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プリロッソ粒剤の長期残効性


なす/アザミウマ類(ミナミキイロアザミウマ)に対する効果
平成23年 沖縄県農業研究センター
品種 久留米
定植日 6月7日
処理日 6月6日、7日
区制 1区6.0u10株3連制
発生程度 少発生→中発生
処理方法 プリロッソ2g/ポット(育苗期後半株元散布)、
2g/株(定植時株元散布)
対照A剤2g/株(定植時植穴土壌混和)
調査日 6月14日、21日、28日、7月5日
調査方法 アザミウマ類は、各区中央8株について、上〜中位3葉の生存虫数を、成虫、幼虫別に調査
考察 本剤は、ポット散布では、対照薬剤と比較して効果がまさり、無処理と比較して効果が高く、定植時株元散布では対照薬剤と比較して同等の防除効果が認められ、無処理と比較して効果があることから実用性は高いと考えられる。薬害は認められなかった。

レタス/オオタバコガに対する効果
平成24年 (社)日本植物防疫協会 宮崎試験場
品種 シスコ
播種日 9月3日
定植日 10月4日
区制 1区6.6u16株3連制
処理日 10月1日
発生程度 無発生→少発生
処理方法 プリロッソ50g/トレイ(散布)、
1g/株(定植時株元散布)
対照B剤0.5g/株(定植時株元散布)
調査日 10月11日、18日、25日、31日
調査方法 各区全株について生存幼虫数を調査
考察 本剤のセルトレイ散布、定植時株元散布は、対照薬剤の定植時株元散布と比較して優り、無処理と比較して効果は高く、実用性が高いと考えられる。薬害は認められなかった。

レタス/アブラムシ類(タイワンヒゲナガアブラムシ)に対する効果
供試薬剤名 処理量
処理方法
密度指数
定植8日 定植14日 定植21日 定植30日
プリロッソ粒剤 50g/トレイ
定植前日散布
0 0 0 0.2
プリロッソ粒剤 2g/株
定植時株元散布
0 0 0 0
対照B剤 0.5g/株
定植時株元散布
0 0 0 5
無処理 100 100 100 100
平成22年 (社)日本植物防疫協会 宮崎試験場
品種 シスコ
播種日 9月14日
定植日 10月13日
区制 1区4.95u12株3反復
処理日 5月12日(定植前日)、13日(定植当日)
発生程度 少発生→中発生
調査方法 各区全株について生存幼虫数を調査
考察 本剤のセルトレイ散布、定植時株元散布は、対照薬剤の定植時株元散布と比較して同等の高い効果が認められ、実用性は高いと考えられる。薬害は認められなかった。

キャベツ/ネギアザミウマも対する効果
供試薬剤名 処理量
処理方法
処理時期 定植35日後(15株平均)
食害度(%) 防除価
プリロッソ粒剤 50g/トレイ
散布
定植8日前 0.24
99.5
プリロッソ粒剤 50g/トレイ
散布
定植前日 0.30
99.3
対照C剤 0.5g/株
株元散布
定植前日 1.77
96.1
対照D剤 500ml/トレイ
灌注処理
定植前日 0.96
97.9
無処理
45.33
0
平成25年 丸和バイオケミカル(株)開発センター
品種
播種日 5月2日
定植日 5月28日
区制 1区6u14株3連制
発生程度 少発生→多発生
調査方法 各処理区15株から各株被害の多い葉3枚、計45葉について加害面積率を目視調査
考察 本剤のセルトレイ散布は処理時期にかかわらず、対照薬剤に比べて同等の高い防除価が認められ、実用性は高いと考えられる。薬害は認められなかった。