ハスモンヨトウ 1000〜2000倍 散布 収穫7日前まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
食用ゆり クロバネキノコバエ類 500倍 30分間種球浸漬 植付前 1回 - 1回
たまねぎ ネギアザミウマ 1000〜2000倍 散布 収穫7日前まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
にら ネギアザミウマ 1000倍 灌注 収穫21日前まで 2回以内 1L/m² 2回以内
ネダニ類 1000倍 灌注 収穫21日前まで 2回以内 1L/m² 2回以内
クロバネキノコバエ類 1000倍 灌注 収穫21日前まで 2回以内 1L/m² 2回以内
にんじん アブラムシ類 1000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内(但し、は種前の土壌混和は1回以内)
ヨトウムシ 1000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内(但し、は種前の土壌混和は1回以内)
ハスモンヨトウ 1000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内(但し、は種前の土壌混和は1回以内)
クロバネキノコバエ類 1000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内(但し、は種前の土壌混和は1回以内)
ほうれんそう アブラムシ類 1000倍 散布 収穫14日前まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
ミナミキイロアザミウマ 1000〜2000倍 散布 収穫14日前まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
ヨトウムシ 1000〜2000倍 散布 収穫14日前まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
らっきょう ネダニ類 1000倍 灌注 収穫21日前まで 2回以内 1L/m² 2回以内
ねぎ ネギアザミウマ 1000〜2000倍 散布 収穫7日前まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
シロイチモジヨトウ 1000倍 散布 収穫7日前まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
クロバネキノコバエ類 1000〜2000倍 散布 収穫7日前まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
レタス アブラムシ類 1000〜2000倍 散布 収穫21日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内(但し、植付時の土壌混和は1回以内)
ナメクジ類 1000倍 散布 収穫21日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内(但し、植付時の土壌混和は1回以内)
オオタバコガ 1000倍 散布 収穫21日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内(但し、植付時の土壌混和は1回以内)
ヨトウムシ 1000〜2000倍 散布 収穫21日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内(但し、植付時の土壌混和は1回以内)
セルリー アブラムシ類 1000倍 散布 収穫30日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
ヨトウムシ 1000倍 散布 収穫30日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
ハスモンヨトウ 1000倍 散布 収穫30日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
パセリ アブラムシ類 2000倍 散布 収穫30日前まで 1回 100〜300L/10a 1回
サラダ菜 アブラムシ類 1000〜2000倍 散布 収穫21日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
オオタバコガ 1000倍 散布 収穫21日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
ヨトウムシ 1000〜2000倍 散布 収穫21日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
だいず ツメクサガ 1000〜2000倍 散布 収穫14日前まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
カメムシ類 1000〜2000倍 散布 収穫14日前まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
