農薬情報>殺虫剤>BT剤


特長
■有効成分
:バチリス・チューリンゲンシス菌の産生する結晶毒素・・・7.0%
:鉱物質微粉・界面活性剤など・・・93.0%
■性状:淡かつ色水和性粉末
■毒性:普通物
急性経口毒性:ラット LD50 8000mg/kg以上、マウス LD50 17300mg/kg以上
■魚毒性:A類相当
  • 鱗翅目害虫(チョウ・ガ)の幼虫を選択的に防除
  • 抵抗性のコナガにも高い効果を発揮
  • 蜜蜂・訪花昆虫・天敵に影響が少ない
  • 作物はもちろん人畜・魚介類に安心
  • 他の農薬と幅広く混用可能
  • BT菌は細胞内で結晶蛋白と芽胞を一つずつ作ります。トアローはこのうち殺虫成分である結晶蛋白だけで7%含有しています。・・・トアロー散布後食害はすぐに止まり安定した効果が得られます。
  • BT菌の中でコナガに対して活性の高いクルスターキ株を100%使用しています。・・・コナガに対して確実な効果が得られます。
  • トアローの結晶蛋白は独自の製法により紫外線の影響を受けにくくなっています。・・・より長い効果が期待できます。
  • 溶けやすくなった新製剤・・・溶解性比較試験↓
    処方変更により従来品に比べ溶解性をアップし、更に使いやすくなりました。
    左:旧製剤、右:新製剤
他農薬との混用性
トアローは強いアルカリ性の薬剤を除く幅広い農薬との混用が可能です。
殺菌剤 殺虫剤
ダコニール1000水和剤
ロブラール水和剤
ベンレート水和剤
ダイファー水和剤
コサイドボルドー水和剤
テランK水和剤
ヨネポン水和剤
ディプテラックス乳剤
ダイアジノン水和剤
パプチオン乳剤
カルホス乳剤
ミクロデナポン水和剤85
エンセダン乳剤
トレボン乳剤
ダイアジノン乳剤40
トクチオン乳剤
テルスター水和剤
ハクサップ水和剤
ダーズバン乳剤40
ノーモルト乳剤
アクテリック乳剤
マブリック水和剤20
エビセクト水和剤
ルビトックス乳剤
アグロスリン水和剤
オルトランナック水和剤
アディオン水和剤
ビニフェード乳剤
レルダン乳剤
デミリン水和剤
トレトレ乳剤
メラード水和剤
バイスロイドEW
ホスクリン水和剤
ミックサン乳剤
サイハロン乳剤
ルーバン水和剤
フルアップ乳剤
ペイオフ乳剤
紫外線に対する安定性試験
独自開発の製法により製造されるトアローは安定性が高く、紫外線の影響を受けにくく、防除効果が持続します。
薬剤名称 LC50(ppm)(対コナガ) 残効率(%)
紫外線照射前 紫外線照射後
トアロー 5.7 18.3 31
市販比較製剤A 26.3 217.9 12
市販比較製剤B 14.6 96.4 15
市販比較製剤C 18.7 125.6 15
1994年「社内試験」
試験方法 プレートに各薬剤を希釈した溶液をまき、乾燥後、ATTO社製の紫外線照射機(HP-6LM)下にプレートを24時間静置し、照射前と照射後の各サンプルのLC50を測定、その百分率を残効率とした。(照射強度は、312nmを中心とする紫外線照射機の波長域で、太陽のそれの2倍程度)
試験成績/キャベツのコナガ
鹿児島県農業試験場(1989年)
  • 試験情報
    キャベツ葉片を薬液(展着剤5000倍加用)に30秒間浸漬、風乾した処理葉を25℃下においた。
  • 調査方法
    1、2、3日後の死中率及び4日後の食害痕を調査した。
    食害痕の数値
    0:食害痕がない、1:食害痕が全体の1/10以下、2:食害痕が全体の1/10〜3/10
  • 考察
    トアロー水和剤CTは、2000倍希釈では最終的な効果(3日後の死中率)が高く、1000倍希釈では食害痕が少なかった。
青森県農業試験場(1990年)
  • 品種:デリシャス甘藍
  • 散布月日:7月20日
  • 散布量
    180g/10a(展着剤5000倍加用)
  • 調査日
    散布前、散布後3・8日後
  • 考察
    トアロー水和剤CTの効果が最も高かった。
和歌山県農業試験場(1990年)
  • 散布月日
    6月4日
  • 散布量
    250日g/10a(展着剤5000倍加用)
  • 調査日
    散布前、散布後3・7・11日後
  • 考察
    トアロー水和剤CTの効果が最も高かった。
千葉県病害虫防除所(1995年)
  • 試験方法
    所定濃度に希釈した各葉液に、3cm角のキャベツ葉を約10秒浸し、5cmのガラスシャーレに入れ、3齢初期幼虫を供試し25℃に保管した。
  • 調査方法
    2日後に幼虫の生死を調査した。
  • 考察
    いずれの薬剤でも感受性の低下が同程度に見られるが、トアロー水和剤CTは他2剤より低下後においても半数致死濃度は低かった。
  • ※注
    通常使用濃度は、トアロー水和剤CT1000倍希釈(70ppm)、他剤1000倍希釈(100ppm)である。
適用害虫と使用方法
作物名 適用場所 適用病害虫名 希釈倍数 使用液量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 BTを含む農薬の総使用回数
雑穀類(ひえを除く) アワノメイガ 1000倍 発生初期 但し 収穫前日まで - 散布 -
ひえ 500〜1000倍
イネヨトウ 1000倍
野菜類(パセリを除く) ヨトウムシ 500〜1000倍
アオムシ 1000〜2000倍
コナガ
パセリ アオムシ
コナガ
ヨトウムシ 500〜1000倍
ハスモンヨトウ 500倍
果樹類(りんごを除く) ハマキムシ類 500〜1000倍
りんご
ヒメシロモンドクガ
チャノコカクモンハマキ 発生初期 但し 摘採7日前まで
ヨモキ゛エタ゛シャク
たばこ アオムシ 1000〜2000倍 発生初期 但し 収穫3日前まで 2回以内
ヨトウムシ 500〜1000倍
樹木類(つばき類を除く) アメリカシロヒトリ 1000〜2000倍 発生初期 -
イラガ類 1000倍
つばき類 アメリカシロヒトリ 1000〜2000倍
チャドクガ 1000倍
イラガ類
ストック コナガ
キャベツの病害虫防除
いちごの病害虫防除
使用上の注意
  • 調製液はそのまま放置せず、できるだけ速やかに使用します。
  • 若齢幼虫に有効ですので、若齢幼虫期に時期を失わせず散布します。
  • 遅効性のため、虫はすぐには死にませんが、食害は散布後すぐに止まります。
  • 石灰硫黄合剤、ボルドー液などアルカリ性の強い濃度との混用は避けます。
  • 蚕に対して毒性があるので、散布・飛散に注意します。
  • 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。 なお、農業改良普及センター、病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。
製造: 東亜合成(株)
販売: 大塚化学(株)