農薬情報>殺虫剤>ネオニコチノイド系チアニコチニル


 ダントツ粒剤ダントツ箱粒剤ダントツ粉剤DLも参考にして下さい。
特長
■種類名:クロチアニジン水溶剤
■有効成分:クロチアニジン・・・16.0%
■性状:無色結晶
■毒性:普通物(原体)
急性経口毒性(LD50):ラット♂♀>5000mg/kg
急性経皮毒性(LD50):ラット♂♀>2000mg/kg
眼一次刺激性:ウサギ 陰性
皮膚一次刺激性:ウサギ 陰性
皮膚感作性:モルモット 陰性
■魚毒性:A類(原体)
マゴイ(LC50):>100ppm(24h)
タマミジンコ(LC50):>100ppm(24h)
■鳥類毒性(原体)
急性経口毒性(LD50):ウズラ ♂・♀>2000mg/kg
■有用生物に対する影響
蚕・・・2000倍散布で60日以上影響あり
ミツバチ(いちご)・・・2000倍散布で25日以上影響あり
マルハナバチ(トマト)・・・2000倍散布で15日以上影響あり
■天敵生物に対する影響
対象 影響期間
キクヅキコモリグモ
(水稲:ウンカ・ヨコバイ天敵)
4000倍:直接散布で影響なし
ケナガカブリダニ
(ハダニ天敵)
2000倍:直接散布で影響なし
チリカブリダニ
(ハダニ天敵)
2000倍:10日後で影響なし
オンシツツヤコバチ
(コナジラミ天敵)
長期間影響あり
ダントツは、クロロチアゾール基をもつ新しいタイプのネオニコチノイド系殺虫剤で、従来のクロロニコチニル系化合物とは構造的に異なる「クロチアニジン(試験名:TI-435)」を有効成分とする殺虫剤です。
ダントツは、半翅目、双翅目、甲虫目、鱗翅目、アザミウマ目、直翅目の各種害虫に効果を発揮し、低濃度で幅広い殺虫スペクトラムを発揮するという特長を有しております。
今回登録(H14/4/24)となりましたダントツ剤は、「ダントツ水溶剤(果樹・野菜・茶・水稲・花卉)」、「ダントツ粒剤(野菜・花卉)」、「ダントツ粉剤DL(水稲)」です。
なお、「デラウスダントツ箱粒剤(水稲箱処理)」につきましても、近日中に登録の予定です。
  • 新しい作用性
    ダントツは、クロロチアゾール其をもつ新規ネオニコチノイド系殺虫剤で、従来のクロロニコチニル系化合物とは構造的に異なります。また、有機リン・カーバメート・合成ピレスロイド剤に対する感受性が低下した害虫にも高い効果を示します。
  • 幅広い殺虫スペクトラム
    半翅目・双翅目・甲虫目・鱗翅目・アザミウマ目の各種害虫に優れた防除効果を発揮します。
  • 優れた浸透移行性
    浸透移行性があるので、次々と伸びる新梢に寄生するアブラムシ類やミカンハモグリガに対しても高い効果を示します。
  • 長い残効性
    2000倍から4000倍の茎葉散布で、残効性に優れ、2〜3週間高い防除効果を示します。
  • 使いやすい
    顆粒タイプの水溶剤で粉立ちが少なく溶けやすいので、調製が簡単です。また、作物が汚れる心配もほとんどありまぜん。
希釈早見表
※4000倍の場合、125gボトル1本で500gの薬液ができます。
適用病害虫名及び使用方法
作物名 適用病害虫名 希釈倍数 使用液量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 クロチアニジンを含む農薬の総使用回数
ウンカ類、ツマグロヨコバイ、カメムシ類、イネドロオイムシ 4000倍 60〜150L/10a 収穫7日前まで 3回以内 散布 4回以内(移植時までの処理は1回以内、本田での散布、空中散布、無人ヘリ散布は合計3回以内)
ウンカ類、カメムシ類、イネドロオイムシ 1000倍 25L/10a
稲(箱育苗) ウンカ類、ツマグロヨコバイ、フタオビコヤガ 200倍 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱当り500ml 移植3日前〜移植当日 1回 育苗箱の上から均一に散布する。
