農薬情報>殺菌剤


特長
■種類名:ミクロブタニル水和剤
■有効成分:ミクロブタニル…10.0%
■性状:類白色水和性粉末
■毒性:普通物
■魚毒性:B類相当(製剤)
■有効年限:5年
■包装:100g×20袋×4 ダンボール箱、250g×20袋×2 ダンボール箱
  • ミクロブタニルは、植物体への浸透移行に優れており、菌類の細胞膜を構成するエルゴステロール成合成を阻害し殺菌効果を発揮します。(EBI剤、またはその作用機作からDMI剤に分類されます)
  • 予防効果に加え治療効果が高く、病原菌の侵入後の散布でも菌糸の伸長を阻害し、病斑の進展を防ぎます。
    なしの赤星病→ラリー散布による治療病斑
  • 速やかに植物体内に浸透し隣接した部位にも移行するので、撒きむらによる発病を防ぎ、耐雨性にも優れるため安定した効果が得られます。
    ラリー50ppm 無処理
  • うり類中心とする果菜類に幅広い作物登録を持ち、低濃度で安定した効果を発揮します。
  • ガス効果により、ハウス等では効果がより安定します。
  • 人畜に対する毒性が低く、ミツバチ、カイコや他の有用昆虫、また花粉の発芽に対する影響はほとんどありません。
  • 残効性に優れています。
    高い残効性を示します。このため散布間隔にゆとりが持てます。
  • 耐性菌に対しても有効です。
    ベンズイミダゾール系殺菌剤の効果が大幅に低下した病原菌に対しても、非常に高い効果を示します。
適用病害と使用方法
作物名 適用病害虫 希釈倍数 使用方法 使用時期 本剤の使用回数 散布液量 ミクロブタニルを含む農薬の総使用回数
かぼちゃ うどんこ病 4000〜8000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 150〜300L/10a 3回以内
きゅうり うどんこ病 4000〜8000倍 散布 収穫前日まで 5回以内 150〜300L/10a 5回以内
すいか うどんこ病 4000〜8000倍 散布 収穫前日まで 5回以内 150〜300L/10a 5回以内
メロン うどんこ病 6000〜8000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 150〜300L/10a 3回以内
トマト 葉かび病 1000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 150〜300L/10a 3回以内
ミニトマト 葉かび病 1000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 150〜300L/10a 3回以内
ピーマン うどんこ病 4000〜6000倍 散布 収穫前日まで 4回以内 150〜300L/10a 4回以内
斑点病 4000〜6000倍 散布 収穫前日まで 4回以内 150〜300L/10a 4回以内
なす うどんこ病 4000〜6000倍 散布 収穫前日まで 4回以内 150〜300L/10a 4回以内
すすかび病 4000〜6000倍 散布 収穫前日まで 4回以内 150〜300L/10a 4回以内
とうがらし類 うどんこ病 4000〜6000倍 散布 収穫前日まで 4回以内 150〜300L/10a 4回以内
斑点病 4000〜6000倍 散布 収穫前日まで 4回以内 150〜300L/10a 4回以内
さやえんどう うどんこ病 4000〜8000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 150〜300L/10a 3回以内
実えんどう うどんこ病 4000〜8000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 150〜300L/10a 3回以内
未成熟ささげ うどんこ病 4000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 150〜300L/10a 3回以内
アスパラガス 斑点病 4000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 150〜300L/10a 2回以内
いちご うどんこ病 4000〜8000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 150〜300L/10a 3回以内
らっきょう さび病 2000倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 150〜300L/10a 3回以内
ねぎ さび病 2000倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 150〜300L/10a 3回以内
わけぎ さび病 2000倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 150〜300L/10a 3回以内
あさつき さび病 2000倍 散布 収穫14日前まで 3回以内 150〜300L/10a 3回以内
ぎぼうし さび病 2000倍 散布 根株養成期(但し、収穫90日前まで) 2回以内 150〜300L/10a 2回以内
いちじく さび病 2000倍 散布 収穫前日まで 4回以内 200〜700L/10a 4回以内
おうとう 灰星病 2000倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
かき うどんこ病 2000倍 散布 収穫7日前まで 5回以内 200〜700L/10a 5回以内
なし 赤星病 2000〜3000倍 散布 収穫14日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
黒星病 2000〜3000倍 散布 収穫14日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
りんご 赤星病 2000〜3000倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
うどんこ病 2000〜3000倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
黒星病 2000〜3000倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
斑点落葉病 3000倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
もも 灰星病 2000倍 散布 収穫前日まで 4回以内 200〜700L/10a 4回以内
西洋芝(バーミューダグラス) ヘルミントスポリウム葉枯病 1500〜2000倍 散布 発病初期 5回以内 1L/m² 5回以内
西洋芝(ブルーグラス) ダラースポット病 1500〜2000倍 散布 発病初期 5回以内 1L/m² 5回以内
西洋芝(ベントグラス) ダラースポット病 750〜1500倍 散布 発病初期 5回以内 0.25L/m² 5回以内
ダラースポット病 1500〜2000倍 散布 発病初期 5回以内 1L/m² 5回以内
炭疽病 750〜2000倍 散布 発病初期 5回以内 0.25L/m² 5回以内
ヘルミントスポリウム葉枯病 1500〜2000倍 散布 発病初期 5回以内 1L/m² 5回以内
日本芝 カーブラリア葉枯病 1500〜2000倍 散布 発病初期 5回以内 1L/m² 5回以内
カーブラリア葉枯病 1500倍 散布 発病初期 5回以内 0.25L/m² 5回以内
さび病 1500〜2000倍 散布 発病初期 5回以内 1L/m² 5回以内
網もち病 1000倍 散布 摘採14日前まで 2回以内 200〜400L/10a 2回以内
炭疽病 1000〜2000倍 散布 摘採14日前まで 2回以内 200〜400L/10a 2回以内
もち病 1000〜2000倍 散布 摘採14日前まで 2回以内 200〜400L/10a 2回以内
たばこ うどんこ病 6000倍 散布 収穫10日前まで 2回以内 100〜180L/10a 2回以内
上手な使い方
  • 感染初期であれば、散布により治療効果が期待できます。
  • 浸透移行性が高く植物体に吸収されやすいので、降雨による影響は受けにくい薬剤です。

