農薬情報>殺菌剤


特長
■有効成分:プロベナゾール・・・8%
■毒性:普通物
■魚毒性:B類相当
  1. 植物の病害抵抗性を誘導して高い効果を現す、ユニークな作用性の殺菌剤です。
  2. 稲いもち病・白葉枯病・もみ枯細菌病・穂枯れに高い効果を発揮します。
  3. きゅうり・レタス・キャベツ・ブロッコリー・はくさい・ねぎ等の細菌性病害に有効です。
  4. 有効成分は根から速やかに吸収され、体内へ浸透移行します。
  5. 効果の持続性に優れ、稲では1回の散布により散布剤の2〜3回分の効果が、きゅうりでは1回の処理により散布剤の3〜5回分の効果が、期待できます。
  6. 各種薬剤耐性いもち病菌に対しても有効です。
  7. 環境に対して安全性が高く、低毒性の薬剤です。
適用及び使用方法
作物名 適用病害名 使用量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 総使用回数*
いもち病 3kg/10a 移植時 2回以内 側条施用 2回以内(育苗箱への処理及び側条施用は合計1回以内)
3〜4kg/10a 葉いもちには初発の10日前〜初発時、
穂いもちには出穂3〜4週間前
収穫14日前まで
散布
白葉枯病
もみ枯細菌病
移植活着後及び出穂3〜4週間前
収穫14日前まで
穂枯れ(ごま葉枯病菌) 出穂3〜4週間前
収穫14日前まで
稲(箱育苗) いもち病
白葉枯病
もみ枯細菌病
育苗箱(30x60x3cm、使用土壌約5g)
1箱当り20〜30g
移植3日前〜移植前日 育苗箱の苗の上から均一に散布
きゅうり 斑点細菌病 6〜7.5kg/10a
(5g/株)
定植時 1回 植穴土壌混和 1回
レタス
非結球レタス
腐敗病
斑点細菌病
6〜9kg/10a 土壌混和
キャベツ 黒腐病 全面土壌混和又は作条土壌混和
ひろしまな 軟腐病 全面土壌混和
はくさい 軟腐病 は種時又は定植時 全面土壌混和
ピーマン
とうがらし類
斑点病
うどんこ病
5〜10g/株 定植時 植穴土壌混和
ブロッコリー 黒腐病 6〜9kg/10a 全面土壌混和
わけぎ 軟腐病 6kg/10a 生育期収穫35日前まで 株元散布
あさつき 6〜9kg/10a 土寄せ時(収穫30日前まで)
ねぎ 6kg/10a 2回以内 2回以内
カリフラワー 6〜9kg/10a 定植時 1回 全面土壌混和 1回
* 総使用回数は、プロベナゾールを含む農薬の総使用回数。
上手な使い方
いもち病の防除
発生環境
低温 夏の低温→イネの生育遅延→病気に対する稲の抵抗性低下
日照不足 チッソ肥料不消化→アミノ酸・アマイド態チッソの蓄積
水滴・湿度 多湿・長雨→夜露などの乾き遅れ→胞子発芽

広域防除は効果的!
市、町、村、または地域毎に一定の期間中(葉いもち初発の7〜10日前)にオリゼメート粒剤を全面散布します。
オリゼメート粒剤は、強い力が長く(約45日)続きますので、従来のいもち剤よりかなり早い時期(葉いもち初発前)に散布すれば、葉いもちから穂いもちまで抜群の効果を発揮します。さらに、いもち用散布剤を出穂期〜穂揃期に散布すれば、いもち病を完全に防除できます。