シロイチモジマダラメイガ 1000〜2000倍 散布 収穫14日前まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
マメシンクイガ 1000〜2000倍 散布 収穫14日前まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
ハスモンヨトウ 1000〜2000倍 散布 収穫14日前まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
かんしょ ナカジロシタバ 1000〜2000倍 散布 収穫7日前まで 5回以内 100〜300L/10a 5回以内
ハスモンヨトウ 1000〜2000倍 散布 収穫7日前まで 5回以内 100〜300L/10a 5回以内
ばれいしょ アブラムシ類 1000〜2000倍 散布 収穫7日前まで 5回以内 100〜300L/10a 5回以内
ニジュウヤホシテントウ 1000倍 散布 収穫7日前まで 5回以内 100〜300L/10a 5回以内
ナストビハムシ 1000倍 散布 収穫7日前まで 5回以内 100〜300L/10a 5回以内
ジャガイモガ 1000倍 散布 収穫7日前まで 5回以内 100〜300L/10a 5回以内
チャトゲコナジラミ 1000倍 散布 摘採21日前まで 2回以内 200〜400L/10a 2回以内
チャノキイロアザミウマ 1000〜2000倍 散布 摘採21日前まで 2回以内 200〜400L/10a 2回以内
コカクモンハマキ 1000〜1500倍 散布 摘採21日前まで 2回以内 200〜400L/10a 2回以内
チャハマキ 1000〜1500倍 散布 摘採21日前まで 2回以内 200〜400L/10a 2回以内
ミドリヒメヨコバイ 1000〜1500倍 散布 摘採21日前まで 2回以内 200〜400L/10a 2回以内
チャノホソガ 1000〜1500倍 散布 摘採21日前まで 2回以内 200〜400L/10a 2回以内
ハスモンヨトウ 1000倍 散布 摘採21日前まで 2回以内 200〜400L/10a 2回以内
ツマグロアオカスミカメ 1000〜2000倍 散布 摘採21日前まで 2回以内 200〜400L/10a 2回以内
てんさい トビハムシ 1000〜2000倍 散布 収穫7日前まで 5回以内 100〜300L/10a 5回以内
ヨトウムシ 1000〜2000倍 散布 収穫7日前まで 5回以内 100〜300L/10a 5回以内
たばこ タバコガ 1000〜2000倍 散布 収穫10日前まで 2回以内 25〜180L/10a 2回以内
ヨトウムシ 1000〜2000倍 散布 収穫10日前まで 2回以内 25〜180L/10a 2回以内
ハスモンヨトウ 1000〜2000倍 散布 収穫10日前まで 2回以内 25〜180L/10a 2回以内

ランネート45DFの製品ちらし (三井化学クロップ&ライフソリューション(株)へのリンク)
ランネート45DFの製品リーフ 三井化学クロップ&ライフソリューション(株)へのリンク)



 にらへの灌注処理でネダニとネギアザミウマを同時防除
  • ネダニによる被害
    他に比べて発育が悪く草丈が低かったり、外葉が枯れている、葉がカールしているなどの症状が見られたらネダニの寄生が疑われます。
  • ネギアザミウマによる被害
    ネギアザミウマは地上の茎葉部に寄生して吸汁し、葉の組織を傷つけるため、被害部に小さい黄白点が現れます。
  • 根部周辺に薬液をいきわたらせる
    ランネート45DFには「接触活性」と「食毒活性」の2つの活性があります。灌注処理されたランネート45DFの有効成分は、まずにらの根部表面または土壌中にいるネダニに接触し、効果を発揮します。その後、有効成分が根から吸収されて地上の茎葉部へ移動し、土壌中のネダニだけでなく地上部のネギアザミウマにも防除効果を発揮し、食害を防ぐ仕組みです。したがって活性を発揮するには根部周辺に薬液がいきわたっている事が重要です。
    適度に湿った土壌では薬液がよく根部に到達しますが、乾燥した土壌だと薬液が根部に到達せず十分な効果がでないことがあります。灌注処理前日~処理前にあらかじめ十分灌水しておき、土壌の過度な乾燥をさけておくことが効果を十分に引き出すポイントです。なお、ランネート45DFは灌注水量1L/m²で十分効果があります。
  • 試験成績(ネダニ類に対する効果)
    • 処理日:平成21年11月2日
    • 灌注液量:
      1L/m²(ランネート)
      3L/m²(A剤)
    • 区制:3.75/区、3連制
    • 発生条件:多発生
    • 処理日:平成21年6月15日
    • 灌注液量:
      1L//m²(ランネート)
      3L//m²(A剤)
    • 区制:3.6m²/区、3連制
    • 発生条件:多発生
    • 処理日:平成21年5月11日
    • 灌注液量:1L//m²(ランネート)
    • 区制:7.0m²/区、3連制
    • 発生条件:多発生(寄生株を定植)
