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上手な使い方

なす/アブラムシ類

被害 生態
ワタアブラムシ
Aphis gossypii
常発する。通常は巻葉することはないが、新葉に寄生すると葉が多少萎縮する。 葉裏や巻柄に群生、吸汁加害する。ナス科、ウリ科、マメ科等の多くの植物に寄生する。植物ウイルスの媒介者としても重要である。体色は暗緑色から緑色で、黄色の個体もある。触角は体長よりも短い。増殖速度が早く、数日毎に密度が倍増する。
オンシツコナジラミ
Trialeurodes vaporariorum
吸汁による加害や、排泄物によるすす病の発生 関東以西では成虫や卵でも越冬し、関東以北では施設内の越冬虫が翌年の発生源になる。4〜6月、10〜12月ごろに発生が多い。体全体が粉状のロウ物質で覆われ、白い。
モモアカアブラムシ
Myzus persicae
巻葉などで生育阻害されることがある。 寒地ではモモで越冬するが、暖地では主に中間寄主植物で越冬する。体色は白色、黄色、黄緑色、赤褐色と変化が多い。ウイルスの媒介者としても重要。
特徴
  • 天敵、ミツバチ、マルハナバチに殆ど影響がないのでIPMに最適です。
  • 浸達性に優れ、新葉に移行して効果を示すため、生育期間中の防除で高い効果があります。
  • 残効性が長いため長期間アブラムシの発生を抑えることができます。
  • 薬剤抵抗性ワタアブラムシ、オンシツコナジラミの防除に有効です。
  • 新規系統の殺虫剤ですので、長期作型のローテーション防除剤に適しています。
  • アブラムシに対しては、4000倍の低濃度まで使用できます。
試験成績
【試験方法】
品種 黒陽(5月13日定植)
試験区 1区4m²(8株)、2連制
展着剤 非加用
散布 5月31日、200g/10a
調査 散布直前、3日、4日、8日後
調査方法 各区8株の第一果房より上位葉全体に寄生する虫数を調査
(H11年 広島農業技術センター)