野菜と果物

にんじん

原産地はアフガニスタンです。
濃赤色で長い東洋種と、オレンジ色で甘みが強く、くせのない西洋種があります。現在は西洋種に人気があり、主流を占めております。
調理と食べ方
にんじんにはアスコルビナーゼとベータカロチンが含まれております。
アスコルビナーゼはビタミンCを破壊する酸素です。この酸素は熱や酸に弱いため加熱するか、油や酸の入ったドレッシングを使うと酸素の働きを抑えられます。
ベータカロチンは油と一緒にとると吸収が高まりますから、きんぴらごぼうや、天ぷらにすると効果的です。
カロチンは皮に多く含まれておりますから皮付きで調理するのが効果的です。
健康効果
カロチンが豊富に含まれており、1本の半分でビタミンAの1日の所要量がまかなえます。
カルシウムや食物繊維が多く含まれた代表的な緑黄色野菜です。
にんじんをとることにより、血中のカロチン含有率が高まり、ガンの発生率を抑えることができます。
すい臓ガンや肺ガンなどの喫煙に関連するガンや動脈硬化の抑制効果もあります。
気管支粘膜の炎症や、眼精疲労、咳には、生にんじんのおろし汁を飲むと効果があります。
よいにんじんの選び方
色が均一で、濃く艶があるもの。
肌がなめらかで形のよいもの。
固く引締まったもの。
茎のつけ根がほそいもの(芯が細かくて味がよい)。
茎が茶色だったり、芽が出ているものは避けた方がよい。