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ゼンターリ顆粒水和剤との混用による効果の増強
特長
■有効成分:カルタップ塩酸塩・・・75.0%
■性状:青緑色水溶性細粒
■毒性:劇物
■有効年限:4年
パダンは武田薬品工業(株)が研究開発したネライストキシン系の殺虫剤(カルタップ剤)で、特に食害性害虫に高い効果を示します。
  • 特異な殺虫作用
    パダンは特に経口殺虫作用が強く、ごく少量の摂食で虫はすみやかに麻痺し、死に至ります。稲のコブノメイガ、ニカメイチュウ、イネツトムシ、茶のチャノホソガなどのような作物の茎葉を食害する害虫に特にすぐれた効果を示します。また、パダンの殺虫効果のあらわれ方は特異的で、虫の動きがにぶくなって作物を食害できなくなり、死んで行きます。
  • 散布適期の幅が広い
    パダンは散布適期の幅が広く、安定した防除効果を示します。
  • 抵抗性害虫にも有効
    パダンは有機リン剤やカーバメート剤などとは殺虫作用が全く異なっていますので、他剤では効きにくくなってきた害虫にも高い効果を発揮します。
  • ペースト肥料との混和による側条施用処理
    パダンSG水溶剤のペースト肥料混和側条施用は、田植時にパダンSG水溶剤をペースト肥料に混和し、専用の側条施肥田植機で施用する省力的な処理方法です。
    • 田植、施肥、害虫防除の3つの作業を同時に行うことができ、コスト低減につながります。
    • 薬剤を水に溶かさずペースト肥料に直接混和して使用することもでき、省力的です。
    • アルカリ性のペースト肥料との混和(施用)は有効成分が分解する恐れがあるので混和可能が確認されているペースト肥料以外との混和はさけてください。
  • コナガにすぐれた効果
    パダンはコナガに対し、強い殺卵作用、殺成虫作用、幼虫に対する長い残効性があり、また高温時の効果の持続性にもすぐれています。コナガ防除はなるべく早期から実施することが肝要であり、有機リン剤、合成ピレスロイド剤、BT剤、IGR剤など作用性の異なる薬剤とのローテーション防除で使用します。
  • 溶けやすい顆粒タイプ。
    水に非常に溶けやすい薬剤です。
  • 計量をしやすい。
    フタが計量カップになっており、簡単に計量できます。
  • 粉立ちが少なく使いやすい。
    顆粒剤のため、開封時、薬液調製時の粉立ちが少なくなります。
適用害虫と使用方法
作物名 適用病害虫名 希釈倍数 使用液量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 カルタップを含む農薬の総使用回数
ニカメイチュウ、コブノメイガ、イネツトムシ 1500倍 60〜150L/10a 収穫21日前まで 6回以内 散布 6回以内(種もみ浸漬は1回以内、床土への混和、育苗箱への処理及び側条施用は合計1回以内)
イネハモグリバエ 1500〜3000倍
イネシンガレセンチュウ 1500〜3000倍 - 浸種前 1回 24時間種もみ浸漬
キャベツ コナガ、アオムシ、アブラムシ類、ハイマダラノメイガ 1500倍 100〜300L/10a 収穫14日前まで 4回以内 散布 4回以内
はくさい コナガ、アオムシ、アブラムシ類 1500倍 収穫7日前まで 3回以内 3回以内
だいこん 1500倍
ダイコンシンクイムシ 1000倍
なばな コナガ、アブラムシ類 1500倍
さやえんどう、実えんどう ウラナミシジミ 1500倍 収穫前日まで
ナモグリバエ 1500〜3000倍
ブロッコリー コナガ 1500倍 収穫7日前まで 4回以内 4回以内
ほうれんそう ミナミキイロアザミウマ、アシグロハモグリバエ 1500倍 2回以内 2回以内
チンゲンサイ ハモグリバエ類、コナガ 1500倍 3回以内 3回以内
レタス ナモグリバエ、ナメクジ類 1500倍 収穫14日前まで
非結球レタス 1500倍 2回以内 2回以内
かき チャノキイロアザミウマ、カキホソガ、イラガ、カキノキマダラメイガ 1500倍 200〜700L/10a 収穫45日前まで 4回以内 4回以内
カキノヘタムシガ 1500〜3000倍
くり モモノゴマダラノメイガ、ネスジキノカワガ 1500倍 裂果前 3回以内 3回以内
びわ、びわ(葉) ナシヒメシンクイ 1500倍 春芽伸長初期まで 但し、収穫90日前まで 4回以内 4回以内
ぶどう チャノキイロアザミウマ、フタテンヒメヨコバイ、スカシバ類 1500倍 収穫21日前まで 5回以内 5回以内
キウイフルーツ キイロマイコガ、キウイヒメヨコバイ 1500倍 収穫30日前まで 3回以内 3回以内
チャノホソガ、チャノキイロアザミウマ、チャノミドリヒメヨコバイ 1500倍 200〜400L/10a 摘採10日前まで 1回 1回
とうもろこし アワノメイガ 1000倍 100〜300L/10a 収穫21日前まで 2回以内 2回以内
はとむぎ 1500倍 60〜150L/10a
ばれいしょ ジャガイモガ若齢幼虫 1500倍 100〜300L/10a 収穫7日前まで 6回以内 6回以内
ホップ フキノメイガ 1500倍 3回以内 3回以内
しょうが フキノメイガ、アワノメイガ 1500倍 5回以内 5回以内
ガーベラ マメハモグリバエ 1500倍 - 4回以内 4回以内
ミカンキイロアザミウマ 1500倍 発生初期
シクラメン 1500倍 5回以内 5回以内
いぐさ イグサシンムシガ 1500倍 - 3回以内 3回以内
ふき アザミウマ類、アブラムシ類、フキノメイガ 1500倍 収穫7日前まで 2回以内 2回以内
