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電解水・キトサン・微生物
民間農法の実証試験実施へ農林水産省12年度予算4477万円計上
農林水産省は、平成12年度において電解水・キトサン・微生物の民間農法について実証試験を行うこととなった。予算額は当初要求していた5千万円から若干削られ、4477.4万円が計上された。実施研究期間は5年間(平成12〜16年度)。電解水は野菜・茶業試験場、キトサンは四国農場試験場、微生物は東北農場試験場で実施する。なお、委託することになっている。
この予算は、「行政に対応した調査研究に要する経費」の中の新規事業−「特定資材を用いた現地農法に関する調査研究」−に当てられる。特定資材を使った民間農法(現地農法)の導入により環境保全農業などに取り組む農家が全国的に増加している。しかし、これらの農法は科学的な裏付や技術の体系化が十分なされていないため、農家は施行錯誤により行っているのが現状である。
国としては、適切な技術導入に関する正しい情報提供の観点から科学的な技術の検証などを実施することが求められている。
以上を踏まえた上で、
- 全国的な波及効果のある現地農法について科学的な効果メカニズムの解明や評価システムおよび利用技術の確立
- 農業者の適切な現地農法の導入に向けた情報提供を行っていく。
主な調査研究内容と予算額は、
- 電解水の効果メカニズムの解明並びに評価システムおよび利用技術の確立(2050.5万円)
- キチン・キトサンの効果の評価システムおよび利用技術の確立(615.4万円)
- 微生物農法の効果メカニズムの解明並びに評価システムおよび利用技術の確立(1588.4万円)
| 特定資材を用いた現地農法に関する調査研究課題 |
- 電解水関係
電解機能水の効果的メカニズムの解明および検証および利用技術の確立
主査:野菜・茶業試験場(武豊)施設生産部・菅野紹雄部長
- 野菜栽培における電解機能水の効果実証と利用技術の確立
推進リーダー:野菜・茶業試験場(武豊)、施設生産部機械利用研究室・雁野勝宣室長
- 機能水における減農薬野菜栽培の実証
- 機能水の野菜栽培における病害抑制効果と生育、品質などへの影響の検証
- 機能水による野菜の病害に対する抑制効果の実証
- 機能水の野菜栽培における利活用の実証
- 最適化利用のための機能水の作用機構の解明
- 機能水が微生物に与える影響解明と作用機構の解明
- キトサン関係
キチン・キトサンの効果検証および利用技術の確立
主査:四国農業試験場、作物開発部・中村茂樹部長
- キチン・キトサン類の野菜・花卉における生育、病害発生などに及ぼす影響の検証と効果的利用方法の確立
四国農業試験場
- キチン・キトサン類の効果的利用方法の検討および現地圃場に置ける影響の検証
高知大学
- 微生物関係
微生物農法の効果メカニズムの解明および検証並びに利用技術の確立
主査:東北農業試験場、畑地利用部・飯塚隆治部長
- 微生物資材が畑土壌の微生物性を改善する効果の要因解明
推進リーダー:東北農業試験場・畑地利用部畑土壌管理研究室・岡野正豪室長
- 微生物物資材がホウレンソウの生育とホウレンソウ萎凋病に及ぼす効果の検証
- 微生物資材がレタスの生育とレタス根腐病に及ぼす効果の検証
- 野菜栽培における微生物資材の収量、品質向上などに及ぼす影響の検証
- 微生物農法による夏秋トマト栽培における品質向上効果の現地実証
- 微生物農法による露地野菜の品質向上現地実証
なお、テーマごとの実施機関については現在、検討中であるが、電解水関係では食品総合研究所をはじめ、北海道大学、岐阜県農業技術研究所、岩手県にある試験場などが候補にあがっている。
また、微生物関係では長野、東北、神奈川の試験場、山形大学などが候補にあがっている。
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