イネドロオイムシ、イネミズゾウムシ 200〜400倍
きゅうり ミナミキイロアザミウマ、アブラムシ類、コナジラミ類 2000〜4000倍 100〜300L/10a 収穫前日まで 3回以内 散布 4回以内(育苗期の株元処理及び定植時の土壌混和は合計1回以内、散布及び定植後の株元散布は合計3回以内)
メロン アブラムシ類 4000倍
コナジラミ類、ミナミキイロアザミウマ 2000〜4000倍
トマトハモグリバエ 2000倍
すいか アブラムシ類 4000倍 4回以内(定植時の土壌混和は1回以内、散布は3回以内)
ミナミキイロアザミウマ、ウリハムシ 2000倍
なす ミナミキイロアザミウマ、ハモグリバエ類 2000倍 4回以内(育苗期の株元処理及び定植時の土壌混和は合計1回以内、散布及び定植後の株元散布は合計3回以内)
アブラムシ類、マメハモグリバエ、コナジラミ類 2000〜4000倍
トマト、ミニトマト アブラムシ類、コナジラミ類 2000〜4000倍 4回以内(育苗期の株元処理及び定植時の土壌混和は合計1回以内、散布及び定植後の株元散布は合計3回以内)
ハモグリバエ類 2000倍
ピーマン アブラムシ類、コナジラミ類 2000〜4000倍 2回以内 3回以内(育苗期の株元処理及び定植時の土壌混和は合計1回以内、散布は2回以内)
ミナミキイロアザミウマ 2000倍
だいこん アブラムシ類 2000〜4000倍 収穫7日前まで 3回以内(は種時の土壌混和は1回以内、は種後は2回以内)
レタス 2000〜4000倍 収穫3日前まで 3回以内(育苗期の株元処理は1回以内、散布は2回以内)
ナモグリバエ 2000倍
キャベツ アブラムシ類 2000〜4000倍 3回以内(は種時の散布、育苗期の株元処理及び定植時の土壌混和は合計1回以内、散布は2回以内)
アオムシ、コナガ 2000倍
ねぎ ネギアザミウマ、ネギハモグリバエ 2000〜4000倍 4回以内 4回以内(植付時の植溝処理は1回以内、株元散布は2回以内)
ばれいしょ アブラムシ類 4000倍 収穫7日前まで 3回以内 4回以内(植付時の土壌混和は1回以内、植付後は3回以内)
1000倍 25L/10a
テントウムシダマシ類 2000〜4000倍 100〜300L/10a
てんさい テンサイトビハムシ、カメノコハムシ、テンサイモグリハナバエ 100〜200倍 1L/ペーパーポット1冊(3L/m²) 定植前 1回 苗床灌注 4回以内(定植前の苗床灌注は1回以内、散布は3回以内)
カメノコハムシ、テンサイモグリハナバエ、アブラムシ類 2000〜4000倍 100〜300L/10a 収穫14日前まで 3回以内 散布
豆類(種実、ただし、だいず、らっかせいを除く) アブラムシ類 2000〜4000倍 収穫7日前まで 3回以内
だいず マメシンクイガ 2000倍 4回以内(は種時の土壌混和は1回以内、散布は3回以内)
アブラムシ類、カメムシ類、フタスジヒメハムシ 2000〜4000倍
にがうり ミナミキイロアザミウマ 2000〜4000倍 収穫前日まで 3回以内
チンゲンサイ アブラムシ類 2000〜4000倍 収穫14日前まで
ハモグリバエ類 2000倍
みずな アブラムシ類 2000〜4000倍 収穫7日前まで
オクラ 2000〜4000倍 収穫前日まで
れんこん クワイクビレアブラムシ 2000〜4000倍 収穫7日前まで
えだまめ アブラムシ類、カメムシ類、フタスジヒメハムシ 2000〜4000倍 収穫3日前まで
ブロッコリー アオムシ、コナガ 2000倍 4回以内(は種時の散布、育苗期の株元処理及び定植時の植穴処理土壌混和は合計1回以内、散布は3回以内)
アブラムシ類 2000〜4000倍
にら アブラムシ類、ネギアザミウマ 2000〜4000倍 3回以内
