野菜と果物

なす

原産地はインドです。
古くから日本にあるため、地方によりさまざまな品種が見られ、大きさも20g程度から500gくらいの大なすまであり、果皮の色も紫、青、白などがあります。
調理と食べ方
よく冷やして薬味をきかせた焼きなすや夏野菜たっぷりのトマト煮(ラタトゥイユ)は、夏ばて予防に効果があります。
ひき肉と一緒に炒め味噌で調理した麻婆なすや田楽、マリネも美味しい食べ方です。
なすを切って放置しておくと酸素の働きで変色するため、調理直前に切って水にさらしましょう。
漬物には小ぶりのもの、煮物には大きめのもの、焼きなすには長いもの、油料理には米なす、田楽には丸なすが適しています。
保存は袋に入れて野菜庫に保存しましょう。
健康効果
実の95%が水分です。スポンジ状の果肉のため、植物油のリノール酸やビタミンEの摂取に役立ち、コレステロールの減少に効果があります。
体を冷やす作用が強く、暑さ負けや体のほてり、のぼせに効果があります。
はれを消し痛みを止める効果があります。
歯茎や唇のはれや舌のただれには、なすのへたを干して、からからにしたものを患部に塗ると炎症をしずめ、痛みが取れます。
打撲、捻挫、軽いやけどには、冷やしたなすのシップで炎症がしずまります。
よいなすの選び方
表面が濃い紫色で、光沢があり、ひびや傷のないもの。
へたの切り口がみずみずしく、とげがちくちくするもの。
水分が多い野菜なので、軽すぎるものは中がすかすかの可能性がある。
皮が茶色いものは古くなっている。