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ウララDFの優れた残効性と耐雨性

ウララDFは、葉中で適度な安定性を持ち、概ね2〜3週間の残効性があります。また、耐雨性も良好ですが、有効成分が散布後葉内に取り込まれるため、降雨による流亡で効果を感じることが少ないと考えられます。
なすのモモアカアブラムシの経時的接種による残効性試験
(社内試験 石原産業中央研究所)
【試験方法】
直径17cmのポット植えナス(千両2号)を本葉4枚で摘心し、所定濃度の薬液を株あたり60ml散布した。処理後経時的にモモアカアブラムシ幼虫を葉1枚あたり5頭(合計40頭)接種し7日後に生存虫数を調査した。
【結果】
ウララDFの2000倍は、処理28日後においても高い効果を示した。ウララDF4000倍は28日後に2000倍と比べて効果がやや低下したが、十分な効果が認められた。
なすのモモアカアブラムシに対する耐雨性試験
(社内試験 石原産業中央研究所)
【試験方法】
直径10cmのポット植えナス(千両2号、5葉期)に所定量の薬剤を処理(100L/10a相当)し、3時間後、20mm/時間x2時間の条件で降雨処理を行った。処理翌日にモモアカアブラムシ幼虫を株当たり20頭接種し、7日後に死虫率を求めた。
【結果】
ウララDFの2000倍、4000倍は降雨条件下においても100%の死虫率であり、良好な耐雨性が認められた。