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平成12年度温州ミカン病害虫防除暦

和歌山県 有田 地区
時期 重点 対象病害虫 防除方法 備考
12月下旬〜
1月上旬
ダニ類
カイガラムシ類
マシン油乳剤(95%)・・・45倍 ミカンハダニの薬剤抵抗性の発達が著しいため、マシン油乳剤を必ず散布する。
3月〜4月 各種病害虫 園内外の環境整備
(間伐、防風樹の整備)
地域ぐるみで枯れ枝、せん定枝を園外へ持ち出し処分する。
3月中下旬
ダニ類 マシン油乳剤(97.98%)・・・80倍 12月下旬〜1月上旬にマシン油乳剤を散布できなかった園では、散布を徹底する。
発芽直後
そうか病 トップジンM水和剤・・・1000倍
又は
ベンレート水和剤・・・2000倍
デランフロアブル・・・1000倍
マシン油乳剤(3月中下旬)と、デランフロアブルの近接散布はしない。多発園では開花直後に再度散布する。
開花期
(5月中旬)

そうか病
灰色かび病
黒点病
ストロビードライフロアブル・・・2000倍 灰色かび病には、ゲッター水和剤1500倍がよい。
5月下旬〜
6月上旬
黒点病
チャノキイロアザミウマ
マンネブ水和剤・・・600倍
オルトラン水和剤・・・1500倍
ヤノネカイガラムシ発生園では、アプロード水和剤1000倍を散布する。
6月中下旬 黒点病
ダニ類
マンネブ水和剤・・・600倍
又は
マンゼブ水和剤・・・600倍
加用マシン油乳剤(97.98%)・・・200倍
殺菌剤とマシン油乳剤の混用のみとする。
7月上中旬
ゴマダラカミキリ成虫 スプラサイド乳剤・・・1000倍 株元にも十分散布する。モスピラン水溶剤4000倍もよい。
7月
黒点病 マンゼブ水和剤・・・600倍 降雨状況に応じて散布する。
7月〜9月
中旬

チャノキイロアザミウマ オルトラン水和剤・・・1500倍
又は
ロディー乳剤・・・2000倍
発生に応じて散布する。
サビダニ サンマイト水和剤・・・3000倍 発生に応じて散布する。被害果は園外へ持ち出し処分する。
8月中下旬 黒点病 マンゼブ水和剤・・・600倍 ヤノネカイガラムシ発生園では、スプラサイド乳剤1500倍を散布する。
9月
ダニ類 バロックフロアブル・・・2000倍
又は
カネマイトフロアブル・・・1000倍

10月中旬
以降

ミカンハダニ オマイト水和剤・・・750倍 発生に応じ散布する。
収穫前 果実腐敗病 トップジンM水和剤・・・2000倍
又は
ベンレート水和剤・・・4000倍