農薬情報>殺虫剤>ダニ剤


特長
■有効成分:ピリダベン・・・20.0%
■性状:淡褐色水和性粘稠懸濁液体
■毒性:劇物
■魚毒性:C類相当
  1. カンザワハダニ、ナミハダニをはじめ、各種のハダニ類、チャノナガサビダニ、チャノホコリダニなどダニ類に対して効果があります。
  2. ハダニの各ステージに活性を示しますが、特に幼虫、若虫に対しては低薬量で高い活性があります。
  3. ハダニに対して速効性にすぐれ、短時間でノックダウン効果を示します。
  4. チャノミドリヒメヨコバイ、アブラムシ類、タバココナジラミなどの半翅目害虫やチャノキイロアザミウマなどの害虫に対して効果があります。
  5. きゅうり、メロン、スイカのうどんこ病にも優れた効果を示します。
ナミハダニ
ワタアブラムシ
タバココナジラミ幼虫
タバココナジラミ成虫
上手な使い方
  • 使用時期
    ハダニ、アブラムシ、タバココナジラミの発生初期
  • 使用倍数
    1000倍
  • コナジラミ類は主に葉裏を好んで寄生します。葉裏を中心に葉の表裏に十分かかるようていねいに散布してください。
  • 抵抗性発現を回避するためにも、他剤とのローテーションで使用してください。
  • かけむらないように葉の裏表に低圧で丁寧に十分量散布
  • 年一回散布、他剤とのローテーション使用
  • アブラムシ類(モモアカアブラムシなど)では効果の発現が遅い場合があります。
  • うどんこ病(メロン)に対して副次的効果がありますが、多発時には効果が劣る場合があります。うどんこ病の発生初期に他の害虫との同時防除で使用してください。
  • 有用昆虫への影響
    • ミツバチ
      散布後4日以降導入可能
    • マルハナバチ
      散布翌日導入可能
適用病害虫および使用方法
作物名 適用病害虫 希釈倍数 使用方法 使用時期 本剤の使用回数 散布液量 ピリダベンを含む農薬の総使用回数
かぼちゃ うどんこ病 1000〜1500倍 散布 収穫3日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
コナジラミ類 1000〜1500倍 散布 収穫3日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
きゅうり うどんこ病 1000〜1500倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
アブラムシ類 1000〜1500倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
コナジラミ類 1000〜1500倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
ハダニ類 1000〜1500倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
すいか うどんこ病 1000〜1500倍 散布 収穫3日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
アブラムシ類 1000〜1500倍 散布 収穫3日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
コナジラミ類 1000〜1500倍 散布 収穫3日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
ハダニ類 1000〜1500倍 散布 収穫3日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
にがうり コナジラミ類 1500倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
メロン うどんこ病 1000〜1500倍 散布 収穫3日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
アブラムシ類 1000〜1500倍 散布 収穫3日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
コナジラミ類 1000〜1500倍 散布 収穫3日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
ハダニ類 1000〜1500倍 散布 収穫3日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
うり類(漬物用、ただし、しろうりを除く) アブラムシ類 1000〜1500倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
ハダニ類 1000〜1500倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
トマト コナジラミ類 1000〜1500倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
トマトサビダニ 1500倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
ハダニ類 1500倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
ミニトマト コナジラミ類 1000〜1500倍 散布 収穫21日前まで 1回 100〜300L/10a 1回
トマトサビダニ 1500倍 散布 収穫21日前まで 1回 100〜300L/10a 1回
ハダニ類 1500倍 散布 収穫21日前まで 1回 100〜300L/10a 1回
ピーマン コナジラミ類 1000〜1500倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
ししとう コナジラミ類 1000〜1500倍 散布 定植前 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
えだまめ コナジラミ類 1000倍 散布 収穫14日前まで 1回 100〜300L/10a 1回
いちご ワタアブラムシ 1000〜1500倍 散布 収穫前日まで 1回 100〜300L/10a 1回
コナジラミ類 1000〜1500倍 散布 収穫前日まで 1回 100〜300L/10a 1回
ハダニ類 1000〜1500倍 散布 収穫前日まで 1回 100〜300L/10a 1回
チャノホコリダニ 1000〜1500倍 散布 収穫前日まで 1回 100〜300L/10a 1回
シクラメンホコリダニ 1000〜1500倍 散布 収穫前日まで 1回 100〜300L/10a 1回
しそ(花穂) ハダニ類 2000倍 散布 収穫14日前まで 1回 100〜300L/10a 1回
食用ぎく アブラムシ類 1000倍 散布 収穫21日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
