野菜と果物

こまつな

冬に採れるため冬菜、雪菜などと呼ばれていましたが、東京都江戸川区の小松川が原産地のため小松菜の名がつきました。
うぐいす菜ともいわれています。
調理と食べ方
さっと茹でて、おひたしや芥和えなどの和え物に、また、炒め物や煮びたしも良いでしょう。
油を使った調理はカロチンの吸収を高めます。
新鮮なものは、生でも食べられます。
アクが少なく、下茹でや水に晒す必要もありません。
ビタミンCは壊れやすいので、短時間の加熱の調理が良いでしょう。
調理する前に根元を冷水につけると、葉にみずみずしさが戻ります。
霧吹きでぬらし、保存袋に入れて根を下にし、野菜室で保存します。
葉が黄色くなりやすいので、早めに使い切りましょう。
健康効果
成分はほうれんそうに似ていますが、カルシウムが多いのが特徴で、ほうれんそうの5倍も含まれていますので、骨が丈夫になります。
ほうれんそうなみのカロチンにはガン予防が期待でき、豊富なビタミンCは粘膜を強くし、風邪の予防に効果的です。
ほうれんそうと一緒に青汁にすると、ガンの予防効果があります。
にらと一緒に刻んで絞った汁に、少量の日本酒を加えたものを飲むと、便秘に有効です。
よいこまつなの選び方
葉の柄が短く、厚めでピンとしたもの。
緑が濃くみずみずしいもの。
葉が丸く小ぶりのものがやわらかい。
黄色く変色したものや、しおれているものは避ける。