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上手な使い方

なし/アブラムシ類

発生 巻葉 生態
ナシノアブラムシ
Schizaphis piricola
常発 縦方向、葉表を内に巻葉 ナシの芽で卵越冬後、最初の2〜3世代がナシ新葉に寄生する。その後有翅胎生雌虫が出現し、ハマスゲなどの中間寄主植物に移住、秋にナシに戻る。体色は緑色。
ユキヤナギアブラムシ
Aphis spiraecola
常発 殆どなし 5月中旬に飛来し、新梢、新葉に寄生。6〜7月に多発。
体色:黄-緑色 角状管:黒色
モモアカアブラムシ
Eriosoma lanigerum
まれ 新梢先端の縮葉 春期、新梢先端の葉裏寄生し、著しく縮葉させる。モモ、野菜、野草に主に寄生する。
ナシミドリオオアブラムシ
Nippolachnus piri
まれ なし 新梢中央脈に沿い列状に寄生、シャリンバイ、ビワ等の常緑樹で卵越冬。5〜6月にナシに移住。落葉、すす病をおこす。
無翅:黄緑 有翅:黒白縞
ワタアブラムシ
Aphis gossypii
まれ 縦方向にゆるく 5月初め第3世代に有翅虫が出現し、ナシ等中間寄主植物に移動薬剤抵抗性を持っていることが多い。
※その他、ムギクビレアブラムシ、ジャガイモヒゲナガアブラムシ、ナシノハマキワタムシなどが寄生することがある。
特徴
  • 浸達性に優れ、巻葉性のアブラムシに対しても高い効果があります。
  • ウララDFは新梢の新展開葉にも移行して効果を発揮します。
  • 残効性が長いため長期間アブラムシの発生を抑えることができます。
  • 訪花昆虫に対する影響が殆どありません。
  • 寄生蜂やテントウムシなど土着天敵に影響が殆どありません。
試験成績



【試験方法】
品種 二十世紀
試験区 1区1樹、2反復
展着剤 S-ハッテン10000倍加用
散布 5月30日、十分量
調査 散布前、3日、7日、13日、22日後
調査方法 マークをつけた5新梢の展開第1・2葉の無翅虫数を調査
(H7年長野県南信農業試験場)