農薬情報>植物成長調整剤


特長
種類名 1−ナフチルアセトアミド塗布剤
有効成分 ナフチルアセトアミド・・・0.4%
性状 類白色粉末
毒性 普通物
安全性 製品安全データシート石原バイオサイエンス(株)へのリンク)
有効年限 5年
包装 20gXlO本×10函

ルートンは挿木、挿苗、種子、球根などの発根を促進させる植物ホルモン剤です。
ルートンで処理しますと、発根作用が著しく促進されて、活着がよくなり、その後の生育が非常によくなります。また、挿木、挿苗以外に、球根類や花木の種子に対し発芽促進などの使用効果が認められています。
  • 挿木・挿苗などの発根を促進させる植物ホルモン剤です。本剤を処理すると、発根が促進され、活着に高い効果を示します。その結果、作物の成長を早め、収量などの増加も期待できます。
  • 本剤1本(20g)で、ひのき、すぎ、まつ、もみ等の場合、200 〜 400 本程度に使用できます。

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(製造・販売元 石原バイオサイエンス(株)へのリンク)

適用作物及び使用方法
作物名 使用方法 使用目的
花き(きく、ゼラニウム等)
  1. 挿木(挿苗)の基部を3cmぐらい水にひたしその部分にうすい層になって付着する程度に粉のまままぶす。
  2. 或いは本剤を適当量の水でペースト状にねってから挿木の切り口にぬりつける。日陰干で乾燥してから挿す。この場合挿木(挿苗)にあまり多量に厚く塗布しないようにすること。上記の方法で処理し挿しおわったら周囲に土をかけてよく固めておくこと。
挿木(挿苗)時処理して発根を促進する。
林木(すぎ、ひのき、メタセコイヤ等)
庭園樹(まさき、じんちょうげ、あおき等)
球根類や種子の発芽を促進させる効果
球根類に対する使用方法
球根類に対する使用方法は、球根に本剤をまぶして植付けます。
しょうぶ、あやめ、チューリップ、ヒヤシンス、グラジオラス、すいせん、ゆり等で発根が早く、発芽および開花を促進させます。
種子に対する使用方法
種子に使用する場合は、バケツや桶の中で本剤と種子をよく混合し、十分に本剤をまぶしてから播種します。普通本剤製品量20gで2kg以上の種子の処理ができます。
上手な使い方
まぶす場合
挿木、挿苗の基部を3cmぐらいの水に浸し、次にその部分にルートンガ薄い層になって付着する程度に粉のまままぶし、それをそのまま土中に挿して下さい。
ペースト状の場合
挿木の場合、ルートンを適当量の水でペースト状(ねり歯みがきと同じくらいの固さ)にねってから挿木の切口にぬりつけ、陰干しで乾燥してから挿して下さい。
処理本数
主な林木に対する本剤の処理本数は、すぎ、ひのき、まつ、もみなどの場合で、本剤製品量20gで200〜400本ぐらいの処理ができます。
試験成績
カーネーション挿穂発根試験 きく挿穂発根促進試験
処理:56/4/28
調査:56/5/11
処理後13日目
(福岡県園芸試験場)
処理:56/7/10
調査:56/7/23
処理後13日目
(福岡県甘木市農協)
ルートンの効果
さつき すぎ ひのき
左処理、右無処理
使用上の注意事項
効果・薬害などの注意
  1. 食用作物には使用しないでください。
  2. 挿木に粉末のまま、まぶす場合も、ペースト状にしてぬりつける場合も、多量につけ過ぎないように注意してください。
  3. すぎの挿穂の場合、処理適期は挿穂の新芽が米粒大になるまでの間に挿木することが望ましく、3〜4月中旬頃が最適です。
  4. 使用に際しては、本剤は植物ホルモン剤であるので、使用時期、使用方法、使用量などを誤らないよう注意し、特に初めて使用する場合は病害虫防除所等関係機関の指導を受けるようにしてください。
安全使用・保管上の注意
  1. 本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合は直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。使用後は洗眼してください。
  2. かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
  3. 保管
    密封し、直射日光をさけ、食品と区別して冷涼・乾燥した所に保管してください。
販売:石原バイオサイエンス(株)