ハダニ類 1000倍 散布 収穫21日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
ふき コナジラミ類 1000倍 散布 収穫14日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
みょうが(花穂) ハダニ類 1000倍 散布、但し花穂の発生期にはマルチフィルム被覆により散布液が直接花穂に飛散しない状態で使用する 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
みょうが(茎葉) ハダニ類 1000倍 散布 みょうが(花穂)の収穫前日まで 但し、花穂を収穫しない場合にあっては開花期終了まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
しょくようほおずき コナジラミ類 1500倍 散布 収穫3日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
きく(葉) ハダニ類 2000倍 散布 収穫30日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
しそ ハダニ類 2000倍 散布 収穫21日前まで 1回 100〜300L/10a 1回
せんぶり シクラメンホコリダニ 1000〜1500倍 散布 収穫75日前まで 1回 100〜300L/10a 1回
カーネーション ハダニ類 1000倍 散布 - 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
きく アブラムシ類 1000倍 散布 - 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
ハダニ類 1000倍 散布 - 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
ホ°インセチア コナジラミ類 1000倍 散布 - 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
あずき ハダニ類 1000〜2000倍 散布 収穫7日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
かんしょ コナジラミ類 1000〜1500倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
ハダニ類 1000〜1500倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
さといも ハダニ類 1000〜1500倍 散布 収穫21日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
チャノナガサビダニ 1000〜2000倍 散布 摘採14日前まで 2回以内 200〜400L/10a 2回以内
チャノキイロアザミウマ 1000倍 散布 摘採14日前まで 2回以内 200〜400L/10a 2回以内
カンザワハダニ 1000倍 散布 摘採14日前まで 2回以内 400L/10a 2回以内
チャノミドリヒメヨコバイ 1000〜2000倍 散布 摘採14日前まで 2回以内 200〜400L/10a 2回以内
チャノホコリダニ 1000〜2000倍 散布 摘採14日前まで 2回以内 200〜400L/10a 2回以内
試験成績
タバココナジラミ(バイオタイプQ主体固体群)に対する殺虫効果
平成17年 宮城県総合農業試験場
【試験方法】
各薬剤を処理した葉片に、タバココナジラミ バイオタイプQ主体の固体群(成虫)を放虫し、48時間後に生死を調査した。
タバココナジラミ(バイオタイプQ主体固体群)に対する残効性
平成17年 熊本県農業研究センター
作物 メロン(品種:アールスセイヌ夏U)
発生 多発生
区制 1区10株 2反復
散布 6月27日
調査 各区から3〜5株を選び、上・中・下位の各1葉に寄生する成虫・蛹数を調査した。
タバココナジラミ各ステージに対する効果
日産化学工業(株)生物科学研究所
* LC50:供試したタバココナジラミの50%を死亡させる濃度
リーフディスクスプレー法:
1)卵は孵化幼虫の死虫率を含む
2)処理7日後調査
使用上の注意
効果・薬害などの注意
  • 本剤は植物体への浸透移行性がないので、かけ残しのないように葉の裏表に十分に散布してください。
  • ハダニ類は繁殖が早く、密度が高くなると防除が困難になるので、発生初期に散布むらのないようにていねいに散布してください。
  • 本剤の連続散布はハダニ類の本剤に対する抵抗性を発達させるおそれがあるので、できるだけ年1回散布とし、他の殺ダニ剤との輪番で使用してください。
  • 茶に使用する場合、1〜2葉期における銅水和剤との混用は薬害を生ずるおそれがあるので、混用はさけてください。
  • トマト、ミニトマト、なす、きゅうり、メロンに使用する場合、施設内の極端な高温時や幼苗期では、新葉に薬害を生じるおそれがあるので、この時期の散布はさけてください。
  • なすに使用する場合、果実に汚れや窪みを生ずる恐れがあるので注意してください。
    なお、果実の汚れや窪みは、展着剤の加用で軽減できるが、浸透性を高める効果のある展着剤の加用は症状を助長するので避けてください。
  • さといもに使用する場合、葉に薬害を生じるおそれがあるので、高温時の散布は避けてください。
  • 蚕に対して長期間毒性があるので桑葉にかからないように注意してください。
  • 散布量は対象作物の生育段階、栽培形態及び散布方法に合わせ、調節してください。
  • 本剤の使用に当っては使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。
  • 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、農業改良普及センター、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
安全使用・保管上の注意
  • 医薬用外劇物。取扱いには十分注意してください。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせてください。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けてください。
  • 散布の際は防護マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用してください。また散布液を吸い込んだり浴びたりしないよう注意し、作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに衣服を交換してください。
  • 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯してください。
  • かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
製造:日産化学工業(株)