農水省は2005年6月7日、総合的病害虫管理(IPM)を実践するための指標となる指針をまとめ、定義や目的、推進方法などを明らかにした。環境にやさしく、人の健康への影響を最小にする水準で、都道府県がIPM防除暦などを作る際に参考にしてもらう。
指針づくりは、IPMが国際的に提唱されている中で日本にふさわしいものを示すのが狙い。病害虫と雑草の発生を総合的に防ぐのがIPMだと定義し、@生態系への影響をできるだけ小さくする、A病害虫の発生状況を把握し、防除の可否を判断する、B防除する場合も、経済的な被害を招く水準以下に抑える---の3点がIPMの基本と整理した。
同省は指針に基づき、水稲での実践指標モデルも策定した。どんな作業ならIPMになるかを評価して数値化。今後これを参考に、他の作物の指標モデルも検討する。 |