農薬情報>殺虫剤>天敵昆虫
特長
■種類名:オンシツツヤコバチ剤
■有効成分:オンシツツヤコバチ(エンカルシア・フォルモーサ)羽化雌成虫・・・50頭/カード
■性状:黒色寄生蛹
■包装:50カード/セロファン紙・紙箱
  • 天敵生物であり、環境に対する影響、各種残留問題、人畜に対する毒性の心配がありません。
  • オンシツコナジラミ、タバココナジラミ(シルバーリーフコナジラミを含む)などのコナジラミ類に高い寄生率を示します。
  • コナジラミ類の発生極初期に使用することで、長期間、経済的に密度を抑制します。
  • 天敵生物なので、感受性低下の心配はありません。
  • ホストフィーディング(寄主体液摂取)によりコナジラミ幼虫をツヤコバチ雌成虫が捕食します。
  • カードを枝などに吊り下げるだけなので放飼が簡単で、労力の軽減がはかれます。
  • 放飼の処理が簡単で、労力の軽減がはかれます。
  • JAS法に適合し、農薬散布回数にカウントされませんので、有機栽培・減農薬栽培等でも使用可能です。
  • オンシツツヤコバチについて
    • 放飼回数:1週間間隔で4回放飼します。
    • 大きさ:成虫の体長・・・雌=0.6mm
    • 活動可能温度:15〜30 ℃、酷暑、厳寒期は避ける。
    • 最適温度・湿度:25 ℃前後・75%
    • 産卵限界温度発育零点:11℃、11℃
    • 飛翔限界温度:17℃
    • 寄生範囲:
      • オンシツコナジラミに高い選好性を示す。
      • タバココナジラミにも寄生する。
    • 総産卵数:雌1頭当り約300卵、1日当り約16卵
    • ホスト・フィーディング:雌1頭当り約150頭のコナジラミ幼虫から体液を吸収する。
葉裏についたマミー
エンストリップ
コナジラミ幼虫に寄生するツヤコバチ
登 録 内 容
作物名 適用害虫名 使用量 使用時期 使用回数 使用方法
野菜類(施設栽培) コナジラミ類 25〜30株
当たり1カード
発生初期 放飼
ポインセチア(施設栽培)



使用方法
  • 放飼方法
    • 施設内で本剤を外箱から出し、セロファン袋から取り出します。
    • カードに張り付けてある寄生蛹(マミー)を指でつぶさないように注意しながらミシン目に従って切り離します。
    • カードは25〜30株当り1カードの割合で枝等に吊り下げて放飼します。
    • カード上の寄生蛹(マミー)から、オンシツツヤコ バチが羽化すると明るい方向(上)へ向かって飛翔する傾向があるので、膝の高さから花が咲いている 高さよりやや低めの高さの間にカードを吊り下げてください。寄生されたコナジラミ幼虫は黒化するため、寄生の確認が容易です。
    • タバココナナジラミ(シルバーリーフコナジラミを含む)が発生している場合はエルカードを 併用します。エンストリップのみでコナジラミ類を防除するのではなく、粘着トラップ ホリバー(イエロー) を併用したり、微生物殺虫剤マイコタールを散布して、なるべくコナジラミ類の密度を下げてください。
    • 必要量の目安・・・1週間に10aあたり1箱x4回
  • 天敵導入のためのアドバイス
    • 周辺の除草
    • ハウスの出入口・換気扇・サイドに寒冷紗
    • 他の害虫の防除(天敵又は薬剤)
    • マミーがつき始めてからの葉かきはなるべく遅めのタイミングでしてください。
  • 低温期の注意
    12月〜2月くらいの低温期はコナジラミの増殖速度の方が天敵よりも早くなるので、この時期は化学農薬による防除が必要となる場合があります。
  • 成功のために・・・
    • あたたかい季節に使うこと。
    • コナジラミ密度が低いこと。
エンストリップと微生物農薬「ボタニガードES」との組み合わせ
微生物農薬「ボタニガードES」、天敵農薬「タイリク」との併用で更に効果を倍増します。
効果のしくみ

使用上の注意
  • 本剤はコナジラミ類に寄生する天敵オンシツツヤコバチの寄生蛹(マミー)をカードに張り付けた製剤である。
  • オンシツツヤコバチの生存日数は短いので、入手後直ちに使用し、使いきる。
  • カードは25〜30株当たり1カードの割合で枝等に吊り下げて放飼する。
  • コナジラミ類の生息密度が高くなってからの放飼は十分な効果が得られないことがあるので、これらの害虫がまだ低密度で散見され始めたときに最初の放飼をする。
  • 天敵としてオンシツツヤコバチが有効な密度(1株当たり約2頭)を保つため、オンシツコナジラミとタバココナジラミの発生初期より1〜2週間間隔で圃場全面に放飼することが望ましい。
  • オンシツツヤコバチの活動に影響を及ぼすおそれがあるので、本剤の放飼前後の薬剤散布は避ける。
  • 本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないよう注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
  • 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用する。なお、農業改良普及センター、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。