ふき(ふきのとう) 1500倍 収穫120日前まで 4回以内(水溶剤の処理は2回以内、粒剤の処理は2回以内)
さといも ネグサレセンチュウ 300倍 - 植付前 1回 30分間種いも浸漬 1回
くわい ハスモンヨトウ 1500倍 100〜300L/10a 収穫30日前まで 3回以内 散布 3回以内
さやいんげん マメハモグリバエ 1500倍 収穫前日まで
はつかだいこん コナガ 1500倍 収穫7日前まで 1回 1回
飼料用とうもろこし アワノメイガ 1000倍 収穫21日前まで 2回以内 2回以内
作物名 適用病害虫名 使用量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 カルタップを含む農薬の総使用回数
イネドロオイムシ 100〜200g/10a 移植時 1回 ペースト肥料に溶かし側条施肥田植機で施用する。 6回以内(種もみ浸漬は1回以内、床土への混和、育苗箱への処理及び側条施用は合計1回以内)
イネミス゛ソ゛ウムシ、コブノメイガ、ニカメイチュウ 200g/10a
側条施用に使用する場合
使用のポイント
  • ニカメイチュウに対する散布適期
    第一世代:発蛾最盛期の7〜15日後。
    第二世代:発蛾最盛期の5〜10日後。(2回散布の場合は発蛾最盛期とその7〜10日後)
  • コブノメイガに対する散布適期
    発蛾最盛期の7日後ごろ。
  • フタの部分が計量カップになっており、10g、20g薬液用の分量が簡単に計量できます。
    1500倍液のつくり方 13.3g(20gに希釈) 6.7g(10gに希釈)
使用上の注意
効果・薬害などの注意
  • イネシンガレセンチュウ防除のため種もみ消毒をする場合には、催芽前に処理します。(薬害)
  • ブラエス剤との混用は避けてください。(薬害)
  • ボルドー液と混用する場合は使用直前に混合して下さい。(分解)
  • あぶらな科野菜に使用する場合、夏季高温時の苗や軟弱な苗に対して薬害を生ずる恐れがあるので、このような苗には使用しないで下さい。(薬害)
  • たばこ、なすには薬液がかからないように散布してください。(薬害)
  • かきに使用する場合は、果実の着色直前以降は薬害を生ずる恐れがあるので使用しないで下さい。(薬害)
  • かき、ぶどうには樹勢の弱い場合には薬害を生ずるおそれがあるので使用しないでください。(薬害)
  • ほうれんそうに使用する場合は、高温時の散布は薬害を生ずる恐れがあるので避けて下さい。(薬害)
  • ガーベラには品種(パープルレイン、マンボなど)によっては薬害を生ずる恐れがあるので、あらかじめ薬害のないことを確かめた上で使用して下さい。(薬害)
  • ペースト肥料と混和して側条施用する場合の注意:
    1. 同一の害虫を防除対象とする育苗箱施用薬剤と併用しないでください。(薬害)
    2. 使用した機械を洗浄する際は、洗浄水が水路などに流入しないよう注意して下さい。
    3. アルカリ性ペースト肥料との混和は有効成分が分解する恐れがあるので、混和可能が確認されているペースト肥料以外との混和は避けてください。
  • ミナミキイロアザミウマの防除に使用する場合、棲息密度が高まると効果が劣るので、初期発生をみたら直ちに散布して下さい。なお、ミナミキイロアザミウマは繁殖が早いので、散布はかけ残しのないよう丁寧に行って下さい。
  • びわのナシヒメシンクイの防除に当っては、新梢、収穫跡、芽かき跡、剪定跡等に食入した幼虫を対象に散布して下さい。
  • キウイフルーツに使用する場合、新葉に薬害(黄変)が生ずることがあるので注意して下さい。
  • シクラメンに使用する場合は、あらかじめシクラメンに散布してみて薬害が出ないことを確かめた上で使用して下さい。
  • イネシンガレセンチュウ防除のため種もみ消毒する場合、催芽種では薬害の恐れがあるので催芽前に処理して下さい。
  • 蚕に対して長期間毒性があるので、散布された薬剤が飛散し、桑に付着する恐れがある場所では使用を避けて下さい。
安全使用上の注意
  • 桑葉・蚕室・蚕具に絶対にかからないようにしてください。汚染桑は給桑しないでください。本剤散布作業衣での養蚕作業はしないでください。差御衣などを取りかえてください。(蚕毒)
  • 医薬用外劇物。取扱いには十分注意してください。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当てを受けさせてください。使用中に異常を感じた場合には、直ちに医師の手当てを受けてください。
  • 粉末は眼に対して強い刺激性があるので、散布液調製時に保護メガネを着用して眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。(刺激性)
  • 粉末は皮ふに対して強い刺激性があるので、散布液調製時には不浸透性手袋を着用して薬剤が皮ふに付着しないように注意して下さい。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。(刺激性)
  • 散布などの作業の際は防護マスク、不浸透性手袋、不浸透性防除衣などを着用してください。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをしてください。
  • 水産動物に比較的強い影響を及ぼすので、養魚田及び養殖池など周辺での使用は避けてください。
  • ドジョウには特に影響を及ぼすので十分注意してください。
  • 種籾の浸漬残液を河川・湖沼などに流さないでください。
  • 火気や直射日光を避け、食品と区別して、密栓して低温で保管して下さい。
製造:住友化学(株)