農薬情報>殺虫剤


特長
種類名 フルシトリネート液剤
有効成分 フルシトリネート・・・4.4%
性状 青色澄明水溶性液体
毒性 劇物
安全性 製品安全データシートアグロ カネショウ(株)へのリンク)
有効年限 5年
包装 3Lx6本、1Lx12本
作用機構分類 IRAC 3A[フルシトリネート]

ME液剤はマイクロエマルジョンと呼ばれる液剤タイプのピレスロイドだから、
害虫を防除しながら作物を汚さない!
  • 低濃度だから経済的
  • 優れた残効性
  • 優れた速効性
  • 広い殺虫スペクトラム

ペイオフME液剤の製品ページへ
(製造・販売元 アグロ カネショウ(株)へのリンク)

適用病害虫及び使用方法
作物名 適用病害虫 希釈倍数 使用方法 使用時期 本剤の使用回数 散布液量 フルシトリネートを含む農薬の総使用回数
小麦 アブラムシ類 2000倍 散布 収穫7日前まで 2回以内 60〜150L/10a 2回以内
未成熟とうもろこし アブラムシ類 2000倍 散布 収穫14日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
キャベツ アブラムシ類 1000〜2000倍 散布 収穫7日前まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
コナガ 1000倍 散布 収穫7日前まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
ヨトウムシ 1000〜2000倍 散布 収穫7日前まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
アオムシ 1000〜2000倍 散布 収穫7日前まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
だいこん アブラムシ類 1000〜2000倍 散布 収穫30日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
アオムシ 1000〜2000倍 散布 収穫30日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
はくさい アブラムシ類 1000〜2000倍 散布 収穫21日前まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
アオムシ 1000〜2000倍 散布 収穫21日前まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
えだまめ アブラムシ類 2000倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
マメシンクイガ 2000倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
たまねぎ ネギアザミウマ 1000〜1500倍 散布 収穫14日前まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
にんじん ヨトウムシ 2000倍 散布 収穫14日前まで 1回 100〜300L/10a 1回
おうぎ アブラムシ類 2000倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
豆類(種実、ただし、だいず、あずき、らっかせいを除く) アブラムシ類 2000倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
あずき アブラムシ類 2000倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
アズキノメイガ 2000倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
だいず アブラムシ類 2000倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
マメシンクイガ 2000倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
ばれいしょ アブラムシ類 1000〜2000倍 散布 収穫7日前まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
アブラムシ類 500倍 散布 【ブームスプレイヤー】 収穫7日前まで 4回以内 25L/10a 4回以内
オオニジュウヤホシテントウ 2000倍 散布 収穫7日前まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
ナストビハムシ 1000〜2000倍 散布 収穫7日前まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
てんさい カメノコハムシ 2000倍 散布 収穫14日前まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
ヨトウムシ 1000〜2000倍 散布 収穫14日前まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
ヨトウムシ 500倍 散布 【ブームスプレイヤー】 収穫14日前まで 4回以内 25L/10a 4回以内

混用事例アグロ カネショウ(株)へのリンク)
ペイオフME液剤の製品ちらし (アグロ カネショウ(株)へのリンク)

使用上の注意事項
効果・薬害などの注意
  • 本剤は凍結後、融解した際には分離することがあるので、使用に際しては容器をよく振る。
  • てんさい及びばれいしょに対して少量散布する場合は、少量散布に適合したノズルを装着した乗用型の速度連動式地上液剤散布装置を使用する。
  • ミツバチに対して影響があるので、以下のことに注意する。
    1. ミツバチの巣箱及びその周辺にかからないようにする。
    2. 養蜂が行われている地区では周辺への飛散に注意する等、ミツバチの危害防止に努める。
  • 蚕に対して長期間毒性があるので、散布された薬剤が飛散し、桑に付着する恐れのある場所では使用を避ける。
  • 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用する。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
  • 本剤の使用に当っては使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
安全使用・保管上の注意
  • 医薬用外劇物 取扱いには十分注意する。
    誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせる。
    本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受ける。
  • 本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意する。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受ける。
  • 本剤はのど、鼻、皮膚などを刺激する場合があるので注意する。
  • 散布の際は保護眼鏡、防護マスク、不浸透性手袋、不浸透性防除衣などを着用するとともに保護クリームを使用する。また散布液を吸い込んだり浴びたりしないよう注意し、作業後は直ちに身体を洗い流し、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換する。
  • 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯する。
  • かぶれやすい体質の人は作業に従事しないようにし、施用した作物等との接触を避ける。
  • 夏期高温時の使用を避ける。
  • 魚毒性等
    水産動植物(魚類、甲殻類)に強い影響を及ぼす恐れがあるので、河川、湖沼及び海域等に飛散、流入しないよう注意して使用すること。養殖池周辺での使用は避ける。
    使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきる。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さない。また、空容器等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理する。
  • 治療法
    メトカルバモール製剤の投与が有効(動物実験で報告)。
  • 保管
    直射日光をさけ、鍵のかかるなるべく低温な場所に密栓して保管する。
製造:アグロ カネショウ(株)