混用事例 (ダウ・ケミカル日本株式会社へのリンク)

使用上の注意
効果・薬害などの注意
  • 本剤をりんごの斑点落葉病に対して使用する場合は、落花20日頃までの初期防除剤として使用してください。
  • さやえんどうのうどんこ病に対しては、多発生下では効果が不十分な場合があるので、所定範囲の高濃度で使用してください。
  • きゅうり、すいか、メロンに使用する場合、幼苗期の散布は薬害を生ずる恐れがあるので、所定範囲の低濃度で使用してください。
  • メロン(アールス系)では、生育前半(着果前)の散布は薬害を生ずる場合があるので、所定範囲の低濃度(8000倍)で使用してください。
  • 散布量は対象作物の生育段階、栽培形態及び散布方法に合わせ調節してください。
  • 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意してください。特に初めて使用する場合は、病害虫防除所など関係機関の指導を受けてください。
  • 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、病害虫防除所など関係機関の指導を受けてください。
  • 使用量に合わせて薬液を調製し、使い切ってください。散布器具の洗浄水などは、河川などに流さないでください。また、空容器は環境に影響を与えないよう適切に処理してください。
安全使用・保管上の注意
  • 誤飲、誤食などのないように注意してください。
  • 粉末は眼に対して刺激性があるので、眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
  • 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。また、散布液を吸い込んだり浴びたりしないように注意して、作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをしてください。
  • 公園などで使用する場合は、散布中及び散布後(少なくとも散布当日)に、小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう、縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜などに被害を及ぼさないよう注意を払ってください。
  • 保管
    直射日光を避け、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管してください。
製造・販売:ダウ・ケミカル日本(株)