農薬情報>殺虫剤>天敵昆虫
特長
■種類名:イサエアヒメコバチとハモグリコマユバチ剤
■有効成分
マイネックス
イサエアヒメコバチ羽化成虫・・・125頭/ポリエチレン瓶
ハモグリコマユバチ羽化成虫・・・125頭/ポリエチレン瓶
マイネックス91
イサエアヒメコバチ羽化成虫・・・25頭/ポリエチレン瓶
ハモグリコマユバチ羽化成虫・・・225頭/ポリエチレン瓶
■性状:黒色寄生蜂
■包装:100mlポリエチレン瓶(250頭入り)
マイネックス、マイネックス91とは・・・
性質の異なる2種類のハモグリバエの寄生蜂、イサエアヒメコバチと・ハモグリコマユバチを混合した製品です。イサエアヒメコバチは、日本にも生息する寄生蜂で、高温期に高い活性を有するのに対し、ハモグリコマユバチは、低温期に高い活性を示します。施設内で本剤を放飼することにより、長期間にわたって、マメハモグリバエの密度が抑制されます。また、マイネックス91は、ハモグリコマユバチが多く入っている為、予防的導入に適した製剤です。
  • 天敵生物であり、環境に対する影響、各種残留問題、人畜に対する毒性の心配がありません。
  • マメハモグリバエの発生初期に使用することで、経済的に長期間密度を抑制します。
  • 天敵生物なので、薬剤抵抗性発達の心配がありません。
  • 放飼の処理が簡単で、労力の軽減がはかれます。
  • JAS法に適合し、農薬散布回数にカウントされませんので、有機栽培・減農薬栽培等でも使用可能です。
 イサエアヒメコバチハモグリコマユバチについて
■放飼回数:1週間間隔で2〜4回放飼します。
■大きさ:
・イサエアヒメコバチ(成虫の体長約2mm、短い触角)
・ハモグリコマユバチ(成虫の体長2〜3mm、長い触角)
■活動可能温度:15〜30℃、酷暑、厳寒期は避ける。
■最適温度:イサエアヒメコバチ(20〜25℃)、ハモグリコマユバチ(15〜20℃)
■寄生範囲:
・イサエアヒメコバチ
マメハモグリバエ(Liriomyza trifolii)などAgromyzidae科の5属のハモクリバエ類と鱗翅目のモモハモグリガに寄生する。
・ハモグリコマユバチ
Liriomyza属、Phytomyza属、Chromatomyza属ハモグリバエ類に寄生する。
■総産卵数:
・イサエアヒメコバチ(産卵の他にもホスト・フィーディングも行う。)
・ハモグリコマユバチ(雌1頭当り約70卵)
こうなる前に・・・
潜行痕(絵かき)が見え始めてからの導入では、本剤による防除は苦戦します。
こんな時が導入適期
施設内で産卵痕(吸汁痕)が初めて発見されたら、早急に本剤を導入開始して下さい。
イサエアヒメコバチ
ハモグリコマユバチ
マイネックスの登録内容
作物名 適用害虫名 使用量 使用時期 使用回数 使用方法
野菜類(施設栽培) ハモグリバエ類 1〜2瓶/10a
(約250〜500頭)
発生初期 放飼
マイネックス91の登録内容
作物名 適用害虫名 使用量 使用時期 使用回数 使用方法
野菜類(施設栽培) ハモグリバエ類 2〜4瓶/10a
(約500〜1,000頭)
発生初期 放飼
使用方法
  • 放飼方法と注意
    本剤入手日に、施設内で本剤を開封し、静置するのみです。
    両天敵の成虫が飛翔し、餌探索を開始します。明るい方に飛ぶ習性のため、施設の天窓やサイドが締切られた夕方に、作物の下に静置してください。静置するかわりに施設内のマメハモグリバエ発生箇所で本剤を振出す方法も有効です。
  • 放飼量の参考
    ヨーロッパでは、次表の通り、マメハモグリバエ発生極初期での本剤導入により、少量で経済的な防除が実現されています。
    導入開始タイミング 10aあたりの導入本数 放飼反復回数
    産卵痕の初発見時 1回に本剤1〜2本 1週間間隔で3、4回反復
    潜行痕の発見時 1回に本剤2〜8本
効果のしくみ
使用上の注意
  • 本剤はマメハモグリバエの幼虫に寄生する天敵イサエアヒメコバチの成虫及びハモグリコマユバチの 成虫を含有する製剤である。
  • イサエアヒメコバチ及びハモグリコマユバチの生存日数は短いので、入手後直ちに使用し、使いきる。
  • 放飼は、マメハモグリバエの発生している野菜類の株元で容器を開封し、その株元の地表面に3日間継続して容器を静置する。
  • ハモグリバエ類の生息密度が高くなってからの放飼は十分な効果が得られないことがあるので、ハモグリバエ類がまだ低密度で散見され始めたときに最初の放飼をする。なお、イサエアヒメコバチ及びハモグリコマユバチは日中に放飼すると施設の天井部に集まる習性があるので、夕方に放飼することが望ましい。
  • 天敵としてイサエアヒコメバチ及びハモグリコマユバチが有効な密度(10アール当たり500〜1000頭)を保つため、ハモグリバエ類の発生初期より約1週間間隔で数回放飼することが望ましい。
  • 本剤の使用中は、日中の施設内の平均室温を15〜20℃に保つことが望ましい。
  • イサエアヒメコバチ及びハモグリコマユバチの活動に影響を及ぼすおそれがあるので、本剤の放飼前後の薬剤散布は避けること。
  • 本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないよう注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
  • 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用する。なお、農業改良普及センター、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。