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野菜の細菌性病害(1)

キャベツ 黒腐病
Xanthomonas campestris
薬剤名 希釈倍数 防除価 薬害
バリダシン液剤5 800倍 51.1 -
A剤 1000倍 3.4 ±
無処理 (発病度53.6)
(平成6年 長野県農業技術センター)
  • 品種:YR家康
  • 播種:6/27
  • 定植:7/27
  • 病原菌接種日:9/14
  • 散布:9/30(少発生時)、10/7、10/14、300g/10a
  • 調査:10/18
薬剤名 希釈倍数 防除価 薬害
バリダシン液剤5 800倍 64.5 -
B剤 500倍 54.1 ±
無処理 (発病度43.4)
(平成7年 〈社〉日本植物防疫協会研究所)
結球始期からの散布で、株腐病との同時防除が可能です。
  • 品種:金糸201号
  • 播種:7/11
  • 定植:8/14
  • 病原菌接種日:9/24、26
  • 散布:9/21、10/2、10/9、220g/10a
  • 調査:10/16、結球していない葉の最も内側から5葉
はくさい 軟腐病
Erwinia carotovora
薬剤名 希釈倍数 防除価 薬害
バリダシン液剤5 500倍 59.9 -
C剤 1000倍 21.2 -
無処理 (発病度13.7)
(平成7年 愛知県農総試園芸研究所)
  • 品種:無双
  • 播種:9/12
  • 区制:1区14.4m² 40株/区3連制
  • 発病状況:少発生(自然感染)
  • 散布:10/22、30、11/7の計3回 300g/10a
  • 調査:11/14(最終散布7日後)発病株数と発病程度
薬剤名 希釈倍数 防除価 薬害
バリダシン液剤5 500倍 50.0 -
B剤 500倍 68.5 ++
無処理 (発病度42.2)
(平成7年 長野県野菜花き試験場)
  • 品種:CR郷風
  • 播種:4/20
  • 定植:5/11
  • 区制:1区6.6m² 34株/区3連制
  • 発病状況:中発生
  • 散布:6/14、21、28の計3回 350g/10a
  • 調査:7/7、発病株数と発病程度
レタス 腐敗病
Pseudomonas cicihorii,P.marginars,P.viridiflava
薬剤名 希釈倍数 防除価 薬害
バリダシン液剤5 800倍 51.1 -
A剤 500倍 45.9 ±
無処理 (発病度36.4)
(平成7年 〈社〉日本植物防疫協会研究所)
  • 品種:オーガスタ
  • 播種:4/20
  • 定植:5/9
  • 区制:1区 6m² 3連制
  • 発病状況:多発生
  • 散布:6/5、12、19の計3回 250g/10a
  • 調査:6/26(最終散布7日後)
薬剤名 希釈
倍数
防除価 薬害 汚れ
バリダシン液剤5 800倍 46.8 - -
B剤 1000倍 12.0 + +
無処理 (発病度59.2)

(平成8年 長野県農事試験場原村試験地)
結球始期からの散布で、株腐病との同時防除が可能です。
  • 品種:シャトー
  • 播種:8/9
  • 区制:1区3.5m² 28株/区 3連制
  • 発病状況:多発生
  • 散布:9/18(結球始)、25、 10/2、9の計4回 400g/10a
  • 調査:10/15(収穫期)
散布適期
結球初期よりやや早めが散布適期です。
病害の発生生態からみた防除時期は結球初期ですが、バリダマイシンAの作用特性から、結球初期よりもやや早い(細菌量の少ない)時期からの散布をおすすめします。