非結球レタス ナモグリバエ 2000倍 2回以内 3回以内(育苗期の株元処理は1回以内、散布は2回以内)
アブラムシ類 2000〜4000倍
アスパラガス アブラムシ類、ネギアザミウマ、ジュウシホシクビナガハムシ 2000〜4000倍 収穫前日まで 3回以内 3回以内
りんご カメムシ類、キンモンホソガ、ギンモンハモグリガ、シンクイムシ類、アブラムシ類、コナカイガラムシ類、リンゴワタムシ、ケムシ類 2000〜4000倍 200〜700L/10a
なし シンクイムシ類、アブラムシ類、コナカイガラムシ類、カメムシ類、ケムシ類 2000〜4000倍
すもも カメムシ類 2000〜4000倍 収穫3日前まで
アブラムシ類 4000倍
もも アブラムシ類、モモハモグリガ、シンクイムシ類、カメムシ類 2000〜4000倍 収穫7日前まで
コガネムシ類 2000倍
おうとう オウトウショウジョウバエ、カメムシ類 2000倍 収穫前日まで 2回以内 2回以内
うめ ケシキスイ類 2000倍 収穫3日前まで 3回以内 3回以内
アブラムシ類、ケムシ類、カメムシ類 2000〜4000倍
ぶどう コナカイガラムシ類、チャノキイロアザミウマ、フタテンヒメヨコバイ 2000〜4000倍 収穫前日まで
かんきつ アブラムシ類、ミカンハモグリガ、アザミウマ類、ケシキスイ類、コアオハナムグリ、ツノロウムシ、コナカイガラムシ類、ゴマダラカミキリ、カメムシ類、アゲハ類、アカマルカイガラムシ 2000〜4000倍 収穫7日前まで 4回以内(樹幹散布は1回以内、散布は3回以内)
ミカンバエ、ミカンコナジラミ、ミカンキジラミ 2000倍
ミカンハモグリガ 20倍 100ml/樹 収穫150日前まで 1回 樹幹散布
ミカンキジラミ 40倍 200ml/樹
げっきつ 40倍 生育期 4回以内 4回以内
かんきつ(苗木) ミカンハモグリガ、ゴマダラカミキリ 20倍 10〜100ml/樹 春芽・夏芽又は秋芽の発生前 3回以内 3回以内
かき カキノヒメヨコバイ 4000倍 200〜700L/10a 収穫7日前まで 散布
アザミウマ類、コナカイガラムシ類、カキノヘタムシガ、カメムシ類 2000〜4000倍
マンゴー アザミウマ類、コナカイガラムシ類 2000〜4000倍
いちじく アザミウマ類 2000〜4000倍 収穫3日前まで
ネクタリン アブラムシ類、モモハモグリガ、シンクイムシ類、カメムシ類 2000〜4000倍
コガネムシ類 2000倍
あんず アブラムシ類 4000倍
とうがん ミナミキイロアザミウマ 2000倍 100〜300L/10a
食用へちま アブラムシ類 2000倍 収穫前日まで
パパイヤ ナガカタカイガラムシ、ヒラタカタカイガラムシ 2000倍 200〜700L/10a 収穫3日前まで
かぼちゃ アブラムシ類 2000〜4000倍 100〜300L/10a 4回以内(定植時の土壌混和は1回以内、散布は3回以内)
みょうが(花穂) ナスコナカイガラムシ 2000倍 収穫前日まで 散布、但し花穂の発生期にはマルチフィルム被覆により散布液が直接花穂に飛散しない状態で使用する 3回以内
みょうが(茎葉) 2000倍 みょうが(花穂)の収穫前日まで 但し、花穂を収穫しない場合にあっては開花期終了まで 散布
マダラカサハラハムシ、ミカントゲコナジラミ 2000倍 200〜400L/10a 摘採7日前まで 1回 1回
チャノキイロアザミウマ、チャノミドリヒメヨコバイ、チャノホソガ 2000〜4000倍
コミカンアブラムシ 4000倍
ブルーベリー アブラムシ類 2000倍 200〜700L/10a 収穫45日前まで 3回以内 3回以内
ケムシ類 2000〜4000倍
きく ナモグリバエ、アブラムシ類 4000倍 1L/m² 発生初期 4回以内 生育期株元灌注 4回以内