  • 定植時だけでなく生育期間でも害虫の発生状況に合わせて防除可能
    にらは同じ株で複数回収穫するのが一般的な作物です。灌注処理が可能な時期は生育期と収穫間になります。生育期は2回まで、次の収穫の21日前までに使用してください。
  • ランネート45DFを安全に灌注する方法
    安全使用の為に3つの注意事項を必ずお守り下さい。
    1. ハス口状ノズルを使用してください。
    2. 必ず十分な通気性を確保してください。
    3. マスク等の保護具を必ず着用してください。
使用上の注意事項
効果・薬害などの注意
  • 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
  • 石灰硫黄合剤、ボルドー液などアルカリ性薬剤との混用はさけてください。
  • はくさいに使用する場合は、定植後20日以内では薬害のおそれがあるので使用しないでください。又、定植後20日頃に使用する場合は、低濃度(2,000倍)で使用してください。
  • ジャガイモガに対しては、潜葉幼虫を対象に使用してください。
  • イチゴネグサレセンチュウ防除の場合、仮植床において苗の移植活着後に7〜10日間隔で2〜3回ジョロなどで灌注してください。
  • ミナミキイロアザミウマの防除に使用する場合、生息密度が高まると効果が劣るので、初発生をみたら直ちに散布してください。なお、ミナミキイロアザミウマは繁殖が早いので、散布はかけ残しのないようていねいに行なってください。
  • ねぎのシロイチモジヨトウの防除に使用する場合は、食入前の若齢幼虫期に散布してください。
  • 散布液の漂流飛散による危害を防止するため、特に水田転換作の大豆などに散布する場合は、フォームスプレー(泡散布)することをお勧めします。
  • 蚕に毒性が強いので、周辺の桑葉にかからないよう注意してください。
  • 散布に際してはマルハナバチに直接かからないようにしてください。
  • ミツバチに対して影響があるので、以下のことに注意してください。
    1. ミツバチの巣箱およびその周辺にかからないようにしてください。
    2. 養蜂がおこなわれている地区では周辺への飛散に注意する等、ミツバチの危害防止に努めてください。
  • 本剤の使用にあたっては、危害防止のため使用条件などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。
安全使用・保管上の注意
  • 医薬用外劇物です。取扱いには十分注意してください。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当てを受けさせてください。
  • 作業中に、粉末や噴霧を吸い込んだ場合は、薬剤にさらされない場所に移し、安静にしてください。薬液を多量に浴びたときには、衣服を脱ぎ、皮ふ・眼をよく洗ってください。また、身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当てを受けてください。
  • 本剤による中毒に対しては、硫酸アトロピン製剤の投与が有効であると報告されています。呼吸が困難な場合は気道を確保してください。口移し人工呼吸はおこなわないでください。
  • 本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合は直ちに水洗し、眼科医の手当てを受けてください。
  • 薬液調製時及び使用の際は、防護マスク、保護眼鏡、不浸透性手袋、不浸透性防除衣などを着用してください。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、洗眼・うがいをしてください。
  • 本剤の散布にあたっては危害防止のため、胸の高さ以下の作物に対して下に向けて散布することとし、作物が胸の高さを超える場合は絶対に散布しないでください。特にたばこでは、草丈が腰の高さの時までに散布してください。
  • 施設内において灌注処理をおこなう場合は、出入り口、天窓、側窓などを開け、適宜、通気を確保して作業をおこなってください。
  • 本剤の灌注処理にあたってはハス口状ノズルを使用してください。また、危害防止のためハス口状ノズルを腰より下にして地面に向けて灌注してください。
  • 被覆中の茶園や施設内など、噴霧のこもりやすい場所での散布はおこなわないでください。
  • 高温多湿時の長時間作業および疲労時の使用はさけてください。
  • 水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池などに飛散、流入しないよう注意して使用してください。
  • 使用残りの薬液が生じないように調製をおこない、使いきってください。散布器具および容器の洗浄水は、河川などに流さないでください。また、空容器、空袋などは水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
  • 直射日光を避け、鍵のかかるなるべく低温で乾燥した場所に密封して保管してください。
製造元 エムシークロップ&ライフ化成(株)
販売元 三井化学クロップ&ライフソリューション(株)
日本農薬(株)
ホクサン(株)