農薬情報>殺虫剤>IGR


特長
■有効成分:メトキシフェンジド・・・20%
■性状:白色針状結晶
■安全性:普通物、A類相当
  • 新タイプのIGR剤
    ファルコンフロアブルは従来のキチン質合成阻害剤とは異なり、鱗翅目害虫に対して脱皮促進様物質として作用します。薬剤を取込んだ幼虫は異常脱皮を誘発し、最初に摂食停止状態が起こり、その後死に至らしめます。
  • 従来の殺虫剤に比べてやや遅効性ですが、他のIGR剤、例えばキチン質合成阻害剤より速効性が認められます。
  • 耐雨性に優れているため、散布後の降雨の影響を受けにくく、安定した効果が見られます。
  • 従来の殺虫剤に比べて低薬量で効果を示し、また、効果持続性が優れています。
  • 有機リン剤、カーバメイト剤やピレスロイド剤などに抵抗性を示した害虫に対して交差抵抗性は認められておりません。
  • 人畜毒性は普通物相当で、魚毒性もA類相当で甲穀類や鳥類に影響の少ない薬剤です。
  • 有用昆虫に影響が少ない
    ミツバチ、マメコバチ等の訪花昆虫やケナガカブリダニなどの捕食性天敵への影響が少ない薬剤です。
  • 使いやすいフロアブルタイプの製剤です。
  • 作物に対する薬害は認められておりません。
  • 蚕に対する影響は、他のIGR剤やピレスロイド剤と同様な毒性を示します。
  • IPM(総合防除)に最適
    ユニークな作用性と、天敵をはじめ作物や人畜に対する優れた安全性から、IPM防除にピッタリです。
適用作物及び使用方法
作物名 適用病害虫名 希釈倍数 使用液量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 メトキシフェノジドを含む農薬の総使用回数
りんご ハマキムシ類 4000〜6000倍 200〜700L/10a 収穫21日前まで 3回以内 散布 3回以内
ケムシ類 6000倍
キンモンホソガ 2000倍
ヨモギエダシャク 6000倍
なし ケムシ類 6000倍 収穫前日まで 2回以内 2回以内
キャベツ コナガ 1000倍 150〜300L/10a 収穫7日前まで
アオムシ、ヨトウムシ、ハスモンヨトウ、タマナギンウワバ 2000〜4000倍
オオタバコガ 2000倍
ハイマダラノメイガ 4000倍
はくさい アオムシ、ヨトウムシ 4000倍 収穫3日前まで
ブロッコリー ハスモンヨトウ、ヨトウムシ 4000倍 収穫14日前まで
はなっこりー ハスモンヨトウ 4000倍 収穫前日まで
つるな 4000倍 150〜180L/10a 収穫3日前まで
チャハマキ 4000倍 200〜400L/10a 摘採7日前まで
チャノホソガ、チャノコカクモンハマキ、ヨモギエダシャク 4000〜8000倍
ハスモンヨトウ 8000倍
いちご ハスモンヨトウ、オオタバコガ 4000倍 100〜300L/10a 収穫前日まで 3回以内 3回以内
ピーマン ハスモンヨトウ 4000倍 2回以内 2回以内
オオタバコガ 2000〜4000倍
ししとう ハスモンヨトウ 4000倍
オオタバコガ 2000倍
なす、トマト ハスモンヨトウ 4000倍
オオタバコガ 2000〜4000倍
レタス ハスモンヨトウ、オオタバコガ 2000〜4000倍 150〜300L/10a 収穫3日前まで
食用ぎく ハスモンヨトウ 4000倍 200L/10a 収穫7日前まで
食用金魚草 4000倍 150〜200L/10a 収穫3日前まで 3回以内 3回以内
ねぎ シロイチモジヨトウ 4000倍 収穫前日まで 2回以内 2回以内
てんさい ヨトウムシ 4000〜6000倍 100〜150L/10a 収穫7日前まで 3回以内 3回以内
おうとう ハマキムシ類 6000倍 200〜700L/10a 収穫3日前まで
はすいも(葉柄) ハスモンヨトウ 2000倍 100〜150L/10a 収穫前日まで 2回以内 2回以内
非結球レタス ハスモンヨトウ、オオタバコガ 4000倍 100〜300L/10a 収穫3日前まで 2回以内 2回以内
もも ハマキムシ類 6000倍 200〜700L/10a 3回以内 3回以内
試験成績
品種別薬害試験
有用生物に及ぼす影響
周辺作物への影響
効果持続性(チャハマキ・ヨトウムシ)
日植防試験成績一覧(茶・りんご・キャベツ)
他剤との混用事例
ファルコンフロアブルが有効な害虫
作用機構
本剤は、昆虫の脱皮ホルモン様の作用を有し、新しい表皮の形成を誘導します。前頭部の表皮形成が異常に誘導されるため、比較的速く摂食停止に至ります(十数時間以内)。その後、脱皮不全となり死に至ります。前胸腺を除去した幼虫に処理しても表皮形成されます。
使用上の注意事項
  • 桑に付着する恐れのある地域では使用しないこと。
  • 使用前に容器をよく振ってから本剤の所要量を所定量の水に薄め、よくかき混ぜてから散布する。
  • 散布量は対象作物の生育段階、栽培形態及び散布方法に合わせ調節する。
  • 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所など関係機関の指導を受けることが望ましい。
製造・販売:ダウ・ケミカル日本(株)