耐性菌に有効
各地で問題となっている、いもち用有機リン剤および抗生物質に対する耐性菌にも、オリゼメート粒剤は的確な防除効果を発揮します。
白葉枯病、もみ枯細菌病の防除
育苗箱処理と本田散布(出穂20日〜30日前)は、いもち病はもちろん白葉枯病も防除できます。
白葉枯病は、水稲における主要な細菌性病害で、発生には気象の影響が多大です。→台風・集中豪雨による浸冠水
もみ枯細菌病は、育苗期及び本田後期に発生する細菌性病害で、育苗箱では、本病により苗腐敗が発生し、重症の場合は褐変枯死します。本田では出穂後、もみが灰白色から蒼白色に変色し、着色米などの原因となります。
使用上の注意事項
  1. 稲に使用する場合
    • 育苗箱の苗の上から所定薬量を均一に散布し、茎葉に付着した薬剤は払い落したのち、十分灌水してください。
    • 苗の葉がぬれていると薬剤が付着して薬害を生ずる場合もあるので、散布直前の灌水はさけてください。
    • 軟弱徒長苗、むれ苗などでは薬害を生ずるおそれがあるので、必ず健苗に使用してください。
    • 処理苗移植の本田の整地が不均整な場合は薬害が生じやすいので、代かきはていねいに行い、移植後田面が露出したりしないように注意してください。
    • 処理苗を本田に移植したのちは、そのまま湛水状態(湛水深3〜5cm)を保ち苗が活着するまで田面が露出しないよう水管理に注意してください。
    • 本剤を処理した苗の移植本田では、薬害を生ずるおそれがあるので、DCPA剤の使用はさけてください。
    ※本田施用
    • 本剤は湛水状態(湛水深3〜5cm)で播きむらのないように均一に散布し、散布後少なくとも4〜5日間はそのまま湛水状態を保ち、田面を露出させたり水を切らしたりしないように注意し、また落水、かけ流しはしないでください。
    • 砂質土など漏水の大きな水田での使用はさけてください。
    • 養魚田での使用はさけてください。
    • DCPA剤との同時施用および近接散布は、薬害を生ずるおそれがあるのでさけてください。
    • 本剤は予防的に散布した場合に有効です。葉いもち防除の使用適期は初発の7〜10日前です。発生予察情報に注意して時期を失しないように散布してください。穂いもち防除の使用適期は出穂の3〜4週間前です。また、白葉枯病に対しては、移植後なるべく早い時期に使用する方が有効なので、移植活着後(移植7〜10日後)なるべく早く使用してください。なお、出穂後の白葉枯病・もみ枯細菌病・穂枯れ(ごま葉枯病菌)に対する使用適期は出穂3〜4週間前です。
  2. きゅうり・ピーマンに使用する場合
    • 健苗に使用し、幼苗、軟弱徒長苗には使用しないでください。
    • 処理の際は植穴の土壌と十分混和してください。
    • 本剤処理後、葉縁の黄化(退色)、葉の矮化、活着遅延にともなう初期生育抑制等の薬害を生ずるおそれがあるので、注意してください。
  3. レタスに使用する場合
    使用方法を誤ると、葉が黄化したり生育が遅延することがあるので注意してください。
  4. ねぎの軟腐病に使用する場合
    土寄せ2日前〜直前、所定量の薬剤を株元散布した後土寄せを行ってください。なお、所定の総使用量の範囲(6〜9kg/10a)で1回につき3kg/10a以上を2〜3回に分けて土寄せ時に使用しても有効です。
  5. 野菜類の細菌病、特にはくさいの軟腐病の防除に使用する場合、多発のおそれがある圃場では所定範囲の高薬量を用いてください。
  6. 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、農業改良普及センター、病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。
  7. 本剤は水産動物に影響を及ぼすので、養魚田での使用はさけてください。
  8. 普通の使用方法では毒性が低いが、誤食のないように注意してください。
    • 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用して粉末を吸い込んだり、浴びたりしないように注意し、作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをし、衣服を交換してください。
    • かぶれやすい体質の人は作業に従事しないようにしてください。
    • 作業時に着用していた衣服等は、他のものとは分けて洗濯してください。
製造:明治製菓(株)
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