農薬情報>殺虫剤>IGR剤


特長
種類名 フェンピロキシメート・ブプロフェジン水和剤
有効成分 フェンピロキシメート・・・4.0%
ブプロフェジン20.0%
性状 類白色水和性粘稠懸濁液体
毒性 普通物
安全性 製品安全データシート日本農薬(株)へのリンク)
有効年限 4年
包装 500gx20
作用機構分類 IRAC 21A[フェンピロキシメート]
IRAC 16[ブプロフェジン]
  • 本剤はコナジラミ、カイガラムシに対して補完的な作用を示す、アプロード(ブプロフェジン)とダニトロン(フェンピロキシメート)の混合剤である。
  • フロアブル製剤のため薬剤の秤量がしやすく、作物に対する汚れが少ない。

アプロードエースフロアブルの製品ページへ
(製造・販売元 日本農薬(株)へのリンク)

適用および使用方法
作物名 適用病害虫 希釈倍数 使用方法 使用時期 本剤の使用回数 散布液量 フェンピロキシメートを含む農薬の総使用回数 ブプロフェジンを含む農薬の総使用回数
きゅうり コナジラミ類 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内 3回以内
すいか コナジラミ類 1000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内 3回以内
メロン コナジラミ類 1000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内 3回以内
トマト コナジラミ類 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内 3回以内
トマトサビダニ 1000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内 3回以内
なす コナジラミ類 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内 3回以内
チャノホコリダニ 1000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内 3回以内
とうがらし類 コナジラミ類 1000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内 2回以内
かんきつ(みかんを除く) カイガラムシ類 1000倍 散布 収穫45日前まで 2回以内 200〜700L/10a 2回以内 3回以内
ミカンサビダニ 1000〜2000倍 散布 収穫45日前まで 2回以内 200〜700L/10a 2回以内 3回以内
チャノホコリダニ 2000倍 散布 収穫45日前まで 2回以内 200〜700L/10a 2回以内 3回以内
みかん カイガラムシ類 1000倍 散布 収穫14日前まで 2回以内 200〜700L/10a 2回以内 3回以内
ミカンサビダニ 1000〜2000倍 散布 収穫14日前まで 2回以内 200〜700L/10a 2回以内 3回以内
チャノホコリダニ 2000倍 散布 収穫14日前まで 2回以内 200〜700L/10a 2回以内 3回以内
なし カイガラムシ類 1000倍 散布 収穫30日前まで 1回 200〜700L/10a 1回 2回以内
ニセナシサビダニ 1000倍 散布 収穫30日前まで 1回 200〜700L/10a 1回 2回以内
おうとう カイガラムシ類 1000倍 散布 収穫7日前まで 2回以内 200〜700L/10a 2回以内 2回以内
もも カイガラムシ類 1000倍 散布 収穫14日前まで 1回 200〜700L/10a 1回 3回以内
ネクタリン カイガラムシ類 1000倍 散布 収穫7日前まで 2回以内 200〜700L/10a 2回以内 2回以内
うめ カイガラムシ類 1000倍 散布 収穫7日前まで 2回以内 200〜700L/10a 2回以内 2回以内
すもも カイガラムシ類 1000倍 散布 収穫14日前まで 2回以内 200〜700L/10a 2回以内 2回以内
ぶどう カイガラムシ類 1000倍 散布 収穫30日前まで 1回 200〜700L/10a 1回 2回以内
フ゛ドウハモク゛リダニ 1000倍 散布 収穫30日前まで 1回 200〜700L/10a 1回 2回以内
いちじく カイガラムシ類 1000倍 散布 収穫14日前まで 1回 200〜700L/10a 1回 2回以内
キウイフルーツ カイガラムシ類 1000倍 散布 収穫前日まで 1回 200〜700L/10a 1回 2回以内
キウイヒメヨコバイ 1000倍 散布 収穫前日まで 1回 200〜700L/10a 1回 2回以内
ガーベラ コナジラミ類 1000倍 散布 発生初期 6回以内 100〜300L/10a 6回以内 6回以内
しきみ シキミハリナガフシダニ 1000倍 散布 発生初期 2回以内 100〜700L/10a 2回以内 6回以内
ポインセチア コナジラミ類 1000倍 散布 発生初期 6回以内 100〜300L/10a 6回以内 6回以内
カイガラムシ類 1000倍 散布 摘採14日前まで 2回以内 1000L/10a 2回以内 2回以内
チャトゲコナジラミ 1000倍 散布 摘採14日前まで 2回以内 200〜400L/10a 2回以内 2回以内
チャノナガサビダニ 1000倍 散布 摘採14日前まで 2回以内 200〜400L/10a 2回以内 2回以内
チャノミドリヒメヨコバイ 1000倍 散布 摘採14日前まで 2回以内 200〜400L/10a 2回以内 2回以内
チャノホソガ 1000倍 散布 摘採14日前まで 2回以内 200〜400L/10a 2回以内 2回以内
チャノホコリダニ 1000倍 散布 摘採14日前まで 2回以内 200〜400L/10a 2回以内 2回以内

アプロードエースフロアブルのちらし (日本農薬(株)へのリンク)
アプロードエースフロアブルのちらし(茶) (日本農薬(株)へのリンク)
アプロードエースフロアブルのちらし(落葉果樹) (日本農薬(株)へのリンク)
アプロードの殺虫スペクトル

アプロードの水稲害虫に対する作用特性
1. 既存薬剤との殺虫力の比較
2. 令別感受性
3. 残効性
4. 幼虫への殺虫作用
5. 成虫に対する影響
6. 茎葉処理による移行性とガス効果
7. アプロード粒剤の特性
8. トビイロウンカに対する箱処理+アプロード混合剤体系の防除効果
アプロードの安全性
人畜毒性・魚毒性・鳥類、有用昆虫への影響
環境生物に対する影響
環境中での安全性
アプロードの作物別害虫に対する効果および試験成績
かんきつ・落葉果樹の害虫に対する効果および試験成績
茶の害虫に対する効果および試験成績
野菜の害虫に対する効果および試験成績
花卉の害虫に対する効果および試験成績
使用上の注意事項
効果・薬害などの注意
  • 使用前に容器を軽く振る。
  • 本剤の散布適期は、幼虫が優占する時期であり、多発時及び成虫が多い時期には直ちに密度を低下させることができないので、殺成虫効果があり速効性の薬剤と組み合わせて使用することが望ましい。
  • なしの萌芽期から新梢伸長期に使用する場合、薬液が乾きにくい条件下では、葉に褐色斑点等の薬害が生じるおそれがあるので、注意して使用する。但し、施設栽培ではこの時期での使用をさける。
  • 蚕に長期間毒性があるので、桑葉にかからないように注意する。
  • 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
  • 街路、公園等で使用する場合は、散布中及び散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払うこと。
  • 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用する。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
安全使用・保管上の注意
  • 誤飲などのないよう注意する。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせる。使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受ける。
  • 眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意する。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受ける。
  • 皮膚に対して弱い刺激性があるので皮膚に付着しないよう注意する。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とす。
  • 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用する。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに洗眼する。
  • かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意する。
  • 水産動植物に対する注意事項
    水産動植物(魚類)に強い影響を及ぼす恐れがあるので、河川、湖沼及び海域等に飛散、流入しないよう注意して使用する。養殖池周辺での使用は避ける。
    水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼす恐れがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用する。
    使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきる。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さない。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理する。
製造:日本農薬(株)