野菜と果物

みかん

みかんの先祖は、古事記以前の時代に中国から伝わってきたといわれています。現在のおいしいうんしゅうみかんは江戸時代前後に九州で生まれた優良品種で、明治時代に入って大きく増加しました。
食べ方
  • 朝は、体や脳が栄養不足状態。みかんは体調を整えるビタミン類や吸収しやすい糖質が多く含まれ、朝食に最適。
  • 袋ごと食べましょう。袋やスジは食物繊維で、コレステロールや糖分の吸収を抑え、大腸がんや便秘の予防効果があります。
健康効果
  • ストレスを緩和するビタミンC
    発がん抑制やストレス緩和、またシミ・ソバカス予防に効果。たばこを吸う人には特に必要。
  • お肌にうるおいとはりを与えるビタミンA
    成長に関するビタミン、妊娠や乳児には特に必要。また、お肌にうるおいとはりも。みかんに特に多いßークリプトキサンチンは免疫力強化やがん予防に効果。
  • 血圧を正常に保つカリウム
    カリウムは食塩で摂取したナトリウムの排泄を促して血圧を正常に保つ効果。調理によって失われやすいので、みかんからとると効果的。
  • 便秘を予防する食物繊維
    みかんの袋やすじには食物繊維が豊富。便秘予防や、善玉菌と呼ばれるビフィズス菌の増加を促進し、生活習慣病の予防に大きな効果。
  • 生活習慣病の予防には、まず食生活の改善など1次予防が重要ですが、最近の研究で、みかんをたくさん食べていると糖尿病・高血圧・高脂血症などにかかる割合が小さいことが明らかになりました。
  • 頭と体にエネルギーを補給する糖質
    みかんに含まれているブドウ糖、果糖は、すばやくエネルギーに変換されるので、疲労回復に効果的。ブドウ糖は脳の主要なエネルギー源。
よいみかんの選び方
  • かたちは扁平なもの。
  • 濃いだいだい色の果皮で薄く、軟らかいもの。
  • しっかりと重みのあるもの。
  • 小さい油胞がたくさんあるもの。
  • ヘタが黄色くて細いもの。
  • 果肉がつまって、果汁が多いもの。