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上手な使い方

茶/ヨコバイ、アザミウマ類

被害 生態
チャノキイロアザミウマ
Scirtothrips dorsalis
成虫及び幼虫が新芽、新葉、新梢を吸汁加害する。 暖地では3月中旬から、寒地では4月上旬から産卵し、卵は10〜14日後に孵化する。一番茶期の被害は少ないが、5月中旬から羽化した成虫は2番茶に産卵し、2、3、4番茶に被害をもたらす。体色は全体に黄色く、前翅は灰色。
チャノミドリヒメヨコバイ
Empodscd onukii
成虫、幼虫とも芽の芯、新葉、新梢を吸汁加害する。 年4〜5回の発生で、成虫越冬。3〜4月より産卵を開始し、その後11月ころまで世代を繰り返す。夏季に乾燥高温の時期が続くと発生量が多くなる。
特徴
  • チャノキイロアザミウマ、チャノミドリヒメヨコバイの同時防除が可能です。
  • 浸透移行性に優れ、新芽の被害を防ぐ効果に優れています。
  • 天敵への影響が殆どないためクワシロカイガラムシやカンザワハダニの土着天敵の保護に適しています。
  • 既存剤の感受性が低下したアザミウマ、ヨコバイにも有効です。
  • 摘採前日数が7日で使いやすい。
試験成績
【試験方法】
品種 やぶきた(26年生)
試験区 1区9m²、3連制
展着剤 非加用
散布 6月15日、200g/10a
虫数調査 散布直前、2日、7日後
調査方法 各区4箇所でB5判の板に叩き落とし、落下した成幼虫数を調査
被害調査 散布7日後
調査方法 各区3箇所で20cm四方の被害芋を調査(上位2葉の褐変した食害痕の有無)
(H11年 京都府立茶業研究所)

【試験方法】
品種 やぶきた(9年生)
試験区 1区9m²、3連制
展着剤 非加用
散布 8月23日、200g/10a
虫数調査 散布直前、2日、7日後
調査方法 各区4箇所でB5判の板に叩き落とし、落下した成幼虫数を調査
被害調査 散布18日後
調査方法 各区3箇所で20cm四方の被害芋を調査(葉縁または葉脈が褐変したもの)
(H11年 滋賀県茶業指導所)