アザミウマ類 4000倍
2000倍 100〜300L/10a 散布
アブラムシ類、ハモグリバエ類、カメムシ類 2000〜4000倍
ばら アブラムシ類、ミカンキイロアザミウマ 2000〜4000倍
ゆり、チューリップ、カーネーション アブラムシ類 2000〜4000倍
つつじ類 ツツジグンバイ 2000〜4000倍
作物名 適用場所 適用病害虫名 希釈倍数又は使用量 使用液量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 クロチアニジンを含む農薬の総使用回数
水田作物、畑作物(休耕田) ヨシ、オギ、ススキ、セイタカアワダチソウ等の多年生雑草が優占している休耕田 カメムシ類 4000倍 60〜150L/10a - 4回以内 散布 4回以内
作物に対する安全性
これまでの試験では、以下の品種について薬害の事例はありません。
作物名 品種
かんきつ 青島温州、宮川早生、原口早生、興津早生、大浦早生、上野早生、林温州、尾崎、不知火、白柳ネーブル、日向夏、宮内伊予柑、八朔、新甘夏、南柑4号、川野夏橙、レモン、ポンカン、甘夏、写生温州
りんご ふじ、つがる、むつ、スターキングデリシャス、ジョナゴールド、王林、きおう、紅玉、さんさ、陽光、千秋、世界一、シナノスイート、秋映、シナノゴールド、シナノレッド、あかね、北斗
もも あかつき、大久保、興津、白鳳、白桃、武井白鳳、武井早生鳳、愛知白桃、缶桃、川中島白桃、ちよひめ、ふくえくぼ、橋場白鳳、ゆうぞら、長沢白鳳、浅間白鳳
ぶどう 巨峰、マスカットオブアレキサンドリア、デラウエア、高尾、藤稔、甲斐路、ネオマスカット
試験成績
カメムシ類(かんきつ)
アブラムシ類(りんご)
キンモンホソガ(りんご)
シンクイムシ類(りんご)
モモハモグリガ(もも)
コナカイガラムシ類(ぶどう)
マメハモグリバエ(トマト)
ミナミキイロアザミウマ(メロン)
シルバーリーフコナジラミ(メロン)
ワタアブラムシ(メロン)
速効性
作物別防除マニュアル
かんきつ
りんご
もも
ぶどう
ダントツを使った防除マニュアル
他剤との混用事例
使用上の注意事項
  • 散布量は対象作物の生育段階、栽培形態および散布方法に合わせ調節して下さい。
  • 稲(箱育苗)に使用する場合は、育苗箱の上から所定量の希釈薬液を均一に散布して下さい。軟弱徒長苗、むれ苗、移植適期を過ぎた苗などには、薬害を生ずるおそれがあるので注意して下さい。
  • 稲及びばれいしょに1000倍希釈で使用する場合は、所定量を均一に散布できる乗用型の速度連動式地上液剤少量散布装置を使用して下さい。
  • かんきつに樹幹散布で使用する場合は、樹幹部から地際部に十分量を散布または塗布して下さい。
  • かんきつに樹幹散布で使用する場合は、散布液が葉にかかると薬害を生ずるおそれがありますので、葉にかからないように十分注意して下さい。
  • ぶどうに使用する場合、袋かけ前までの幼果期に散布すると品種によっては果粉が溶脱するおそれがあるので注意して下さい。
  • 蚕に対して影響があるので、桑に付着するおそれのある場所では使用を避けて下さい。
  • ミツバチを放飼している地域では使用をさけてください。
  • マルハナバチに影響を及ぼす恐れがあるので注意して下さい。
  • 本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所など関係機関の指導を受けて下さい。
  • 本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意して下さい。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けて下さい。使用後は洗顔して下さい。
製造: 住友化学(株)
グリーンジャパンホームへ