農薬情報>殺虫剤>性フェロモン剤


特長
■種類名:ピーチフルアー剤
■有効成分:Z−13−イコセン−10−オン
■性状:類白色細管状 外径1.45mm 内径0.65mm 長さ200mm
■毒性:普通物
LD50>17080/kg (マウス、ラット)
■包装:150本/袋
  • フェロモン剤は害虫を殺すのではなく、雌と雄の交尾行動を連続的に阻害し、幼虫密度を低下させ、被害を減少させるものです。
  • フェロモン剤は、その作用機構から、対象害虫以外には全く影響を与えず、天敵を殺すことなく、自然界の力を有効に活用できます。フェロモン剤を組み入れた体系防除で、訪花昆虫や天敵などの保護も可能になり、天敵による害虫防除も期待できます。
  • フェロモン剤は、環境への悪影響がなく、果物への残留の心配もなく、クリーンな果物の収穫が可能になります。
  • フェロモン剤はその効果を十分に引き出すために、成虫の発生前から早めに設置することが大切です。
  • フェロモン剤は、その効果をより安定させるために、より広い面積で集団使用することが大切です。また、連年処理することが、より効果的です。
  • フェロモン剤を組み入れた体系防除で、訪花昆虫や天敵などの保護も可能になり、天敵による害虫防除も期待できます。
  • シンクイコンは、通常3ヶ月間有効です。ディスペンサー内の液長が4〜5cmまで減少したら、新しいシンクイコンを追加設置して下さい。通常の設置時期、目安は次のとおりです。

    設置時期 10a当り使用量
    1回目 5月下旬〜6月上旬 150本
    2回目 8月上旬〜中旬 75本
  • ハマキコンとの組合わせた防除体系で、また一歩「クリーンな果物」の収穫に近づきます。
適用内容
作物名 適用病害虫/雑草 使用量 使用方法 使用時期 使用目的 適用地帯
果樹類 モモシンクイガ雄成虫 100本〜150本/10a 枝に巻き付け固定する。 成虫発生初期から終期まで(5月〜11月) 交尾阻害 設定なし
* 収穫物への残留回避のため本剤およびその有効成分を含む農薬の総使用回数の制限。
使用方法
  • 対象とするモモシンクイガ成虫の発生が見られる前に設置してください。
  • シンクイコンは、果樹の小枝(リンゴ、モモ)や鉄線(ナシ)に、直射日光にさらされないように巻付け、軽くひとひねりして固定します。(枝にかけて、真中で折り曲げてひとひねり。)
  • シンクイコンは、通常3カ月間有効です。
  • 第1回成虫の発生前に、目通しの高さに8割、3〜4m前後の高さに2割、10a当り100本〜150本取り付けます。
フェロモン剤の作用
  1. 交信の攪乱1:メスが見つからない。
  2. 交信の攪乱2:合成性フェロモンで目がまわる。
  3. 交信の攪乱3:メスがいくら待っても、交信ができない。
使用上の注意
  1. 本剤は、モモシンクイガ(雄成虫)の交尾を連続的に阻害して交尾率を低下させ幼虫の発生を抑えることを目的としているので成虫発生初期から、比較的広範囲の地域で使用することが望ましいです。
  2. 本剤の使用開始時期は、第一回成虫発生事前(5月下旬〜6月上旬)とし、これを厳守します。
  3. 本剤の年間使用回数は1回から2回とし、例年多発生の圃場は8月中旬ごろに第1回施用量の半量を追加します。
  4. 本剤は樹木などに巻き付け、対象地帯に均一になるように設置します。又、標準的な使用量は10アールあたり、100〜150本であるが、立地条件や風向き、傾斜などにより効果が振れる場合があるので、諸条件から判断して、必要な場合は使用量の範囲内で、特に周辺部に多めに設置することが望ましいです。
  5. 急傾斜地、風の強い地域など本剤の濃度を維持するのが困難な地域では使用しないでください。
  6. 製剤を直接ふれた手で収穫物を触ると臭いが移る恐れがあるので手を洗ってください。
  7. 外装のアルミ箱袋を開封したまま放置すると、有効成分が揮散するので、密封したまま冷暗所(5度以下)に保管し、使用直前に開封して使いきってください。
  8. 本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法等を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
製造:信越化学工業(株)