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果樹の生産動向

果樹生産者の後継者のいる農家割合は温洲みかん農家32%、りんご農家34%、日本梨農家26%であり、後継者不足は深刻であります。中でも柑橘栽培は傾斜地での作付けが多く、労働力の高齢化から放棄される園地も増加しています。消費者の嗜好の変化、多様化から他の果実への作付け転換もあり、また産地では産地の差別化のため、新しい品種の育成、ブランド化に力を注いでいます。防除面からみると機械化(自走式散布機械、スプリンクラー、無人ヘリ)が進んでおり、機械化に適した製剤が求められると共に、新規に開発された農薬を用いて防除体系の最適化が常に進められています。消費者が求める高品質果実を安定して生産するには、農薬による病害虫防除、雑草管理への依存は今後も続くと考えられます。
果樹作の今後と農薬
栽培面積では、温洲みかん等において農薬需要にマイナス要因はありますが、その他の果樹では栽培面積によるマイナス要因はありません。逆に、消費者の高品質嗜好により、生産者はより効率的な病害虫防除を必要とします。品種、栽培体系などの多様化による病害虫発生の複雑化から安全性と効果の高い農薬の要求がさらに高まると思われます。反面、環境保全型農業への移行から散布回数の減少も予想されますが、金額ベースでは大きく減少することはないと思われます。
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