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上手な使い方

果菜類での防除実施例/いちご

プレオフロアブル1000倍散布は、ハスモンヨトウに対して対照薬剤とほぼ同等の防除効果であり、無処理に比べて高い防除効果が認められた。また、プレオ区と無処理区では、チリカブリダニはほぼ同じ割合で推移した。以上の結果から、プレオフロアブルの1000倍散布はチリカブリダニに対して影響はないと考えられ、チリカブリダニを利用した いちご の防除体系に本剤を組み入れることは可能であると考えられた。


試験区 10/7 10/8 10/9 10/22 10/29 11/8
プレオ区 プレオフロアブル
(1000倍)
チリカブリダニ チリカブリダニ チリカブリダニ* プレオフロアブル
(1000倍)
-
慣行区 Z剤
(2000倍)
- - AA剤
(1500倍)
- AB剤
(1000倍)
無処理区 - チリカブリダニ チリカブリダニ チリカブリダニ - -
*6000頭/区放飼
  • 試験地:香川県高松市仏生山町、香川県農業試験場(2002年)
  • 品種:女峰(高設・養液栽培、9月25日定植)
  • 発生:ハスモンヨトウ(10月2日に卵塊、10月4日に若齢幼虫を放飼)
  • 方法:
    ハスモンヨトウについては所定日に8株x4ヵ所(計32株)/区に寄生する幼虫数を調査。
    チリカブリダニ及びハダニ類については、所定日に16株x4ヵ所(計64株)/区に寄生するダニ数を調査。
  • 区制:128株(19.2m²)/区、1連制